【ハイヤーセルフと私】　心地の良いエネルギーを放つ

『この世界はエネルギーがすべてなんだよね。』

「ですね。」

『現実が上手くいかないときはエネルギーがよろしくないんだよね。』

「うむ。わかります。」



『そう。この世界は自己責任をもてるのはエネルギーだけなの。それは、物理的な努力を一瞬で覆してしまうんだ。だからこそ、エネルギーだけはいいものにしよう！って気持ちをもつことが大切だよ。』




「プラスよりマイナスを減らす方が大事なんですよね？」

『そうだよ。プラスをいくらつくってもマイナスが大きいと、貯まらないからね。エネルギーの貯金がすごく大切なの。とはいえ、マイナスの方がみんなつくりやすいんだ。』

「マイナスって言うのは具体的には？」

『例えばさ、いつか話したけど心の中で思い浮かんだ言葉は、口に出したのと同じ威力がある。そして、現代でともかく多いのは、ネットでマイナスエネルギーを発信している。』

「ネット…？？ちょっと耳が痛いですね。」



『みんなさ、ネットだと、自分の日記みたいな感覚になるでしょ？画面の向こうに人間がいるって感覚じゃなくなってさ。ただ、スッキリしたくて書きたいことを書いたり…ただ、発散したり…。頭から抜けちゃうでしょ？他人がいるってことが。』



「…私もたくさんありますねぇ。」



『だけど、それって対面で本人に向けて言っているのと、何も変わらない。』



「えっ。そうなんですか？」



『そうだよ。しかも、不特定多数が見るからさ、膨大なマイナスエネルギーを発信することになる。与えたエネルギーの数が多いからね。しかも、残るじゃんずっと。』

「そっか。永遠に、人に向けてマイナスエネルギーを発している状態になるわけですね。」



『そうなんだよね。あなたいつだったか、自分のマイナスな投稿とか、全部消しにかかったよね。』



「…あのときは、やさぐれてましたね…。」



『正解だよ。あなたの現実に返ってきてるって気づいてよかったね。』

「ダイレクトでしたね。」

『他人に対する批判ってだけじゃなくて、愚痴ったりするのもエネルギーすごいからね〜。SNSも掲示板も何かのコメ欄も全部同じだよ。他者のことを忘れちゃいけないんだ。』

「うむ。肝に銘じます。」

『放ったエネルギーは未来の自分への投資なんだよ。イヤなことが続いたら、マイナスなこと言いたくなるけど、ぐっと堪えることも大事だよ。』



「そうですよね。絶対に【幸せ】が来るんだから、その時に自分の過去のエネルギーに足を引っ張られたらもったいないですもんね。」

『そうだね。反対にさ、上手くいってると、自分が正解で、うっかり天狗になって、人にダメ出ししたり、批判したり、高いところからしちゃうことあるでしょう。』

「…まあ、正直ありますね…。」

『そういうエネルギー、いつかは自分の足を引っ張るよ？どんなときでも謙虚さを忘れないこと。上手くいっているときほど、他人のことを思いやることが大切なんだよ。』

「そっか。エネルギーはどんな形でも自分に返ってきちゃうんですね。」

『そう。他人は自分なんだ。他人に向けて発しているようだけど、実はすべて、自分に向けて発信してるだけなんだよね。それは忘れちゃいけないよ。』

「わかりました。私も頑張ります。…もし、たくさんそういうエネルギーを発してる人が、今から挽回しようとしたら、何をしたらいいんですか？」

『【愛】を発信すること。』

「愛？」

『そう。愛。例えば、ネットだったらね、良い口コミをたくさん書くとか。人の相談に真摯に乗るとかね。』

「人の役に立てることをすれば良いんですか？」

『そうだね。一番はね、見返りを求めない思いやりがいいんだけど…。それをすれば【マイナスを挽回できる】という気持ちでするのではなくて。もっと純粋な思いやりね。』

「エゴ抜きの思いやりってことですね。」

『そうだね。できればね。ただ、それは、５次元に意識が近づくほどに生まれるものだから。もっとシンプルに人の役に立つことをするといいよ。』

「役に立つことか。けっこう出来ることはありますね。」

『うん。徳を積みなさいな。…あとは、マイナスなことは発信するのはやめなさいな。だいたい調子が良くないときはわかるでしょう？』

「はい。わかります。」

『これ以上はマイナスをつくるのはやめる。過去のものでなるべく消せるものは消すといいよ。今すぐにね。』

「わかりました。それがエネルギーを変えていくんですね。」

『そうだよ。運は自分がつくっていくからね。発するエネルギーは心地の良いものにしていこうね。』

つづく。