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お金は運びにくい

デザインあ、の「ない世界」で「お金、運びやすーーい(声:パンツェッタ・ジローラモ)」と言っていた。いやいや運ぶの邪魔でしょ、と思った。

思えばクレジットカードかスマホしか使わないので現金は普段持っていない。たまにカードお断りのバーとかあるけど誰かが犠牲になってATMで下ろして払い、Venmoで精算する。コインを使うのは旅先のコインランドリーだけで存在としてはゲーセンのコインに近い。タクシー(Uber)とかバスのチケットもスマホだ。

一度停電で何も買い物ができないことがあった。電気やインターネットが落ちると使えなくなるというのは不安材料な気がするが、電気とネットが長い間落ちたら買い物よりも大きな問題が起きるのでまあいいか、と思う。

 昔は電気に頼り切ったり、インターネットに依存するのが不安だった時もあったのかもしれないけど、今では当たり前の前提になった(でも災害の備えはしておこう)。お金もそんな道を辿るのだろう。地域差とか時間のズレはあっても大きな流れは間違いなくそっちだ。

In 600 B.C., Lydia's King Alyattes minted the first official currency. The coins were made from electrum, a mixture of silver and gold that occurs naturally, and stamped with pictures that acted as denominations.
The History of Money

最初に公式な(official)貨幣が鋳造されたのは紀元前600年のリュディア。今のトルコあたり。首都はサルディス。額面表示(denomination)として絵が押印してある。かっこいい。公式の意味はよくわからないけど、支配者(王様)によって発行、管理された感じかな。

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公式じゃないのは中国の方が先で、それどころか中国人はリディア貨幣より前にお札を導入してたらしい。マギの紅帝国を思い出す。

Sometime around 770 B.C., the Chinese moved from using actual tools and weapons as a medium of exchange to using miniature replicas of the same tools cast in bronze. Just when it looked like Lydia was taking the lead in currency developments, around 700 B.C., the Chinese moved from coins to paper money.

余談(この記事丸ごと余談だけど)。Venmoを使うと友達が誰かに金を支払っている様子がSNSのように見える。もちろん隠すこともできるのだけど、実際そんな気にならないし、変なオープンさがあって面白い。

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