ゾンビ庇いとSortie Simulator

1.結論


航空戦のように一度に複数の攻撃を行った場合、庇いの判定がSortie Simulatorと実際の艦これでは挙動が違う可能性がある

該当してそうな例
 航空戦、支援砲撃、航空支援、対潜支援、基地航空隊、基地対潜
発生している現象(多分こういう理屈)
 同時攻撃の場合、ブラウザ版では、すべての攻撃のターゲット選出→すべての攻撃の庇い判定→すべての攻撃のダメージ計算の順で行われるため、その攻撃で受けたダメージは庇い判定に影響しないが、
 シミュでは、すべての攻撃のターゲット選出→攻撃1回ずつ(庇い判定→ダメージ計算)の順になっている?ので、その攻撃で受けたダメージが庇い判定に影響する。
なので、実際には起こるはずの、同時攻撃時の小破庇いや撃沈庇いが、
シミュでは起こらない。

2.ゾンビ庇いとは

「ゾンビ庇い」とは、航空戦時に撃沈させた敵艦が敵旗艦への攻撃を庇う現象を指します。

まず、前提として、航空戦では他の攻撃で撃沈された敵艦も攻撃のターゲットになるという前提に基づいています。航空戦でしばしば、1隻の敵艦に攻撃が集中し、オーバーキルになってしまうのはこのせいです。

そして同様に、「旗艦庇い」も撃沈された敵艦は行います。
ぺぺさんが検証で確かめられました。

問題は、ぺぺさんのスライドにも説明されているように、「ゾンビ庇い」はSortie Simulatorでは発生しないような仕様になっていることです。
このせいで、Sortie Simulatorでは航空戦が絡むシミュ結果が実際よりも上振れることがあるらしいです。

ここまでが前提です。

3.なんでこんな差が生まれたの?

(プログラミング素人なので、ここらへんはあってるか分かりません)

航空戦の攻撃の流れはこうなってるぽいです。
1.敵の情報リストを取得
2.攻撃機を指定する(旗艦の第一スロットから順番に優先)
2.リストからランダムに攻撃先を選ぶ
3.攻撃先が旗艦なら、情報リストから庇い可能な敵のリストを作る。
4.リストから庇いを行う敵艦をランダムに選ぶ。
5.ダメージ計算などを行う
6.2に戻り、次の攻撃機を指定。
7.これを攻撃機がなくなるまで行う。

最初にリストを取得して、ターゲットも庇いもそのリストで判定するので、どちらの対象にもなるんじゃないかなって思ってます。

ところがSortie Simulatorは次のようになってるっぽい?です

1.航空戦で攻撃対象になる敵艦リストを取得
2.攻撃機を指定する(旗艦の第一スロットから順番に優先)
2.リストからランダムに攻撃先を選ぶ
3.攻撃先が旗艦なら、庇い可能な敵のリストを取得。
4.リストから庇いを行う敵艦をランダムに選ぶ。
5.ダメージ計算などを行う
6.2に戻り、次の攻撃機を指定。
7.これを攻撃機がなくなるまで行う。

庇い判定のたびに、HPを見に行って、庇い可能な艦のリストを用意するようになってるっぽいです。

4.これほかにもシミュ結果にも影響あるんじゃね?

ここから本題です。
①庇い可能かどうかなら、小破以上でも庇わなくなるんじゃね
②ほかの同時攻撃でも、同じことが起こるんじゃね
この2点が自分は気になりました。

とは言っても実機でこんな検証みたことないし、シミュのプログラム読んだりもできないので、
シミュで設定をこねくり回して調べただけです。

まず①小破で庇わなくなる説
シミュでは撃沈と同じく小破でも庇わなくなってしまうようです。

次に②ほかの同時攻撃について、
砲撃支援と基地航空隊、対潜支援がゾンビ庇いしなかったです。

ただし、開幕雷撃戦はゾンビ庇いするようになっていました。なんで違うのか謎です。詳しい方教えてください。

というわけで、調べた限り、同時攻撃では雷撃戦以外すべてで、庇い判定の再取得が行われてしまっていました。

実機でどうなっているかは分かりませんが、差があるかもしれません。


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