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ローマ vs インテル / 2023/24 女子セリエA第4節


キックオフは10月15日16:00(日本時間23:00)
難敵インテルを迎えるに当たっては個々の連携を重視したか、FPはチーム所属歴の長い選手たちをスタメンに抜擢。キックオフ直前にキャプテン、バルトリにアクシデントがあったようで右SBはアイグボグンに変更されました。
序盤からローマが押し込む展開となり、開始10分ほどでCK6本にも上ったほどインテルゴールに迫りますがなかなか仕留められず。状況が落ち着き始めた前半18分、中盤でボールを奪い見事な崩しでローマ先制。
1-0で後半へ折り返すと66分にはエース、ジャチンティが決めて2-0に。終盤には速攻を受けてあわや失点というシーンもありましたが強い意志が見える守備で跳ね返し完勝。
スコア以上の強さを見せた一戦でした。

試合スタッツ >>

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両チームスタメン >>

ローマは4-3-3ですが、特に攻撃時には
両SBが高い位置を取り、
実質リナリ/南の2バックのような様相に。 



開始早々からローマが攻め立てますが
なかなかこじ開けられず。
状況が落ち着いてきた18分、センターライン付近で
ジュリアーノがボールを奪ってディグリエルモに預けると、
速いドリブルで持ち上がり、
前線中央にいたジャチンティへ。
ジャチンティは自分では打たずに
左サイドのホーヴェにパスを送ると、すかさずクロス。
走り込んできたグレッジがミドルで叩き込み先制。



シーズン開幕以来の試合を観て感じるのは、選手それぞれのポジションはそのままに、昨シーズンと比べるとより速く複雑にパスを繋ぎながら相手ゴールに迫るようになったようだという点です。両サイドの長い距離をホーヴェやセルトリーニがドリブルで駆け上がるシーンがやや減ったように思われ、よりゴールに近い位置でボールを受けるようになったかと。そしてこれまでよりも中央のスペースを使う比率が上がり、最終ラインからのロングフィードも増えたかと。
前線にはヴィエンやフェイエルジンゲル、中盤の底を支える熊谷など、随所にしっかりボールを収めてコントロールできる選手が入ったゆえの試合運びかと想像します。


また、これまでのところGKはチェアザルと新加入のコルペラが交代で務めるかたち。甲乙つけがたい両選手ですが、このインテル戦でのほとんど2バックのようだった最終ラインではGKも参加してのビルドアップが必要だったのでしょうし、その部分を得意としているのはコルペラなのかなという印象を持ちました。


さて後半もインテル守備陣がゴール前を固める中、
選手交代も織り交ぜて追加点を狙っていきます。
66分、グリオンナと交代で右ウィングに入った
ヴィエンスからの絶妙なグラウンダークロスを
ジャチンティが叩き込み、2点目。



終盤にはあわや失点!という危険なシーンもありましたが
集中した連携でゴール前からボールを掻き出し、
終わってみればスコア以上に圧倒した内容での
勝利となりました。





スプーニャ監督 試合後コメント >>

「我々が望んでいた通りの試合の立ち上がりでした。
最大の得点を得てハーフタイムに到ること念頭に置いていたので。非常にトリッキーな試合でしたが、我々はとてもうまくコントロールできた。私の意見では、チームも成熟して非常に満足しています。
相手にゴールすら許しませんでした。これはもう一つの重要な事実です。私たちは 2 ゴールを決めましたが、もしかしたらいくつかの状況を改善できたかもしれません。しかし良いレベルの試合、成熟した試合だったと思います。」

「我々は完全に試合の主導権を握りました。支配し、適切なタイミングでプレーした。減速しなければならないときは減速し、加速しなければならないときは加速していました。今日は、自分たちがやろうと決めて準備してきたことを実行できたと思う。」 

「試合全般に満足しています。このような姿勢を持ち、特定の状況を管理する技術的な資質を備えていれば、すべてが私を満足させる。ゴールを許さなかったという事実も、とても重要なことです。」



試合ハイライト >>


試合フォトギャラリー >>


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第4節 終了後順位 >>

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ローマ次戦は10月18日14:30
(日本時間21:30)キックオフ
UEFA女子チャンピオンズリーグ
Round2 2ndレグ
ヴォルスクラ(ウクライナ)戦です。

Daje ROMA !





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