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5w3d「双子ちゃんですね」からのあれこれ

2019年1月中旬。2人目の出産を目指して、8度目の受精卵移植を行いました。

去年の12月に4回目の採卵を行い、採れた卵子は8個。内正常受精は4個(半分…)。過去7度の移植のうち、心拍確認後の流産が1回。残り6度はかすりもしない陰性でした。

現在不妊治療では、限られた時間で妊娠の確率を高めるために、2個までの移植が認められています。(昔はもっと多数の受精卵を移植していた時代もあったそう。あまりにも多胎が増え、ハイリスク妊婦量産しすぎ!という声に応えて、2個までに制限されたとか)

2個移植するということは、双子になる可能性が勿論あります。当たり前ですが。でも、7度もダメだった私は、とにかく少しでも可能性を上げたい!という一心で、病院に勧められるままに2個移植を選択しました。

2020年1月末、判定日。いつもは自己判定をしてから行くことが多いのですが、今回は病院で初めて結果を聞きました。まさかの陽性! ちょうどその日の朝に旦那氏と喧嘩をしたこともあり、「見たか!」と誇らしいような気持ちで報告の電話。実母にもメールしました。

そして一週間後、5w3d胎嚢確認の日。内診の先生がエコーで慎重に探っていくと…素人目にもはっきりと、胎嚢らしき黒い影がふたつ。ふたつ⁈

「あぁ、双子ちゃんですねぇ」「どちらも卵黄嚢が見えます。赤ちゃんの姿は見えませんが、今のところ順調に育ってますよ」

先生の言葉に相槌を打ちながらも、頭の中は「ええぇ双子⁉︎ 大変だ…」とぐるぐる状態。内診室を出てすぐに、旦那氏にメール。不妊治療のことを相談している近しい友人にもLINEで報告しました。

過去7回もダメだった(内4回は2個移植している)のに、ここに来て急に2個とも着床するんだ…と、しばし呆然。大丈夫なのか、私。そんなに体力に自信ないよ。どうなるんだ、私。

妊娠したという喜びと胎嚢確認できたという安心が、双子というインパクトで吹っ飛んでいった感じ…。

治療仲間の友人(医者)からLINE。「産科の先生が、不妊治療の病院は双子ばっかり作って送り込んでくる、勘弁してほしいって言ってたよ」と聞き、そうだよね、そりゃ産科の先生からしたらそう言いたくもなるよね…としゅんとなる。なんか、不妊治療で双子妊娠してごめんなさい、と小さくなるような気持ち。妊娠してハッピー、お花畑〜☆とはいきませんでした…。まぁもともとそういうタイプではないけども。

そしてその日から容赦なく始まるつわりと頭痛の怒涛の日々。双子はつわりも2倍と聞いていたが、これがそれか…!

ハイリスク妊婦としての第一歩を、おののきながら歩み始めた2月。今までの経験で分かってはいたけど、とにかく不妊治療ほど思うようにならないものはありません。でも、多分人生最後の妊娠。これからの貴重な日々に色々思うことを、記録していけたらと思います。

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