見出し画像

敗れるも価値ある一戦に / 女子チャンピオンズリーグ GS Matchday4 ☆ ヴォルフスブルク vs ローマ

アウェイ ヴォルフスブルクで迎えた
GS第4戦は
12月8日18:45(日本時間9日2:45)
キックオフ。

ホームチームが本領を発揮。
ローマはよく戦い、最後の1秒まで
チャレンジを続けましたが
勝ち越しならず。
チャンピオンズリーグ初の
敗戦となりました。

UEFAのリザルトはこちら ↓

画像クリックで公式サイトへ


以下、詳細。

* * * * * * * * *



会場入りの様子



国外アウェイながら、
今回も熱心なローマファンが駆け付けたようです。


両チームスタメン >>

ヴォルフスブルクは前回対戦では不在だった
5番オーバードルフ選手が復活。
中盤での駆け引きが激しくなることが
予想されました。


ウォーミングアップの様子。
UEFA公式データでは
気温1℃となっていますが
時間が経つにつれて
寒さが増していったことでしょう。





立ち上がりは前回と似た展開、
ローマが勢いを持って
決定機を作っていくのに対し、
ヴォルフスブルクは様子を伺うように
受けに回っていました。
状況が変わったのは前半9分、
ヴォルフスブルク14番ロード選手が
接触で負傷退場、交代で
ヨンドッティル選手がピッチへ。
すると左サイドを自在に駆け上がり
中央の9番パジョル選手との
コンビネーションで持ち上がり
ローマが守備に奔走するシーンが
多くなってきます。

23分、ヨンスドッティル選手が
左サイドからクロスを上げ
パジョル選手に決められて
ローマ失点。
30分頃から明らかに
ヴォルフスブルクのギアが上がり、
39分再びヨンスドッティル選手に
左サイドを突破され失点。

しかし41分、ヴォルフスブルクDFの
パスを中央にいたアンドレッサ選手がカット、
そのまま30mはあろうかという距離を
ものともせず、
見事なミドルシュートを決め
1点を返します。
2-1で後半へ。


ローマはまったく下を向かずに
後半戦へと突入していきます。

明らかにヴォルフスブルクは
HT中に修正をしてきたと見え
かき回されて52分、53分と
立て続けにローマ失点。
4-1となり絶対絶命に。

しかしローマは一切
諦めを見せる様子もなく、
果敢に流れを取り戻そうと試みます。
すると選手交代でピッチに入った
セルトリーニ選手と
ロマン=ハウグ選手のコンビが炸裂。
75分、左サイドから
セルトリーニ選手のクロスを
ロマン=ハウグ選手が合わせて叩き込み
1点を返します。


その後も逆転も夢ではないかのような
勢いを持って攻め続けますが
そこは強豪相手、容易くはゴールならず。
4-2のスコアのまま、
終了の笛を聞くこととなりました。
大差のビハインドをものともせず
怯えたプレーで守りに入ることもなく
最後まで自分たちのやり方で攻め続け、
敗戦ながら讃えずにはいられない
素晴らしい試合ぶりでした。




スプーニャ監督インタビューによる
試合レビュー >>

「予想通りタフな試合でしたが
チームを誇りに思います。
私たちはやるべきことをしました。
こういう試合では、小さなミスが
命取りになります。
私たちは持てる力を出して
非常に勇気あるゲームをしました。
結果はあまり良くないかもしれませんが
大丈夫です。
私たちはさらに高く
意識を持ち続けなければなりません。」

「この試合は、ローマがこのレベルでも
耐えられることを示しました。
 後半の10分間、
少し主導権を握られたのを除けば
残りの時間は個性的でうまくいった。
それが私たちが最も注目したことです。
次のザンクトペルテン戦が
チャンピオンズリーグ残留に向けて
決定的な試合となるが、
こういう結果になる可能性はわかっていた。」

「ヴォルフスブルクのようなチームと
対戦することで成長し、向上することが
このチャンピオンズリーグに求められます。
私たちはお互いを信頼しており、
より意識高くこのレベルの試合を続けて
さらに多くの経験を得たいと思っています。」


DFリーダー
リナリ選手のコメント >>

「ヴォルフスブルクは本当に
私たちをリスペクトしてくれました。
最初からそれがわかりました。
私たちは常にゲームに集中していて、
後半に2分間で2ゴールを許したときも
団結を失わずプレーを続けました。
このチームが進んでいる方向は
誇りに思うべきものです。」

「この試合を前向きに
分析する必要があります。
確かにいくつかのミスがあった。
それはヨーロッパで最も強力な
チームの1つと対戦したためです。
でも、繰り返しますが
彼女たちは私たちを
リスペクトしてくれました。
それはイタリア女子サッカーと
ローマにとって大きな前進です。」

「ザンクトペルテン戦が
本当の大きな目標であることは
わかっています。
私たちは勝ち抜くためではなく
楽しみ、大きな経験をするために
チャンピオンズリーグの舞台に来ました。
今日はそうではなかったけれど
もちろん勝てればうれしいです。
今はもう、ザンクト・ペルテン戦に向けて
切り替えています。」


試合ハイライト >>


*フルマッチ映像はこちら


今週末にはセリエAユベントス戦、
現在首位のローマには
勝てばスクデットを手にすることになる
重要な一戦です。

連戦の中、最強のライバルと
どのような試合を繰り広げるのか
期待が高まります。

Daje ROMA !

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?