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「テレビ業界、入社前準備って何が必要?」

入社1年目の古林澄花(ふるばやし すずか)です。

いきなりですが、みなさんは映像制作会社に入社するにあたって
どんな準備をしていますか?
 
私は大学の頃、舞台製作に携わっており
全くと言っていいほど映像編集ソフトや撮影機材などに触れたことがありませんでした。

大学生時代


 
なぜそんな人が映像制作会社に入社を…?

少しだけお話ししてみたいと思います。
それはコロナが大きく影響していました。
舞台はどうしてもナマモノなのでやりたくてもできない。
そんな状況が続き、悶々としていたとき、目にしたのが昔のドラマの再放送です。コロナ禍で番組収録が難しい中、多くの放送局で昔のドラマを再放送していたのを見た人はたくさんいるかと思います。
 
「映像って何年先もこうやって人に楽しんでもらえるんや。
なんか素敵やな。」

私のしたいことはこれだ…!
そう思ってテレビ業界に飛び込んでみることを決めました。
 
かなり話が逸れてしまいましたが、そんな「映像を作ること」について右も左も何もわからない私が入社前にすることはたくさん。まず何から手をつけていいのかでさえも想像がつきにくかったのを覚えています。
 
私がしたことは3つ

①    編集ソフトの使い方を学ぶ


これはかなり入社してからすぐに役に立ちました。
どんな仕組みのソフトなのか、どんなふうに編集作業を行うものなのか、その程度の知識を入れるので一杯一杯でしたが、これは時間を費やしてよかったなぁと思いました。
 

②    写真撮影には気をつけてみる


写真を撮る機会、日常生活の中でたくさんありますよね。普段だったら何気なく撮っている写真。そんな写真撮影も構図や光の加減など映像にも活かせる部分はたくさんあるのではないか、と考え少し意識して撮るようにしていました。これも縦型動画を撮ったりする際には活きているなと感じています。
 

③    いろんなジャンルの番組を見てみる


私の好きなテレビ番組のジャンルはドラマです。ただ、映像コンテンツを構成する能力、映像演出って…??ハテナがいっぱいだった私にはできることはただ一つ。たくさんの引き出しを作っておくことでした。好きなジャンルに限らず普段見ないようなジャンル、内容の番組にも目を向けとにかく吸収してみることにしました。
 
映像制作に全く触れたことのなかった私が限られた時間の中でできること、思いつくことはこのぐらいでした。(本当はもっとあるはず・・・)
 
さて、この3つは役に立ったのか。
入社前準備でやっておくべきだったことの正解はなんなのか…

答えは…

3つ全てが今の私に活きています。

ただ、入社して1年経ってみて本当に必要だった準備は別にあったのかなと思います。
 
編集ソフトが使える、構図が考えられる、色んなジャンルの番組知識がある
新しい何かをインプットすることは確かに重要ですが、それよりも元々持っている力を伸ばしておくことが重要だったのかなと思います。
 
「ごめんなさいとありがとうがきちんと言える力」
これはテレビ業界にいると、
最も必要な力なんじゃないかなと思います。
これ、できない人結構多いような気もします。(笑)

実際1年目にできることは限られています。
その中でも今自分にできることって、

「また一緒に働きたいな、古林がいると楽しい現場になるな」

そう思ってもらえることがまずは大事なんじゃないかなと思っていて…
失敗することもまだまだたくさんありますが、
そんな時に素直に謝ったり感謝できる能力が今大切なのはもちろんのこと、
これから先もこの業界で、たくさんの人とチームで働いていく上では一番大事なことだと思っています。
 
入社して1年、たくさん悩むことも落ち込むこともありますが、
「今日頑張ったなあ。」と思える毎日を送っています。
いろんな経験を積んで、
確実に日々”面白い奴”になっているなと実感しています。(笑)
 
ここまでお話ししたことは、
きっと映像業界に限らず活きることなのかなと思っています。
あくまで私の考えですが、
どこかで皆さんの役に立てればいいなと思います。

最後まで読んでいただきありがとうございました。