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漆黒の竜と亡国の王女 ヤト/リリー

#ネタバレあり #フリゲ #SRPG_Studio #プレイレポート
#漆黒の竜と亡国の王女



ヤト

奥義:カース(意味は呪い・英)

ヤトちゃんの第一印象は、それほど良くはなかったです。
実はメルム教会には裏があって、多くの人を騙して
お金を巻き上げるために彼女一役買っている……
最悪はそんなシナリオもあるのかな、と考えてしまいました。
ヤトちゃんが白を切ったりしたら厄介だぞ、と。

でも、全然そんなことはありませんでした。
自分が可愛いことに自信がありますが、華奢な胸がコンプレックス。
(個人的に全然気にしなくてもいいと思いますが。
昨今は胸の大きすぎる女性キャラが多すぎ!)
ゼノなので背中に羽があるのですが「中途半端」と言っているので、
もしかしたらあまり好きではないのかもしれません。
私は可愛いと思いましたけど……

そして、ゼノに必要な高額の薬代も自分で工面しています。
まあ、その方法がメルム教会の偽邪神だったんですが…
褒められる方法ではないにせよ、100%悪いと責めることはできません。
彼女にそうさせてしまったのは、過酷な現実があるからです。

何だかんだ言いつつも人付き合いがいいので、
「ちょっと、待ちなさいよ!アタシは行くって言ってないわよ!」
等と言いながらも、ネモフィラやピアちゃんに付き合っていますね。
また、アストルム王国への批判をアルの耳に入れないように気を配ったり、さりげない気遣いが要所で光っていました。
他人を気遣えるとても優しい子ですよね。

アストルム軍に参加しても、身内とはちゃんと連絡を取り合っているので、家族との仲は良好な感じがしました。

戦争に対しての極めて常識的な発言は、
彼女がごく一般的な家庭に育ってきたおかげで
身についた感性なのかもしれませんね。
アストルム軍には、一般的な家庭で育った人は少なそうですから。
(アインス・メルム・アルストロメリア・ピア=論外、
ジェイド&リリ=身内を亡くしている、リンリン=環境が特殊、
アル=王女、ゼス&ネモフィラは普通っぽい。
ドライは上流階級なのでやや特殊)

アインスに対しては、……正直報われることはないと思います。
が、彼に恋をした理由がもし、彼の優しさを知ったからだとしたら、
男を見る目がかなりありますね!
リリーとはライバルのようで、厳密にはライバルではないのですが……
リリーに遊ばれているように思える時がありました。

彼女はややツンデレで素直になれないことがあるのですが、
それは主にアインス絡みの時が多かったように思います。
好きな気持ちを他人に知られたくないのかもしれませんが、
あれではバレバレですね。
そういう所は本当にごく普通のティーンエイジャー。

アルと同じく辛いものが好きですが、アルほど極端ではなく、
カレーパンが好物とこれまた常識的な範囲。
アストルム軍には甘いのも辛いのも極端に好きな人が一人ずついて、
カフェイン中毒疑惑、アルコール中毒疑惑の人などもいるので、
良心的な存在にも思えます。

ヤトちゃんは呪剣士にクラスチェンジさせました。
理由は呪符が使えるからだったんですが、
反省点としては剣や魔法をもっと有効的に使えば良かったな、
ということです。
例えば機械兵は、雷魔法の方がダメージを与えられるのに、
つい猛毒の呪符を使ったりしてしまっていたので…

ヤトちゃんも飛行ユニットで、移動距離も伸びるので
CC後からが本番でしたね。

ボスの時よりも加入時のステータスが下がったのはまあ、仕方がないです。数人がかりで倒すボスのステータスのまま加入したら、
ぶっちぎりで強くなっちゃいますからね…
アインスとの歌合戦は見物でしたw


リリー

奥義:ラピッド(意味は急速な・英)

