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ローマ vs フィオレンティーナ / 2023/24 女子セリエA第9節


女子セリエAレギュラーシーズン前半の最後となる試合は、侮れない力を持つフィオレンティーナをホームに迎えました。
ローマは立ち上がりから攻め、前半の良い時間帯に先制も直後に追い付かれます。セットプレーのチャンスなども多く作り出したもののなかなか決め切れなかった中、後半にグリオンナが決めて勝ち越し、そのまま勝利へ。シーズンスタートから無敗の快挙で中断期間に入りました。

試合スタッツ >>


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女子セリエAでは、今節各試合会場で
「女性に対する暴力撤廃の国際デー」に
ちなんだキャンペーンを実施。
トレフォンターネでも
#MAIPIÚ(決して繰り返さない)という
スローガンが掲げられました。

両チームスタメン >>

ローマ 南萌華選手/熊谷紗希選手ともフル出場でした。



試合の入りからローマはボールを支配して圧倒、開始早々のCKでは、南があわやゴールという見事なヘディングシュートを披露する場面もありました。

前半24分、右サイドからグリオンナが、フリーで中央へ走り込んできたグレッジへパスを出すと左足を振り抜いて強烈なミドルシュートを叩き込み、ローマ先制。

しかし直後29分、フィオレンティーナ7番ロンゴがペナルティエリア内で南との1対1を交わしてシュート、決められて1-1で後半へ折り返しました。


後半60分、中盤での攻守の入れ替わりからの速攻でホーヴェが後方から送ったパスを収めたグリオンナが低く抑えた弾道のミドルシュートを決めて勝ち越しゴールに。


そこからローマは次々と交代カードを切り、試合を締めにかかります。追加点こそ生まれなかったものの、見事な攻撃シーンをいくつも作り、圧倒したまま終了の笛となりました。
グレッジとグリオンナの若手2人が、スタメン起用に応えてみせた一戦でした。



スプーニャ監督 試合後コメント >>

「この勝利には大きな意味がある。木曜日の努力を経て、このような試合をすること、そしてすべてを計算してきたことなど、今日のパフォーマンスには大きな意味がある。選手たち、スタッフ、みんなに感謝したいです。
そして、レギュラーシーズン前半の終了時点でフルポイントを獲得しているという事実を加味すると、ここまでに行われてきた作業が称賛されます。これに信じられないことです。週の半ばに行われたチャンピオンズリーグの試合を加えれば、我々は本当に幸せです。
さて、チームの多くの選手が代表活動で忙しいですが、たとえ数人の選手だけでも休息を取りましょう。私たちは幸せなので、この瞬間を楽しまなければなりません。」

「今日は失点を避けられなかったし、我々はいつもより精彩を欠いていたが、こうなるのは当然だった。インターバル中、私は選手たちに、刃物を持って前に飛び出すのではなく、短くて近いところでプレーするように努め、短くて速い、しかし近いパスでドリブルする強さを身につけるようにと言いました。
そうすれば、デュエルを孤立させてゴールを決める可能性を見つけることができるかもしれないと。私たちは成功し、スコアを2-1にしました。他にも重要なチャンスがありました。バルディに止められましたがマヌエラは信じられないことをしました。熊谷のクロスバーに阻まれたシュートも、要するに有利な状況がいくつかありました。
繰り返しますが、今日はこれ以上のパフォーマンスは不可能だったため、拍手に値するパフォーマンスでした。」

「グレッジとグリオンナの、2つの美しいゴール。私は彼女たちに満足しています。彼女たちはそれに値し、うまく働いています。本当に重要な勝利でした。」



試合ハイライト >>



試合フォトギャラリー >>

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第9節 終了後順位 >>

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ここから女子国際Aマッチウィークに入り、ローマからも多くの選手たちが母国の代表活動に参加します。

ローマ次戦は12月10日12:30(日20:30)キックオフ
ホームでのセリエA第10節 ミラン戦です。


Daje ROMA !





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