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0円劇場(2)

続きです。
そういえばさっき知人から「文章が坂口恭平になってる」と言われました。最高の誉め言葉です。そうなんです、坂口恭平が身体の中を通っている感じがします。惚れちゃうと、自分と相手の境界線が無くなるんです。同化です。バックパッカーだった頃はインドにいるとインド訛りの英語、フランスにいるとフランス訛りの英語を喋ってました。
そうそう、0円劇場の続きです。ようやく0からのスタートを切ることができました。やっぱりお金のことが気になります。収益、売上です。通常だと、劇場公演の主な収入はチケット収入です、あとはTシャツとかパンフとかグッズ販売。  

あ、ピーンときました。

この間札幌市の会議で芸術と他産業とのコラボを、と誰かが言ってました、はい、身体を通ってきました。色んな人間、言葉、が私を通過します、生きています。そもそも私ってのはいったい何なんでしょう。私は私とはメディアだと思ってます。媒体、筒です、筒抜けです。
他産業です。そうです。私の友人宅には魔女が住んでいて、つまりこれは彼のお母さんのことなんですが、彼女は裏の森で取れる様々なものを調理して食べさせてくれます。初めて僕が行ったときは、カエルの卵のポン酢和えがでてきました。もちろん絶品でした。チケットは魔女のランチ付きにしましょう。そうなるとあまり数は出せないので、魔女のランチ付きチケットは10枚限定にしましょう。客席は全部で30席。チケットは3000円、ランチ付きは6000円です。キャンプもできるので、泊まりたい人はどうぞって感じで。
お金のない人はどうしましょう。はい、大丈夫だよ。ヨーロッパのカフェで取り入れてるアレです。サスペンド コーヒーです。サスペンド=保留お金のある人は自分のチケット代の他にサスペンド(貯める)できます。お金がない人はそこから頂いて観ればいいんです。いいんですよ、出世払いで。中心の形ができてきました。後はだいたいいいんじゃないでしょうか。あ、劇場の名前ですね。坂口恭平へ敬意を表して0はつけましょう。私の名前がヒロ、hiro、敷地の友人の名前もヒロさん、hiro×2+0円=H2O「シアターH2O」、水です。流れ流れていつか無くなり山河になる劇場です。

さ、スマホもほどほどにして空を見上げましょう。次回はオンラインダンスクルーズについて書こうと思います。

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