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二段給電式ミグ溶接プロセスの検討を読んで

 久しぶりに論文検索して目についたのがタイトルの論文であった。
大学の研究では珍しく施工に寄り添った研究に思えた。

 超簡単に言うと二段給電式というもの使うと溶接ビードが滑らかになるということ。通常溶接はその溶接部の性能を満たすために溶接材料やシールドガスは決められており、このミグ溶接というのは溶接ビードが凸型になりやすい。ただし、性能満足が大原則なので、形状が悪い場合は後で削ってねって感じである。

 しかしながら、この削ってねって言うのが誰にでもできるものだが非常に面倒な作業である。この作業を軽減すべく新しい施工法として紹介されたのが本論文である。アカデミックな論文であり、現場も助かるといった方法である。実用化まではもう少しかかるかも知れませんがこういう研究が増えると論文を読むのも面白い。

https://ci.nii.ac.jp/naid/130007542463

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