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小人が踊る家

 小人=こびと=Covidです。小さな生命体、Covidくんですね。このこびとくんには私、感謝しているというか、彼のおかげで色々なことが見えてきました。表出です、露になってきました。つらつらと書きます。
 
 今度北海道の砂川市のゆうという劇場でダンス公演をします。そのタイトルが、「小人が踊る家」なんです。
チラシデザインは我が家の長男くんに頼みました。一枚目のデザインを描いている途中に、「音符記号の写真を見せて」と言ってきたので、なんだか変だなぁと思い、見ると音符記号を模写してる。それはいいんです、でも、出来上がった絵を見ると面白くない。どうしてでしょう。長男くんと話しました。
「頼まれるとダメなんだ、書けないんだ」と、言います。
凄いです、分かってますね、巨匠です。こんなときは全部忘れてジャクソン・ポロックを観ましょう。適当に絵の具を垂らしてみます。模倣です、真似です。やっぱり子どもは速いです。3枚目あたりからはスラスラ~っと好きに描いてます。2枚くらい描いたら飽きたみたいでどっかに行ってしまいました。良いですね、露です、小さな生命体。愛しいです。

 私はよく死ぬことについて考えます。物心ついたころにはもう考えていた気がします。小学校1~2年生くらいの時に親に聞きました。
「死んだらどうなるの?」
「まだ死なないから大丈夫」
「そういうことじゃないんだよなぁ」と思いましたが、同時に「あ、この人は私に気を使っているのね」、と思い私もそれ以上何も言いませんでした。それっきりです。子どもは親の背中を見て成長します。最初の先生です。私はそれから人間は死なないもんだ、私は死なないもんだと思って過ごしてきました。でも、どうやら違うようです。私が死なないとルール違反になるようです。私が死ぬと、誰か生まれる事ができます。誰かが死んだからうちの子どもたちも生まれてきました。
 うちの妻は3歳の時にお父さんが無くなっているんですが、やっぱりそういうのはよくわかっているみたいです。人の死に目にもたくさん触れてきたそうです。子どもの時から人の死に触れてきた人はわかってるんですね。
 
 今日はコロコロと話題が変わりますね、でも、繋がってます、表に出てきました。続けましょう。こびとくんがきてから私は数ヶ月仕事が無くなったので、念願だった畑を始めました。畑って何でできているか知ってますか? そう、土です。土=死骸です。畑作業するときは裸足になります。足の裏で土を感じます、心地よいです。体の熱を吸い取ってくれます。裸足で土の上に立っていると熱中症にもなりません。釣りも始めました。魚を釣ってその場で締めます。子ども達が見ています。食べるっていうのはそういう事です。あ、なんだか説教おやじになってきましたね。まぁ、でも読みたくない人は読まなくていいんですから、気にせず続けましょう。つまり、私たちの食べるものは全部死骸なんですね。だから死なないとダメなんです。死なないと生きないんです。
土=死骸=生きる ですね。だから私が子どもたちに言いたいことはこれだけです。私の教育方針です。
「土にさわる。」
書を捨てよ、街に出よう、ですね。アップロードすると、スマホを捨てよ、畑に出よう といったところでしょうか。なんかそれさえも古いですね。
「畑に出よう 裸足で」はい、充分です。
とりあえず、畑に行きたくなったので行ってきます、続きはまた明日、、、

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