リリー君は成人はしていますが、19歳なのでまだ大人になって
それほど経っているわけではありません。
うさぎ獣人なので、作中で何度かモフりたくなったり、
ギューッとしたくなったキャラです。
しかし、彼は成人(19歳)で身長が180センチ……
アインス君より12センチも高いんです。
(白銀アインス君なら10センチの差だったのに)

そんな彼は、大人ではありますが子供っぽさがかなり勝っていて、
拠点の会話イベントでも無邪気なものが多いです。
そして、誰とでも分け隔てなく接することができるのが長所です。
彼は獣人ゆえの酷い差別を受けている上に、
家族とは離ればなれになっています。
その悲惨さがあまり表に出ていません。

作中で「帝国を倒すまでは泣かない」と言っていたり、「帝国を許さない」と言っているので、心に傷を負っているのは間違いないんです。
でも、皆の前では平然としています(装っているのだとは思いますが…)
だから、悲しみが積もり積もって心が麻痺してるんじゃないかと
随分心配しました。

彼が悲しみを爆発させたのは、家族がミーレスとして
彼の前に立ちはだかった時です。
あの時も、結局彼自身が家族の魂を解放しました。
その後は、どれほど辛かっただろうかと胸が痛かったです。
彼は平然としていましたが…包帯や絆創膏が、
彼の心の傷を表しているようにも見えました。

だからでしょうか、戦争……特に敵に対しては
容赦ないところがありましたね。
ヤトちゃんが敵であっても一般人は巻きこまれただけ、
と言っていたのとは対照的です。
どちらかというとジェイドに近い考えのようですが、
これは同じ憎しみを抱いているからなのでしょう。

そんなリリー君ですが、教祖・アインスに心酔するあまり、
彼の持ち物を「無断で」拝借していますね。
あの様子では多分、注意されても直らないんじゃないでしょうか……
誰かリリーを矯正してあげて。
そして、ラストではアインスは強いから絶対生きていると
疑っていませんでしたね(まあ、当たっていたわけですが…)
アインスはリリーにとって完全に神様ポジションなんでしょうね。

ヤトちゃんとは方向性が違う「アインス好き」なんだから、
仲良くしてアインスの情報でも共有すればいいのに、と思ったのですが。
ヤトちゃんを煽って楽しんでいる節がありますね。
もしかしたら、心の底ではライバルとは思っていないのかもしれません。

まだまだ無邪気なリリーには、アルストロメリアも戸惑い気味でしたね。
「人間じゃない、うさぎだ」
と言われれば、確かにそうですし。
そんな彼は、何故か他人にプレゼントをよくしたがるのですが、
自分が好きなものを喜んで貰いたいからでしょうか?
それとも、子供っぽさゆえの愛情表現なのでしょうか?

彼の「他人にプレゼントをする」行為は、
彼のエンディングでも見られました。
ドライは超多忙なので、リリーと一緒に過ごす時間は貴重でしょう。
会えないときは貰ったものを見てリリーのことを
心に思い浮かべるのかもしれませんね。
リリー君もそれを願っている……というのは少々大人の考え方でしょうか。

そんなリリーですが、戦闘ではほぼスタメンでした。
……揺るぎなき釘マスターとして。
一応、というか銃も扱えるんですが、銃はジェイドとピアちゃんが
主に使っていて、リリーはほぼ釘しか使っていませんでした。

アインスといると会心率が高いので、素早いリリーが6回釘を投げると、
大抵相手は倒れるんですよね。
釘で。ロボットや防御装置が木っ端微塵に……時には戦車まで。
しかも移動範囲は広く、確率再行動で採取スキル持ち。
戦場を常に駆け回っていた感じです。

飛行ユニットではないので障害物は避けられませんが、
機動力があるのでピンチ時にはサッと退避、
遠くの敵に素早く近寄って戦闘、運が良ければ釘が12回撃てるので
堅い敵でも戦える等、大活躍でした!
私はリリーにたい焼きをご馳走しなければなりませんね!

そして、あわよくばやっぱり……モフりたいです……
ダメかなあ?