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【現実を錬成するシリーズ67】 自分に"与えたいもの"が入ってくる



『この世界はあなたが先さ。だから、自分に与えたもの、与えようとしたものしか入ってこないんだよね。』



(前回まではこちらから⇧)


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「ハイヤーさーん。」



『どうしたの?』



「昨日、不思議なことがありました。」



『うん。何したの?』



「今週の日曜日に、ケーキ作りをしたんです。
パウンドケーキを作ろうと思って挑戦しました。」



『うんうん。』



「思ったよりは、うまくできなくて…
あまり、フワフワにならなかったんですね。
で、次の日ですね。月曜日ももう一度挑戦してつくって…やっぱりまた、フワフワにならなかったわけです。


『うんうん。』


「フワフワ…。食べたいなぁ。もっとフワフワなパウンドケーキが食べたいなぁ。そんなことを思いながら、
作ったパウンドケーキを半分残して寝ました。
そして、昨日の朝、冷蔵庫を見て、"あ、パウンドケーキ、帰ってきたら食べよう。
そんなことを言いながら、仕事に行きました。」



『うんうん。』



「そしたらですよ、
なんとなんと、その日、料理好きの上司から、手作りのシフォンケーキをプレゼントされました。



『へー。面白いねー。パウンドケーキじゃなくて、
シフォンケーキなんだね。



「ええ。もう。シフォンケーキですから、
フッワフワ。フワフワですよ!!
さすが料理好きの上司ですよ!」



『うんうん。よかったねー。美味しかったね。不思議だねー。』



「しかもですね。もらったシフォンケーキ。2ピースもらったんですが、実は、私が残しておいたパウンドケーキも2ピースだったんですよね。



『へー。同じだね。これも不思議だねー。』



「まあ。なんとなく理由はわかりますよ。
1つは、私がフワフワのケーキ食べたーい。って言っていたから。」



『うんうん。"フワフワ"って、オーダーだしたからだね。』



「2つ目は、2ピースのパウンドケーキをじっと見したからですね。」



『そうだね。ジーっと見ていたからね。
じーっと見ていたものは、頭に映像として残るから、また再現されやすいのよ。』



「ですね。この世界、頭の中のフィルムが
スクリーンに映し出されているんですものね。」



『うん。見てたら"くる"よ。そりゃあ。』



「最後の3つ目。
私がパウンドケーキを作ろう、食べようと思いたったから。



『そう。その通り。
実はね、この世界はあなたがあなた自身に与えたいと思ったものしかやってこないんだよね。




「やってこない?」




『そう。やってこない。
もしあなたが。パウンドケーキ食べたい。食べたーい。って言ってるだけだったら、パウンドケーキは現れないさ。欠乏感だから。』



「欠乏感?」



『そう。欠乏感。
ないものを欲しがるときはだいたいは欠乏感があるのよね。心の内側に。』



「たしかに。あると思っているものは、欲しがらないわけだから。」



『うんうん。それでね、
あなたがあなたに先に与えたもの。それはさ、
あなた自身がもうすでに満たされてしまってるじゃない?』



「たしかに!満たされています!というか、
追わない。追ってないですよね。とくに。」



『そういうことなのよ。あなたがあなたに先に与えたもの。それは、欠乏感ではなく、満足が先にくる。
手に入った。が先にくる。
だから、現れてくれるし、あなたのもとにやってきてくれるのよね。』



「そうなんですね。そういうメカニズムなんですね。」



『そう。そしてこれはね、
他人から与えられるものも同じなのよ。』



「他者から与えられるものも同じ??」



『そう。同じ。
よく、他者からあれがほしい。これがほしい。
という言葉を聞くけれど、
他者からもらえるものはあなたがあなたに与えたものなんだよ。



「私が……私に与えたもの??」



『そう。だからさ、
例えば、、自分のために何もしないとするじゃない?
自分に好きな洋服をあげたり、好きな食べ物を食べさせてあげたり、好きな仕事とかもそうかな。
自分に与えようとしないなら、やっぱりこの世界には現れない。あなたのところにはやって来ないんだ。
この世はあなたが"先"だからね。



「そっか。私が先。栄養を与えて育つから水も与えてもらえる感じかな。」



『そうだね。枯れかけの花にお水をやろうとする人は少ないかもね。』



「うんうん。意味わかりますよ。」



『今回はさ、久しぶりに、あなたケーキ作ったじゃない?自分のために。ここのところ、あまり一息つけなくて、リラックスする時間があまりなかった。』



「たしかに。最近は、仕事のこと。そのための勉強のことばかり、頭にあって、それ以外のことがあまり頭に浮かんでなかったですね。」



『それはそれでいいのだけど、
元々好きな料理とかファッションとか、おろそかにしていたよね。心の余裕が少なくなっていたよね。』



「そうですね。美味しいもの食べて喜ぶとか、味を感じるとかそういう余裕を作っていなかったかもしれないです。だからこそ、こうやってケーキ作って食べて一息つく時間ってすごく貴重だなぁ。と日曜日は思いましたね。」



『うんうん。あなたは久々に、それを自分に与えてあげたわけよね。フワフワもオーダー出して、楽しもう。味わおうとした。
だから、他人からも与えてもらえたのよ。
プレゼント"という形でね。』



「うん。プレゼントがきた。ご褒美が来たって感じですね。だけどそれは、私が私に与えることを"許した"からきた。そういうことなんですよね。」



『そうだね。だから、何かをねだったり、ほしくなったり、そんなときこそ、自分で自分に与えてほしい。
誰よりも真っ先にね。
そうやって与えるとあなた自身も満たされるし、
あなたがあると思っているもの、あなたが満足いくものは、もっともっとあなたの元にやってくるからね。』



「うんうん。ですね。自分に与える。
もっと与えていいんですよ。私たちは。
与えたものしか入ってこないのですから。この世界は。」



『そうだね。
あなたがあなたに与えたもの。あなたがあなたに与えようと思ったものでもいい。
それはすんなり、あなたの元にやってくるよ。

自分に与えようとしたものだけが、他者からもこの世界からも与えられるからね。』



つづく。




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