【ハイヤーセルフと私】　あなたは生きているだけで人の世界の役に立っている

ハイヤーセルフと私｜にんにん 潜在心理カウンセラー｜note

（ハイヤーセルフと私シリーズ）

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「ハイヤーさん！」


『なに何？』

「今日はすごくいいことがありました。」

『どうしたの？』

「久々に矯正歯科に行ったんですよ。また少し歯並びのズレがあったのでそれを直すためにです。」

『へー。そうなんだ。どうだったの？』

「ですけど、実は私、もっとずーっと昔、かなり特殊なやり方をして、歯を直したんですよ。」

『へー。最新の矯正治療みたいな感じだったのかな。』

「そんな感じかもしれないですね。
大学病院で直しましたから、研究協力のために使いますって書類にサインしたんですね。始めるときね。
まあ、当時は私が治療室に入るたびに、色んな医師が見にくるんですよ。私の口の中を。」

『うんうん。勉強のためだったんだろうな。』

「研修医のような方も何人も来てましたからね。
当時は、治せるのは嬉しいながらも、
多くの人に口の中を覗かれるので、気まずい思いもしていました。」

『うん。当時は、ちょっと気まずそうな顔しながら
寝ていたね。診療台に。』

「はい。ある程度治ったんで、しばらく行ってなかったんですが、久々に診てもらおうと数年ぶりに
矯正に行ったら、なんと！
当時の担当医が開業していました！」

『へー。開業？すごいね！』

「おめでたいですが、話はこれだけでは
終わりません。

なんと！そうした経緯にあたり、私の歯の矯正治療が
一躍買ってたみたいなんですよ！！」

『一躍買ってた？どういうこと？？』

「担当医の先生が、私の矯正治療について論文を書いて、それで資格をとったらしいんですよ！専門の。
当時は全然知りませんでしたが、
私の矯正治療ってものすごく大規模に歯を動かしたのに、とってもキレイに治ったらしいんですね！」　

『へー。そうなんだ。最先端だったのかな？』

「かなり特殊な治療をしましたよ。4年かかって直しましたが。」

『へー。その功績が先生たち自身も認められたと。』

「ええ。そうみたいですね。それだけじゃなく、
この治療のおかげで、多くの人たちの矯正治療が発展した可能性があるわけじゃないですか。」

『うん。たしかに。』

「今まで矯正治療に限界があったかもしれないけど、
この治療が歯の矯正治療をめざましく発展させた可能性があるんですよね！！
そう考えたら、ああ、私役に立ったなって。」

『役にたった。うんうん。たしかに。
自分の預かり知らぬところで周りの笑顔の役に立っていたんだね。』

「はい！矯正したいって、私が良くなるために行ってるだけじゃないですか。
他人のために何かしようと思って行ってないですよ。」

『そうだね。』

「研究に使うって言っても、大学病院だし、特別なことじゃないと思って、簡単に書類にサインしましたよ。」

『うんうん。』

「実はすごく周りにとっては大きなことだったんだなって。私にとって、普通のことや自分のためにしたことですら、結果的には周りの幸せや徳もつながっていたんだなって。」

『そうだね。実は、あなたたちは
生きているだけでこの世界にすごく貢献しているんだよ。』

「生きているだけで？」

『そう。あなたたちは生きていれば他者や社会と必ずつながる。それは、あなたのしていることの1つ1つは
必ず何かに結びついているってことなんだ。』

「バタフライ効果みたいな感じですか？」

『コンビニでアイスを買えば、コンビニの売り上げにつながるし、コンビニがその場所にあり続けることになるし、店員さんたちのお給料がちゃんと出るし、
あなたたちがいつでもコンビニに通えることにつながったりする。』

「たしかに。巡り巡ってますね。」

 

『アイスを買った後、泣いている子供を見つけて
その子にアイスを渡したら元気になってくれた。
実はその子は学校に行きたくなくてつらかったのかもしれないけれど、アイスをもらったおかげで人の優しさに触れて、立て直し、勉強や部活を頑張り、
将来は、立派に働く大人になっているのかもしれない。夢を叶えているのかもしれない。』

「巡り巡ってますね。」

『あなたたちはね、
何かの役に立とうと、気張りすぎるんだ。』

「気張りすぎる？？」

『役に立ちたい。役に立つことをしないといけない。
誰かから、社会から必要とされたい。
そんな気持ちから貢献しよう、他人のために何かしよう、と頑張りすぎてしまう人がいるけれど…。』

「うん。」

『あなたがあなたのままで生きて、生活しているだけで
色んなことの役に立っているんだよね。
何かにつながっているから。』

「そうですね。私も今回、こうやって
自分でも気づかないところで、物事が動いていた。
見えないところでいろんなことが起きていた。」

『うんうん。それが＂目に見えない力＂が働くってことなんだよ。見えないところで動くんだ。
だから、あなたはあなたのままでいい。

あなたがあなたらしく生きているだけで、それは
人や社会への貢献になっているのだから。』

つづく。