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The Whoというバンドについて

19歳ぐらいの頃から、The Whoというイギリスのバンドのファンであります。 デビューは1965年。ビートルズは「Help!」をリリースし、ローリング・ストーンズは「Satisfaction」を大ヒットさせた年ですね。

僕にとって、ビートルズやボブ・ディランと並ぶぐらいに大事なアーティストなのですが、かといって全アルバムを聴き込んできたかと言われると、実はあまり自信がありません。ごめんなさい。

いやもちろん『Who's Next』や『Quadrophenia』や『Live at Leeds』は、これまでの人生で何回聴いたか分かりません。

Who's Next (1971)
Quadrophenia (1973)
Live at Leeds (1970)

ただスタジオアルバムだけでも12枚あるのに、これだけしか聴き込んでないのかよ……って言われると、返す言葉もありません。

それでも、やっぱりThe Whoは特別なバンドです。ライブをやるということについて僕に強烈なイメージを与えてくれたバンドだからです。それはもう、脳天を撃ち抜かれる勢いで。

こちらの映像はもともと、ローリング・ストーンズによるTVショーにゲスト出演したときのライブなのですが、主役のストーンズがThe Whoのパフォーマンスに恐れをなして、ショーの映像をまるごとお蔵入りさせた……という噂があったそうです(1968年の放送ですが、1996年にようやくVHSで発売されました)。

ここからは好みの問題になるのですが、僕はやっぱり、バンドの楽しさを音だけではなく全身で表現する人たちが大好きです。

ギターのピート・タウンゼントがジャンプし、そこからのスライディングを捉えた終盤のシーンなんて、今見てもカッコよさに震えが来ます。

この映像ではカットされてますが、演奏終了後、前に出てきたドラムのキース・ムーンにピートが感極まって抱きつくんです。バンドっていいなあってつくづく思います。

ピートのようなカッコよさも技術もないけれど、僕もステージでは誰よりも楽しんで見せている人間でありたいと願います。

僕は若い頃、ピートのジャンプをリハーサル中にやったら着地に失敗し、リハーサルスタジオから救急車で運ばれましたことがあります。あれは痛かったですね。

記事中の画像は全て、The Whoオフィシャルサイトからの引用です。


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