【現実を錬成するシリーズ】　⑳あなたが本当に望んでいるもの

『本物のオーダーなら必ず叶うのだけど、本物のオーダーって究極的には＂1つ＂なんだよね。』

「本物のオーダー…？？」

『そうだよ。本物のオーダーを知ることが、願いを叶える上で大切なんだ。』

（前回のはこちら⇧）

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

『前も話したけど、【未来に自分がどんな状態になりたいか？】。これがその人のほしいもの、つまりオーダーなわけだ。』

「ええ。言ってましたね。」

『これはね、好きな人と結婚したい、みたいな恋愛のオーダーでも同じ。結婚が叶わない人はオーダーがそもそも間違っているんだよ。』

「ん？どういうことですか？」

『これから話していくね。よく理想のパートナーを見つけたい！と願う人がいるけれど…
好きな人と本気で一緒になりたいなら、理想の人と結婚するなんてむずかしくないよ。』

「へー。めっちゃカンタンなんですか？」

『カンタンだよ。
じゃあ、なんで叶わないかと言ったら、、、』

「うん。」

『好きな人自体が欲しいわけじゃないからなの。』

「好きな人が欲しいわけじゃない…？？」

ーーーーーーーー

『例えばさ…いつまでも1人だけ独身はイヤだから結婚したい場合、独身がイヤなだけでその人が欲しいわけじゃない。』

「うんうん。」

『既婚者の方が社会的地位が高いし、世間体がいいから……というのも、見栄えを気にしているだけでその人が欲しいわけじゃない。独身でも人から尊敬されたり、立場が手に入るならそれでいい。深層心理ではね。』

「うむうむ。」

『1人がさみしい、心が満たされないから、好きな人と結婚したい、というのも今の不満を解消したいだけだから、別に結婚じゃなくてもいい。仕事が楽しくなったり、人との交流が増えたら、結婚したい気持ちは減っていく。』

「うんうん。」

『異性に守ってもらいたい、というのも、＂安心して毎日過ごしたい＂がオーダーだから、別に結婚じゃなくても叶えられる。』

「ふんふん。」

『人の温もりが欲しいというのも、パートナーじゃなくても満たせる。例えばの話、動物でも温もりは感じられるからね。』

「う、うん。」

『結婚しとかないと将来や老後が不安というのも、結婚じゃなくていい。蓄えや健康な身体を100歳まで維持できればいいし、介護施設に入ったっていい。』

「うん。」

『つまりね、、、好きな人がほしいでもなく、結婚したいでもなく、人からよく見られたい、幸せを感じたい、1人がイヤ、未来が心配というのが本音なら、好きな人と一緒に幸せになる、という道でなくてもいいんだよね。』

「そっか…他のことでも叶えることができるからですね。」

『結婚というのも、＂手段＂だからね。これは、就職も起業もお金も人間関係もそう。深層心理的には、手段はなんでもいいから、少しでもネガティヴな気持ちがあると、オーダーを叶えるためにその手段を選ばなくなるの。』

「ネガティヴな気持ち？」

『つまりね…恋愛や結婚、異性に対して深層心理で少しでもネガティヴなイメージがあると、結婚以外で幸せをつくってしまうわけよ。』

「結婚は大変とか、親戚付き合いがとか、1人のほうが気楽だから、とか…最近なら、仕事に支障が出るとかですか？」

『1人1人違うけど、そんな感じだね。』

「そっか。ネガティヴな体験をするかも…と信じているなら、確かに叶えるのをためらうかもしれないですね。」

『そうなの。オーダーってね、究極的には1つだけなんだよね。』

「1つだけ？」

『幸せな気持ちになりたい。あなたが満足な気分にひたれる状態が欲しいってことなの。』

「幸せな気持ち…。」

『なんのために＂結婚したい＂のか。なんのために＂好きな人と一緒になりたい＂のか。究極的には未来に幸せを見ているからだよね。』

「そうですね…。幸せになりたい。だれもが望むことですよね。」

『幸せを感じる方法は無限大だからこそ、深層心理では、結婚以外の選択肢をとることも沢山あるのよね。』

「うんうん。少しわかるかも。…じゃあ、結婚できる人の特徴ってなんですか？」

『2つある。1つは、結婚することにネガティヴイメージが少ない。ポジティブなイメージの方が勝っていること。』

「うむ。さっきの要素と反対になるんですね。」

『もう1つが、好きな人そのものを愛していること。こちらは結婚という手段でなくとも、生涯愛し合えるパートナーと一緒にいられる。こっちのほうが理想的かもね。』

「え？愛があるから結婚するんじゃないですか？」

『愛するとは奥深いの。これを理解できたら、何もかも願いが叶う人生になるよ。だけど、これはまたいつか話すよ。』

「ふーん。難しい…。」

『今日の話のまとめはね、オーダーというのは最後に求めている状態のこと。もし叶っていないことがあるなら、叶っていないと思っているだけで、他の手段で、すでに叶えている可能性があるよ。あなたが＂何がほしくてそれを願ったのか＂自分に聞いてみて。そしたら見えてくるものがあるはずだよ。』

つづく。