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漆黒の竜と亡国の王女 リンリン/ジェイド

#ネタバレあり #フリゲ #SRPG_Studio #プレイレポート
#漆黒の竜と亡国の王女



リンリン

奥義:ルミノックス(意味は明るい夜・羅)

チーム・アルステラ(←プレイ中はこんな感覚でした)もとい
アストルム軍の最年少にして、星読みの民・リンリン。
第一印象は「猫耳フードかわいい!」でした……
本人じゃないのかというツッコミは横へ置いて。

そして、加入したキャラは大抵お試しで出撃させることが多いのですが、
この時はうっかりそれを忘れていたんですよ。
使用回数制限のない全体回復や、魔防アップの呪具を
初期装備で持っているので、これを使っておけば
もう少し攻略が楽だったんじゃないかな……と反省していました。

その後のショップで買える沈黙の呪符、猛毒の呪符、減速の呪符などが
長射程で、特に長距離魔法を封じる沈黙の呪符と、
相手に毒を付与する猛毒の呪符は重宝しました。
ダメージも与えられるので、クリティカルが出ると
相手を倒せたりもしますし。
ただ、その二つの呪符は強すぎたのか、アプデで弱体化してしまいました…
バランスを取るためですから、仕方ないですが。

そういうわけなので、リンリンは6章以降最後まで出ずっぱりでした。

星読みの民という名前がどこかロマンチックでもあり、
謎に包まれていて好きです。
実際、ゲーム内の設定でも女性しかいない、長命種、
女性のみで子孫を残せる、という不思議な種族です。

そして、占いと星魔法を扱い、占いは一般的な気休めではなく
「現実に起こることを当てられる」
という、ある意味怖いものでもあります。
リンリンはその占い……言い換えれば未来視に長けています。

でも、普段はあまりその能力を使わないようにしているんだと思います。
先読みばかりしていたら、きっと心が持たないでしょうし…
ただでさえ、心を乱せば星読みの力が暴走してしまえば、
大きな災害を生んでしまうのですから。

そう考えると、リンリンが同じ年頃の女の子たちよりも
大人びているのも頷けます。
でも、りんご飴が好きで、引っ込み思案だけれども
次第に外の世界に興味を持ったりするところは、可愛いなと思いました。
まだまだ純粋なお年頃ですし…
彼女の母親の破天荒さが受け継がれていないので安心しています。

拠点の会話イベントを見れば、姉・ユーリンとの仲が
とても良いのが分かります。
女性しかいない特殊な環境(……そのせいで男性恐怖症なのは脇へ置いて)にいて、努力家で素直ないい子に育ったんだなあと思いました。
こんな子が戦場に……🥹

星読みの民は親しい人以外には真名を明かさないので、
リンリンというのはいわば呼び名です。
リンリンの真名は、とある「変光星」につけられている
「不思議な」という意味を持つ言葉で、ロマンを感じます。
(アルステラの持つ「星の石」にも同じ言葉があります!)

アインスの協力で頑張っていましたが、男性恐怖症はなかなか克服できず…謝るリンリンにアインスがかけた言葉も印象に残っています。
(その後まさか支援が発生するとは思っていませんでした)
そして、ドライとのエンディングでは、膨れたほっぺを想像して
思わず笑ってしまいました。…つつきたい…

彼女は、今のまま素直で努力家で純真な大人に育って欲しいです。
間違ってもおばば様のような大酒飲みにはなって欲しくないなあ……
酒瓶を片手にしたリンリンは見たくないです。
可愛い猫耳フードが似合う、そんな大人の女性になって欲しいです!


ジェイド

奥義:デストロイ(意味は破壊する・英)

ジェイドは、作中で自らのことを自分から話すことはほとんどありません。
そして、皆と一緒になって何かを楽しんだり、話をしたりもしません。
イメージ的には「孤高の傭兵」だと思います。
加入したての頃は、本当に一匹狼のように振る舞っていましたね。
極力人と関わらないように自分から避けていた節があります。

ですが、リリーやヤトちゃんのことは気にかけていますし、リンリンの
「耳を触らせてください!」
というお願いにも応えてくれたり、年下の子に対する面倒見が良いですね。
アストルム軍のお父さんと呼んでもいいですか?
(本人はとても、とても微妙な顔をしそうですが…)

お父さんといっても子供と一緒にはしゃぐタイプではなく、
静かに見守るタイプなので、リリーが街を歩いて
ハメを外さないか見ていたり、
困っていたらさりげなくサポートしてくれたり、そんな感じだと思います。
だから大人の鬼ごっこは不正がないか審判するような
加わり方をしそうです。

彼は、ずっと失ってしまった家族のことを想い続けています。
子供が遊ぶ姿に自分の子を重ねる姿や、
「こんな俺を受け入れてくれた」
と、奥さんのことを話す姿を見て、
彼の家庭がどれだけ温かく、愛に溢れていたのかを想像してしまいます。

家族を思う気持ちの裏返しは、
帝国を激しく憎み、復讐したいと思う気持ちです。
復讐が本当の意味での救済にはならないことを知りつつも、
そうせずにはいられない…
彼をそんな風にしてしまった帝国は、やはり嫌いです。
戦いに出なければ、彼は右目を失うこともなかったでしょうし。

ジェイドが自分から話をするのは、戦場に出たときや作戦会議などですが、そういう時には歴戦の兵士として、とても頼もしいですね。
多分、色んな武器を扱えることは彼の経歴から
決められたんだろうと思います。
それだけ経験豊富だということじゃないでしょうか。

彼のエンディングでは、ドライに
「墓参りに付き合って欲しい」
と言っています。
それを見て私は、彼がやっと先へ進み出せたんだろうな
と思ってホッとしました。

復讐を遂げても家族は帰ってきませんが、
空っぽの心を新しいもので満たしていくことは出来ます。
家族への想いも一緒に、ジェイドと旅をしてくれるはずです。
そして、その心がある限り、家族はずっと生き続けることが出来るのです。
人が本当にいなくなるのは、覚えてくれている人が
一人もいなくなった時なのですから。

ユニットとしては、かなり使いやすかったです。
私は重戦士にクラスチェンジさせたのですが、
ゼスに続く第二の盾として、頼もしかったです。

そして、帝国兵相手にはアインス並みの強さを発揮してくれました。
逆に強すぎてドロボーが間に合わなかったり、調整に苦労したぐらいです。

長距離射程の銃器(大)もお金はかかりますが、
終盤の対ミーレスや戦車に有効でした。
また、採取もこなせるので、終盤のゼスの出番を奪ってしまいました…
あまり話さないのでやや影が薄いところもありますが、
私には頼れるお父さんでした!