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仕事を辞めてハローワークに行った

大学を卒業した後の2年間、1年ずつと違う幼稚園に勤務し、仕事を辞めた私は、ハローワークに行きました。

なぜハローワークに行ったのかというと、ちょうどその時期に何人かの友人も仕事を辞め、
ハローワークに行き、失業保険(お金)をもらっているということを
教えてもらったため、私もそのお金をもらいに行こうと思ったのです。

失業保険、今では雇用保険というみたいです。

仕組みは私もよく分かりませんが、
私は合計2年間正社員として働いてきて、社会保険を払ってきたので
仕事をしていない今、少しだけお金をもらえるよ
というものみたいです。

本屋さんで社会保険とかの分かりやすい本があると思うので、
本を見たほうが正しい仕組みが分かると思います。

私も勉強しなくては。


ありがたき雇用保険


ハローワークに行く前に少し予習していきました。

仕事を辞めて、ハローワークによく通っていた友人が
なぜそんなに頻繁にハローワークに行っていたのか、
ハローワークで職業訓練というものがあって、パソコンとか学べることを知ったり、
お金をもらうためには、会社から離職票をもらって、それをハローワークに提出しないといけないことであったり。

これを聞いて、

なんて日本はこんなにも素晴らしいんだと。

仕事を辞めた人に対してすごく優しくない?

でもこれらのお金って、今働いてる人たちが出してくれてるお金なんだって。

人は、色んな事情で仕事を辞めていくのだろうけど、働いてる人が本当にすごくて素晴らしくて尊敬しました。

感謝です。

自分も払っていたといっても、私なんて2年間しか社会人していません。

このありがたい制度を使って、少し自分は何をやりたいのか考えることにしました。


ハローワークに行き、仕事を辞めたことを伝え、
こらからどうすればいいのか相談をしたら、
必要な書類や、今後の流れを説明してくれました。

しかし、ハローワークの人は毎日何十人とこの会話のやり取りをし、毎日
同じことの繰り返しなのでしょう。

早口で話しがどんどん進んでいく。
頭の中で整理をしている間にどんどん話が進んでいく。

質問する内容も自分で整理できないまま、家に帰り、

ハローワーク先輩に質問攻めです。(私の友人)


必要なものは
・離職票2枚
 (これは会社が用意するものです。
社員が辞めてから用意するものなので、用意の時間がかかります。
辞めてから1,2週間かかるみたいです)
 私は辞めるときに、下さいと言っていましたが、なかなか家に届かなかっ    たので不安でした。
 が、届きました。

自分では持っていないものはこれくらいだったと思います。


公共職業訓練


公共職業訓練とは、人々が再就職しやすいように、パソコンとか、技術のこととか、貿易事務もありました。色々ありましたが、
働くにあたって必要そうなことを学びに行ける学校です。
無料で、雇用保険受給者は交通費も出してくれるのです。


私は、職業訓練に興味があり、自分から申し込みたいとハローワークの人に伝えました。

だいたいは、ハローワークの人に勧められるみたいなのですが、
自分の担当の人も私には特におらず、
ハローワークの仕組みも良よく分からないので

気になること、興味あることは基本やりたい私なので、
パソコンの訓練に参加したいことを伝えました。

なぜ、パソコンを勉強したかったのかというと

幼稚園を辞めて、私はOLになりたかったのです。

やっぱり、一般企業で、パソコンカチカチやる仕事は憧れます。

世の中的にはそれが普通の仕事なのかもしれませんが、
保育のことしかやってこなかった私からしたら憧れでした。

一般企業の仕事、なにがあるのか知らない私は

とりあえず事務仕事だろうと

事務仕事をしたいけど、パソコンが全くできなくて
不安だったので、公共職業訓練でパソコンの勉強をしたいと思いました。



私は、その職業訓練に興味ありまくりだったので

雇用保険の受給の申請がまだ通っていないうちに職業訓練に向けて
準備を始めました。

職業訓練で出来ることはいろいろあって、

パソコンでも色んな種類がありました。

訓練の中で自分の興味あることと、家からの距離をまずは考えます。
そのあとに、その教室の見学会が設けてあるのでそこに電話をして
見学に行きます。
ハローワークの人にも見学会には行ったほうがいい(行け)
と言われます。

