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現役メタルバンドが選ぶ3曲

中学1年生のときに兄の借りてきたQUEENを聴かされ、そこから一切テスト勉強をしなくなるぐらい洋楽ロック、ヘヴィメタルにハマってしまった。

それからいろんなバンドを聴くことになったが、今思っても最高というか原点のような曲がある。

まずはSKIDROWのYouth Gone Wild

当時高校生の自分にはあまりにもかっこよすぎた。

この時すでにエレキギターは持っていたが、バンドを結成するつもりはなかった。

あくまで好きなリフを弾きたいと思う程度だった。

しかしこの曲を聴いて僕はバンドを結成すると決意した。

それぐらい衝撃を受けた。

男らしさとセクシーさは両立するのである。

360度どこから見ても美しい。

僕はスキッドロウになることを目指し、近所の友達に声をかけ現在のツインテールに至るのである。

近づけもしなかったけどね。


そしてメタリカのクリーピング・デス

メタリカを最初を聴いたときはブラックアルバムは好きになれたのだが、それ以外のアルバムはなんかうるさく感じて好きにはなれなかった。

ところが1年ほど過ぎた頃にライヴビデオを手に入れ観てみると、ライヴの迫力、ジェイムズの男らしさとダウンピッキング、楽曲のスピード感とヘヴィさ、とにかく衝撃だった。

言葉では言い表せないような感動を覚えた。

男が男に惚れる。

メタリカの演奏は僕のオス度を上げてくれるかっこよさがあった。

そしてバンドとはアルバムではなくライヴでしか本当の価値は分からないと理解した。


最後にジューダスプリーストのフリー・ホイール・バーニング

ジューダスプリーストのアルバム『Defenders of the Faith』は大好きなアルバムでこの曲はもちろん好きだったのだが、このライヴビデオPriest Live で演奏されているフリー・ホイール・バーニングは原曲よりも速く鋭く、そしてロブの歌声がキレまくっているのだ。

ライヴというのは連続で歌う必要があるのでどうしても声量が落ちる箇所がある。

それに比べてCDに収録されている歌は1曲を歌うだけなので最後まで声量は安定する。

しかしそんなものは杞憂である。

この時のロブの声量はまさに神がかっている。

ライヴとは?メタルとは?ヴォーカルとは?

ライヴでメタルバンドが演奏するために必要なことは神々が教えてくれた。

この映像作品を観れば答えは解る。


ツインテールの音楽にこれら3つのバンドがどのように影響を与えているのかは自分では分からないが、もし出会っていなかったら確実に違う形のバンドが出来上がっていただろう。

真のバンドとは数か月とか1年かけて作り上げた曲をたった1度のライヴで破壊し、焼き尽くし、昇華させて生まれ変わらせる。

その曲の本当の姿は実際にライヴを体験するしかない。

僕に影響を与えた3曲はそんなことをいつも教えてくれる。


#スキな3曲を熱く語る

サポートいただければツインテールの活動がより円滑に動きます! それはつまりジャパニーズヘヴィメタルが動くということだ!