オフホワイト、かな墨色

お昼は、事務所の下のキッチンで、旬のお野菜をつかったお味噌汁をつくって、ごはんは、地元で育ったお米を炊いて。隣りの魚屋さんで作り立てのお惣菜を買ってくる。社員さん数人で分け分けして食べる。そんなことが日常化している。
どこのだれとでもない誰かに自慢してまわりたいくらい。

こんなささいなことでも多分、夢見たって叶わない人生、いくらでもあり得るんだと思うけど、私はそんな経験ができてる。この人生で。なんて大事な日々だろう。

少しでもいいから手が入ったごはんを、そうやってひとと一緒に毎日食べられること。お金を沢山かけずに。
これはとても凄いことだと思う。でも、めちゃ大事なことだと思う。

こっちに来てから、湘南での生活が全く健康じゃなかった、そしてそれが自分にとっての当たり前になっていたことに気がついた。

ひとと向き合うって難しい。
にこにこ笑って、面白いっていう反射だけでひとと関わることもできる。けど、続けていたら、いつのまにかそれで、いいや、って無意識に思っていて、本当の意味で向き合ってないことにも気づけてなかった。向き合わないまま終わりにももちろん、出来るけど、死ぬ前に、いや、こどもを育てるときになって後悔するんだろうなあと。

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