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【ハイヤーセルフと私】 愛しかない世界へようこそ


『この世界に礼を尽くす。すると、世界から巡り巡って礼を尽くされるようになる。』


「世界ってなんですか?一人一人に対して?」


『一は全、全は一』


「はい?」


『この世界の全てのものはあなたの一部。あなたそのものなんだ。あなたは単体では存在できない。全体の一部なんだよ。』


「なんですか、それ。机とか建物とかまで、私ということですか?」


『あなたはなぜ今日食事をできて、なぜ雨風をしのいでゆっくり眠れる?机や建物のおかげだからだ。』


「たしかに…。私を支えてくれるから、私の一部ってことですか?」


『それもある。じゃあもっとわかりやすい話にしよう。』


「お願いします!」


『例えばあなたが必死に勉強して大学に行くとする。大学に入れたのは勉強したあなたの努力のおかげだ。だけど、なぜあなたは大学生になれたのだろう。』


「うーん、勉強できる環境を与えてくれた人のおかげでもあるし、勉強を教えてくれた人たちのおかげでもある!」


『だね。だけどもう一つ…肝心なことを忘れている。』


「肝心なこと?」


『大学に入れたのは、大学があるからだよ。』


「えっ。」


『大学生になれるのは大学をつくってくれた人がいるからだよ。なぜ勉強を頑張れば大学に入れると思う?』


「なぜ?そういう教育だから。」


『受験のシステムをつくってくれた人がいるからだよね。』


「……!考えたこともなかった。」


『あなたが"大学生です"と名乗ることができるのはありとあらゆる人たちが手を尽くしてくれたおかげなんだよ。いつだって、全体があるから個が生まれる。いつだって、他力を借りて、自分という存在は成り立つことができるんだよ。』


「そっか。私たちは、いろんな人がつくってくれたシステムやものの中で初めて享受できる豊かさがあるんですね。」


『そのとおり。会社に入るのもそうでしょう。仕事で満足を得られるのはなぜ?会社があるからだ。1から全てを得ようとしたら大変だ。』


「たしかにそうですね。」


『なぜお給料がもらえる?給料分の仕事をしたから?一人で成り立つ会社も仕事もない。周りの人たちが会社にいてくれ、一緒に仕事をしてくれ、会社の信用をとってきてくれた人がいるからだ。そこには好き嫌いも立場の隔たりもない。』


「…まあ、そう言われたらそうっすね。」


『自分がしなくていいこと、考えなくていいことをやらなくていいのは、他の人が担ってくれたからなんだよ。』


「たしかに〜。」


『もっと広げようか?なぜ自分はその業界でその仕事につけると思う?"〇〇の仕事してる"って名乗れると思う?』


「その仕事があるから。」


『そのとおり。その仕事を生み出しその業界を発展させてくれた人たちがいるからだ。消えていった会社だってそうだよ。市場の発展は、あらゆる会社があったおかげなんだ。』


「た、たしかに。」


『1人で仕事してたってそうだよ。スマホもパソコンも生み出してくれた人がいるから仕事ができる。電波を届けてくれる人がいる。他力をいつも借りてるんだよ。』


「1人では何も成り立たないってことですね。全てを自分で作り上げられないのなら。」


『そう。そういう見えないありがたみにいつも気づいておくことが大事だよ。』


「う〜む。ついつい忘れがちになってしまいますね。」


『もっと広げてみようか?あなたはオシャレ好き?』


「まあ。普通にするくらい?」


『あなたはなぜヒールを履くことができると思う?』


「ヒールをつくってくれた人がいるからですね!」


『でもあるけど、道路があるからだよ。あなた道路に感謝したことある?』


「その視点はなかったですね!」


『ヒールを履いて歩けるのも、バンバン車を乗り回せるのも。道路を整備してくれた人のおかげでしょう?』


「たしかにそうですね。万年スニーカー徒歩になっちゃいますもんね。」


『なぜ、この世界に"美人"が存在すると思う?』


「遺伝子のおかげ!」


『人間に"美的感性"があるからだよ。【美しい】と認識してくれる人がいるから美人は成り立つ。真逆の感性だったら…。』


「そっか。人に認識してもらえて初めて成り立つってことか。」


『誰かに褒めてもらえるのだって、あなたの良さを見つけてくれた人がいるからだからね。他人がいてくれるおかげなんだよね。』


「そう言われると、たしかに。」


『そう考えたら、1億3000万人全ての人に生かされていると思わない?』


「たしかにそうなのかも…。」


『あなたはあなた1人ではこの世に存在できない。日本、いや、ありとあらゆる人たち、あらゆる生命、地球上の全てのもののおかげで、今ここにいることができる。』


「うむ。そうですね。」


『それを忘れちゃいけない。文句を言ってもいいよ。否定していいし、拒否してもいい。自分の努力や才能を過小評価しなくていい。だけど、頭の片隅のどこかにはそういう気持ちをもって置くといい。感謝をね。
それが、運を良くしていく秘訣だから。』


「う〜む。いろんな方のおかげで、私は今ここで豊かに生きられるのですね。」


『そうだね。
もう一つ、大切なことがあるよ。』


「なんです?」


『他力がいつもそこにある。それはつまりね…』


「つまり?」


『"愛"ってことさ。』



つづく。


ありがとうございます! あなたにも2倍3倍に運が巡りますように。 (お問い合わせ機能からメッセージいただくこと増え、大変ありがたいのですがこちらからは直接ご返信ができないため、お問い合わせは、公式LINE:924gfadaまでお願いします。)