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百戦錬磨の強豪に善戦するも惜敗 / 女子チャンピオンズリーグ GS第3戦 ☆ PSG vs ローマ 1stレグ


アウェイの地パリにて、女子チャンピオンズリーグ常連のPSGに挑んだ一戦は、ローマらしいプレーを披露しつつも微妙に精度を欠き、攻撃のチャンスを生かせないまま試合巧者のPSGにいなされて、2点のビハインドを背負い終盤へ。後半のポジション変更と選手交代が徐々に機能して1点返しますが、悔いの残る内容だったでしょうか。

UEFAによるリザルトはこちら ↓


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PSGホーム、パルク・デ・プランスに初めて足を踏み入れたローマチーム。
熊谷選手にとってはリヨン時代に何度も訪れたスタジアムかと。


両チームスタメン >>

南/熊谷両選手はフル出場でした。
試合後半、4バックの左側にてディグリエルモと南を入れ替えました。



立ち上がり、PSGは3バック気味に前に人数をかけて厳しく攻めてきました。
前線のチャウィンガは昨シーズンインテルでプレーしていたこともあり、ローマの選手たちは特徴を知っていたはずですが、カトトやマルテンスと並んでは相変わらず脅威的な存在。ですがローマの堅守は際どいところで跳ね返して反撃のチャンスを狙います。

善戦するも前半終了間際の44分、アイグボグンがペナルティエリア内でファウルを犯してしまいPK献上。PSGキャプテンのゲヨロが決め、ローマは1点のビハインドで後半へ。


ローマは最終ラインの並びを変え、ディグリエルモと入れ替わって南が左SBに。いざ巻き返しへという後半立ち上がりの46分、左サイドを突破して中央へ展開され、カトトに決められて再び失点。


54分にはPSGのファウルでローマはPKを得、ジュリアーノが蹴りますが相手GKにセーブされて得点ならず。ジュリアーノにしては珍しい失敗でした。


イヤな雰囲気になりかけたところ、58分にジャチンティがゴール。
流れを引き寄せます。


ここからのローマの追い上げは凄まじく、ホーヴェは攻守に獅子奮迅といった様子。


途中交代投入のグレッジ、セルトリーニの活躍も攻撃を活性化させましたが、相手GKの「当たっている」プレーぶりもあってゴールを割れませんでした。特に前半、攻撃のチャンスが生まれたときにパスのズレ、シュートの精度が低いなど、小さなミスが多かったことが悔やまれたでしょうか。


>>スプーニャ監督による試合レビュー

「多少の後悔が残る試合でした。こういう試合ではエピソードが結果を左右します。PSGは私たちが与えたものを活用するのが非常に上手でしたが、私たちは彼らが私たちに与えたものを活用することがあまりうまくいかなかったと思います。
しかし我々は素晴らしいレベルのパフォーマンスを見せました。しかし特に有利なチャンスを作ったもののPSGがそれを利用し、我々の失点に結びついたのも事実であり、彼らは強い選手です。しかし、それは我々にリターンレッグへの希望を与えてくれる試合でした。」

「スタッツ上ではPSGの明らかの優位性は示されませんでした。繰り返しますが、特に後半は相手陣内に多く留まり、より多くのチャンスを作ることができ、そのおかげで望むようなゲームをすることができました。
後半の開始時に我々が軽々しく入りすぎたのは明らかで、2-0で我々はより複雑な試合をする立場に置かれた。
PKを得て得点のチャンスはあったもののそれを逃してしまいましたが、それは問題ではありません。その後スコアを2-1にしてグループステージの順位を戻そうとしたが、今日はこうなりました。」

「この試合で評価すべきは後半のパフォーマンス。私たちは私たちらしくプレーするためにパリに来ました。前半はボールポゼッションで相手に上回られましたが、試合をコントロールできました。
私たちは自分たちが望むような試合運びをしていました。45分にPKを獲得し、後半2分に2点目を奪われた。これだけで試合の流れを失ってしまうかもしれなかったがそうではありませんでした。それを元に戻そうとする後半の内容だったのは良かった。そしてそれは水曜日の試合に向けて良い前兆です。」


試合ハイライト >>

◆フルマッチ映像はこちら


試合フォトギャラリー >>


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ローマの次戦は12月17日
セリエA第11節
アウェイでのコモ戦です。

Daje ROMA !


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