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再びの圧勝で2シーズン連続GS進出! / 女子チャンピオンズリーグ Round2 2ndレグ ☆ ヴォルスクラ vs ローマ


1stレグから1週間。再びトレフォンターネでの
女子チャンピオンズリーグ ヴォルスクラ戦 2ndレグは
10月18日14:30(日本時間21:30)キックオフ。
ピッチ上の半分以上の選手が新加入、最終ラインと前線だけのような布陣で超攻撃的に始まった序盤は、連携に苦労しつつも強力なアタッカー陣が圧倒し続け1点をリードして後半へ。
選手交代でリフレッシュしながら状況を改善し、空き始めた中盤を埋める形でジュリアーノを投入すると一気に流れが変わり、5ゴールと大量得点で圧勝。無事チャンピオンズリーググループステージへ駒を進めました。
実験の色が濃かった試合内容ながら手応えを掴んで前進することができたでしょうか。


UEFAによるリザルトはこちら ↓


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両チームスタメン >>

南萌華選手はサブで出場なし。
熊谷紗希選手は前半終了まで出場しました。
スタートは1年余りローマを見てきた中で
初めての陣形だったかと。
中盤がなく最終ラインと前線だけの様相でした。
DFリーダー/リナリとグリエルモ、
前線のセルトリーニとクラムザル以外は
新加入選手というところも
新しい試みを感じさせられました。




前後のポジションの入れ替わりも激しい
ローマとして斬新なフォーメーションを取りながら
キックオフから試合を支配。
しかし1stレグと変わらずヴォルスクラの守備堅く
なかなか決め切ることができません。

そんな中、35分右サイドから
フェイエルジンゲルの速いクロスを
ヴィエンが叩き込みローマ先制。
落ち着いて試合を進められる流れになりました。



後半からは熊谷に替えてチコッティを投入。
フォーメーションを4-3-3へ変えたように見えました。
攻勢強めてきたヴォルスクラの
ゴール前での展開へ対応が遅れ50分に失点。
1stレグの貯金はあるものの
これ以上の失点は避けたいローマ、
間延びしてきた中盤をケアするためか
早めにジュリアーノを投入。
この策がたちまち功を奏したか
56分、クラムザルのクロスから
ラトーレのゴールが生まれます。


ラトーレにとってはローマ初ゴールとなりました。


間髪入れず58分、CKから
トマゼッリがヘディングで落としたボールを
ディグリエルモがダイレクトシュートで叩き込み追加点。


さらに68分、後方から駆け上がってきた
ディグリエルモに、ラトーレがボールを預けると
そのままゴールへ突進してシュート。
相手GK届かず見事に決まり、
ディグリエルモは2ゴールの活躍となりました。


その後ジャチンティとグリオンナ、
さらに下部組織プリマヴェラとの二重登録選手、
チモ=ペディグリーノも投入して最後まで攻め立て、
83分と88分にヴォルスクラのオウンゴールを誘い
終わってみれば1-6(トータル1-9)と大勝。


無事にチャンピオンズリーグ グループステージへ
駒を進めました。


>>スプーニャ監督による試合レビュー

「達成された結果に我々全員が満足しています。
これはシーズン最初の目標であり、我々が気に入っている2つの納得できるパフォーマンスとゴールをもって達成しました。これまでとやり方を変えたが、我々はスタートしました。」
「用意された2つのチャンスで我々は試合を主導しており、それが我々にとって最も興味のあることです。」

「Round2が終わるまでは、他チームの結果に大きく依存するので、我々がどのグループステージに入るのかは分かりません。加えて今年は多くの強豪チームがあるため、順位を付けるのは難しい。何が起こるか、今は静観するでしょう。」 「グループステージでは私たち自身を信じ、それに基づいて恐れることなく、しかし敬意を持って、自分たちのやり方で試合に臨みます。それはチャンピオンズリーグで常に必要なことです。チャンピオンズリーグは、私たちがどこにいるのか、そして目標を達成するために他のヨーロッパのチームと比べて何が欠けているのかを理解させてくれるでしょう。」

「グループステージにシードされているのは、我々に素晴らしい競争の機会を与えてくれるチームばかりです。なぜならどのチームも強力だからです。我々が昨年対戦したのはバルセロナとヴォルフスブルク、そして今年はすでに親善試合でチェルシーと対戦した。さらにバイエルン・ミュンヘン…一言で言えば、彼らはすべて重要なチームです。どのチームも同じくらい優れているので、グループステージは私を最も落ち着かせてくれます。」

「熊谷は信じられないほどの戦術的知性を持ったサッカー選手だ。3人のディフェンダーでプレーする場合、その後は2つの選択肢がある。1つは、相手チームが3人か4人のアタッカーでプレーする場合、プレーメーカーを下げて4人のラインを再構築することだ。そうでなければウインガーを連れてくる必要があったが、今日はかなり攻撃的なウインガーが2人いたので、熊谷に下がってもらうように頼んだ。彼女はこれらの状況をよく読んでいるから説明は必要ないのです。」
「ラトーレは調子が良くなってきているので今日先発させました。彼女に重要な仕事をさせてあげることが必要でした。いずれにしても彼女は攻撃的な選手で、良い試合をしてコンディションも上がってきているので、ゴールできてうれしい。我々にとってこれは重要なことです。」

「今日の(下部組織プリマヴェラ所属の)ペレグリーノがビエルサのようだったかって?それは持ち上げ過ぎですが、今日彼女がトップチームデビューしたのは当然でした。彼女はシーズンの初めから私たちと一緒にトレーニングしており、あらゆる点でトップチームの選手です。プレー時間を増やすために時々プリマヴェラに行くことになるでしょうが、今日は彼女が良さを発揮できたので、私たちは彼女にプレーの時間を与えることができてうれしく思います。」

「セリエAで良いスタートを切り、チャンピオンズリーグのグループステージにに到達したかったので我々は連勝に満足しています。誇りを持ってこの責任を引き受けることを嬉しく思っており、可能な限り前進し、好成績を収めたいと願っています。それは我々の成長だけでなく、イタリアの女子サッカーにとっても助けとなるでしょう。」



試合ハイライト >>

◆フルマッチ映像はこちら


試合フォトギャラリー >>


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ローマの次戦は10月22日
セリエA第5節
アウェイでのサンプドリア戦です。

Daje ROMA !


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