私は言われなくても、学校がどんな雰囲気なのか、
働いてる人たちはどんな人たちなのか、
どんなことを学べるのか知りたいので行ったほうがいいと思います。

何校か見学に行き、
いいなと思う学校もあれば、ここには通いたくないなと
思う学校もありました。

学校が決まったら申し込みます。
都道府県によって違うみたいなのですが、
東京は面接がいりませんでした。

願書みたいのは出すので、そこに なぜ通いたいのか
なぜその学校がいいのかを書きます。

自分がいいなと思ったところは他の人もいいなと
思っていることが多く、倍率が高い可能性があります。

私のところは50人くらい応募し、受かったのが14名でした。



無事通えることになり、その間に雇用保険の手続きもし、
3か月間の職業訓練校にかようことになりました。

私は、Word、Excel、PowerPoint少し、日商簿記3級、秘書検定2級
を学べるところにしました。
この間に就職の授業もあり、自己PRの書き方、面接の仕方の
授業もありました。

私のコースは、8月~10月の3か月間
月曜日~金曜日の10:00~16:40としっかり学校でした。

この3か月間本当にみっちり勉強したなと感じます。

途中に小テストもあり、それに向けて勉強をしたり、

授業を受けるなら資格もとりたいので、資格合格のために
学校以外でも勉強したり、また学生に戻ったようでした。


授業は開いてくれるけど、資格の取得は自由です。
受けたい人は、自分で申し込んでお金を払って受けます。


3か月で5種類の科目があると、すすむスピードもはやく、
ついていくのに必死でした。
むしろ、ついていけてませんでした。
気は抜けません。
本気で学びたかったら授業時間外でやらないと、完璧に
自分のものになりません。


でも本当に実りのある3か月でした。
まさか学びたかったパソコンが学べるなんて。

資格があったほうが証明できるので授業が全部終わった後も
勉強し、MOS Excelの資格を取りました。

資格は取ったものの、使ってなさすぎて忘れそうです。



自由に生きる


このように私はやりたいことをやって生きていきたいです。

仕事を辞めたからって誰かに大きな迷惑はかけていないと思っています。
働いて、税金を納めるべきことは分かっていますが。

実家を出て、自分で家賃を払っています。
(家族は大好きなので週末は帰ることが多いですが)
部屋も汚くないし、片付け掃除ちゃんとしています。
税金や保険も自分で稼いだお金で払っています。
今は必要最低限な固定費しか払っていませんが
おばあさんになるまであと何年生きて、働くのかと考えたら
今あるお金で少しくらい好きなことしてもいいじゃないかと思います。
一生働かないわけではありません。
私が自由にしているこの時間もみんな頑張って働いて、嫌な仕事、嫌な人と関わって、税金を納めてくれていることは本当に感謝の大尊敬です。
仕事が好きな人ももちろんいると思います。


仕事を辞めて、雇用保険をもらうための手続きのやりかた、
保険証の変え方、年金の払い方やいったんストップする手続きの仕方等々、
仕事を辞めないと知らなかったことがたくさんありました。

大人になって1人になって生きていくのって、すごく大変なことなのだとそこで強く実感しました。

でもヒントや、道しるべはたくさんあって。
そっちに素直に体や耳を傾けられるか。



一生ちゃんと働かなきゃいけないなんて誰が決めた?

仕事をしてない期間があると、
次に入る会社の人たちによく思われないよっていうけど、そういうふうに見る人たちはそれで結構です。

今はそう思います。

また何年後かしたら、私もそっち側の気持ちが理解できるようになるのかもしれませんが、
今は好きな時に無計画に好きなことをやってしまってもいいじゃないかと思っています。

日本に住んでるんだったら、日本にある制度を知って、うまく活用して
エネルギーチャージしたら
また、人のため、日本のため、なにかのために働けばいいんじゃないかな。



ハローワークって仕事を検索しに行くだけでなく、意外と、
自分がやりたいこと、興味あることがあるお宝さがしなのかもしれません。














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