白銀の竜と楽園の少女 雑感
#ネタバレあり #フリゲ #SRPG_Studio #プレイレポート
#白銀の竜と楽園の少女
クリアしたので、遊んでいて思ったことをまとめていきます。
プレイした切っ掛け
この作品を知ったきっかけは、フォロワーさんのツイートでした。
絵柄が可愛らしくて興味を持ちました。
そしてダウンロードした決め手は、配信先のゲームページに書いてある
ストーリー紹介に心動かされたことが一つ。
さらに、腕に自信のない私のようなプレイヤーへの
配慮がされていることでした。
ストーリーについて
本編のストーリーは非常にシリアスでありながら、
キャラ同士の絡みが見られる拠点での会話イベントで
彼らの明るい一面も多く見せることで、
重苦しさが払拭されているのが良かったです。
特にそれが拠点という「プレイヤーが一息付ける場所」で
行われているので、ティータイムのような感覚も持ちました。
また、クエストの中には一度きりしかプレイ出来ない
ストーリーものがあり、会話や本編では分からない
キャラの側面が描かれていることもありました。
ノアがその代表で、彼のキャラデザは本編では決して分からない
側面のイメージも含まれているのかなと思いました。
キャラクターについて
キャラクターが一人一人きちんと立っているのも好みでした。
いわゆる正義の味方のようなキャラはいませんが、
皆人間臭くて親近感を覚えました。
私は初見でハードは選びません。
が、この作品はハードがノーマル想定だということ、
ハード限定キャラがいるということで選び、それは正解だったと思います
キャラが三頭身で可愛らしく、個性的で
デザインが懲りすぎていないのも好みです。
この見た目とストーリーのギャップが凄いですね。
表情差分はありませんが、ある程度ダメージを受けると
ダメージグラフィックに変わるのがいいです。
回復忘れ防止にも役立ちました(私限定かもしれませんが・苦笑)
また、この作品にもボイスが搭載されているのですが、
キャラを動かした時に再生されるので、
台詞がハッキリ聞こえて喧しくないです。
皆が一斉にしゃべると、ガヤのようになってもったいないなと思うので、
個人的にこの仕様は嬉しいです。
ダメージボイスも「もうダメ」という感じで好きです。
戦闘について
本作にリアル戦闘はなくマップバトルのみなので、
サクサク攻略出来るのが良かったです。
攻撃の時にはエフェクトがあったり、攻撃時や撃破時に
キャラグラの上にセリフが出るなど工夫されていて、
リアル戦闘なしでも十分楽しめました。
本作は戦闘時にストックが利用出来ないのですが、
持ち物枠が8もあるので、全く不便は感じませんでした。
ステータスアップの装備品をたくさん持って行くも良し、
攻撃特化でも防御重視でも良し。
マップやプレイスタイルに応じて色んな選択肢がありますが、
持ち物枠で十分組み立てが出来ました。
戦闘難易度について、ある程度プレイした人には
やや物足りないという意見もあるようですが、
初心者を重視するならこれぐらいでいいと思います。
本作は、二人ぐらいに攻撃されてダメージを負うと
撤退になることが多いので、位置取りは考えなければなりませんし、
後半には長距離魔法がたくさん出て来ますので、そこそこ頭は使います。
マップについて
マップの美しさは、最初に見た時に非情に感動しました。
プレイ中にも言及しましたが、一枚絵がマップとして使われている作品を
私は初めて見ました。
いつもとは違うマップだったために、
一部のクエストで進入不可な場所の確認を怠り、やや手間取ったなど
失敗してしまったことはありましたが、些細なことです。
しかも、確認していなかったのは私の責任ですので、誰も責められませんね
CC・レベルアップについて
多くの作品はストーリーとクラスチェンジの都合上、
中盤で主人公がお荷物状態になってしまうのですが、
本作にはそれがありませんでした。
CCに主人公だけ特殊アイテムがいる等の制限もありません。
皆一定のレベル以上でCC出来て、クラスチェンジ先が複数あります。
主人公だけ多めなのはとても珍しいです。
大抵、主人公のCC先は固定されていますので、
プレイヤーが選べるのは新鮮でした。
レベルアップは戦闘中にはなく、
経験値を拠点で割り振ってレベルアップさせます。
つまり、お気に入りのキャラをエースに仕立てて
ガンガン進める、といった荒技も可能です。
私は全員使いたいので平等に育てましたが、
経験値はドーピングアイテム購入にも使えるので、無駄にはなりません。
デザインについて
攻略中にも少し言及したかもしれませんが、
本作はSスタ作品のデフォルトとはかなり見た目が違っています。
キャラクター一覧や用語のページにキャラチップが表示されていたり、
キャラの詳細ページも使用武器やダメージグラも表示されていて、
分かりやすくて見やすく、そして綺麗です。
音楽について
シリアスなストーリーなので、もの悲しい曲が多いですが、
状況に合っていて良かったです。
知っている曲が何曲かあったのですが、
好みの曲があったのも嬉しかったです。
また、拠点の会話イベントで流れる日常の音楽に、
ほのぼのとした明るい感じの曲が多かったのは心地よかったです。
本編がシリアスなので、それを和らげてくれてもいました。
まとめ
総じて私にとってとても面白く、心に残る作品です。
特にSRPG初心者や、ストーリーは見たいけどSRPGの戦闘が苦手という方にお勧めしたいです。
ある程度慣れた方も、ストーリーものが好きなら
是非プレイして欲しいです。
中には主人公をレベル1のままでクリアしたという猛者もいますので、
自分で縛れば十分難易度も上げられると思います。
良い作品と巡り会えて幸運でした!