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女子スーペルコッパイタリア 2023決勝 / ローマ vs ユベントス


1月7日、冷たい雨降るクレモナで開催されたスーペルコッパイタリアフェミニレにて、ローマは昨シーズンに続いてユベントスと対戦。互角の力を見せながらも不運なオウンゴールで失点し、その後熊谷選手のゴールで勢いを取り戻すも、抜け目なくチャンスを決め切ったユベントスに対して再三の決定機を外し続け、あえなく敗戦。ここしばらくの不調を払拭できず、悔いが残る結果となったでしょうか。


イタリアサッカー協会のマッチレビュー>>


大会パンフレットがPDFでも配布されました。
画像クリックでデータページへ。



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雨の中、クレモナのジョバンニ・ツィーニ スタジアムへ
キックオフは15:15(日本時間23:15)



両チームスタメン >>

南/熊谷両選手ともフル出場でした


前半12分、ファーに蹴られたCKをユベントス/グンナースドッティルがヘディングシュート、GKチェアザルが跳ね返したボールをグンナースドッティルが拾い再びシュート。ゴールラインぎりぎりの混戦の中、クリアしようとしたヴィエンの足に当たったボールはそのままゴールへ吸い込まれ、ローマ失点。

しかし29分、ドリブルで相手陣内へ運んだグレッジが、中央へ切り込み熊谷へパスを送ると、ペナルティーアーク付近から豪快なミドルシュートで叩き込み、ローマは同点に追い付きます。



1-1で後半へと折り返し、激しい攻防が続きました。


54分、自陣内で揺さぶりをかけられ、ペナルティエリア外からユベントスの若手ガルビーノが熊谷のシュートに勝るとも劣らない豪快なミドル弾を決め、ローマは再びビハインドを背負うことに。


時間には余裕もあり、ローマは落ち着いて次々と決定機を作り、ゲームを支配していたもののどうにも決め切れず。

終了間際にあったFKのチャンスもジュリアーノは決めることができず、そのまま敗戦。連覇を遂げることはできませんでした。



スプーニャ監督による試合レビュー>>

「決勝で負けると、いつも悔しい気持ちが残る。
ユーヴェは、とりわけその姿勢を称賛されるべきです。彼らは局面で挑戦し続け、効果的な手段で試合を戦いました。我々は技術的にプレーしようと試みましたが、結局それは今日ほとんど報われませんでした。
残念な点を上げると最後にFKがクロスバーに当たってしまい、延長戦に持ち込む可能性を失った。また、1-1の時点でリードできたかもしれないという悔しさが残ります。これは決勝戦でした。対戦相手よりも競争力が低い状態でプレイすると、負ける可能性が高くなります。そして今日もそんな感じでした。」

「データ上はローマが完全に優位だったかもしれないが、我々の得点チャンスにはユベントスが持っていた抜け目なさが欠けていました。今日はペナルティエリア内でボールを持った場面が7、8回あったが、我々はセカンドボールを奪えず、代わりに彼らが獲得したボールはエリアを一掃し、おそらく得点できた状況でした。
ユベントス戦でそれが何度も起こるということは、試合に勝ったことを意味しますが、それでも決意を固めなければならない、下手をしなければならない状況もあるのです。そしてエレナ(リナリ)が「飢えが足りなかった」と言ったのはおそらく正しいです。決勝で勝つためにはそのハングリー精神が必要です。」
ローマは再び何から始めるべきでしょうか?
「我々は努力を続けなければならない。この試合は、多くのプレーや多くのチャンスを生み出すだけでは十分ではないことを我々に教えてくれるはずだ。おそらく今こそ、決意の基準、競争力の基準、汚い試合に勝つための基準を上げる時だ。これまでも時々我々はそうしてきたけれど、こういう時はもっと抜け目なく狡猾にプレーしなくてはいけません。」


なお、この試合中にディフェンダーのアイグボグン選手が前十字靭帯を負傷し、今季出場は絶望となっています。


試合ハイライト >>


フルマッチ映像はこちら


試合フォトギャラリー>>



ローマ次戦は1月14日(日)セリエA第12節
ホームでのポミリアーノ戦です。

Daje ROMA !


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