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あの頃、僕は英語が嫌いでした。

思えば中学1年のころ、英語が嫌いでした…。
あの時の自分は、まさかその20年後に中学生に英語を教えているなんてまったく想像していませんでしたね。
なので英語が苦手な中学生と話すと、その気持ちがよくわかります。

英語嫌いな中学生はたくさんいると思いますが、私の場合は定期テストでも30点台というそこそこの問題児でした。
当時担任だった先生に、「お前このままだったらどこの高校にも行けんぞ」と言われたり。
そう言われるのも無理はないんですが、正直すごく腹が立ちました。今でも明確に覚えているくらいですから。なんて失礼なことを言うんだと。

考えてみると中学校の英語の勉強は不思議なものです。
「教科書にこう書いてある、リピートアフタミー、覚えてください。」
つまらない勉強だったのは間違いないですね。特に初めのほうはその傾向が強い。しかたのないことではありますが、知的に面白い、楽しいと思うことが最も少ない教科だった気もします。
先生のせいではないでしょう。日本語しか周りにない中で他国の言語を勉強するというのは難しい。たとえつまらない勉強でも、強引に進めなければいけない側面があるような気がします。

しかしながら、そうしたある意味事務的な、無機質な勉強であるからこそ、ちょっとしたことで状況を改善できたりするものです。
私は生来のマイペース人間ですが、当時はさすがにこの点数のままではまずいと思いました。(別に担任に言われたせいではありませんが。)
だから思ったわけです、勉強しなきゃと。
今思えば、中学1年でそう思ったのは、ラッキー以外の何物でもありません。

私がしたのは「単語」の勉強のみ。定期テストですから試験範囲が明確に決まっています。その範囲の単語をすべて覚え、教科書の試験範囲でわからない単語がないようにするという、極めてシンプルな勉強でした。

この勉強法は、自画自賛となってしまいますが、中学校の定期テスト対策としては絶大な威力を発揮します。特に中学1年という英語の授業が始まって間もない頃ですから単語の数も知れています。
私がラッキーだったと思うのはこの点です。

こんなシンプルな勉強ですが、無機質な教科にはてきめんに効果があり、その後私にとって英語は大きな武器であり続けることになります。

ちょっとしたことで大きく自分が進歩するという経験は、どなたにもあるかと思います。
なかでも英語や数学といった学校の勉強は、スポーツや楽器演奏のように筋肉と神経のトレーニングが必要なわけでもなく、根気さえあればなんとかなることも多いと思います。

もちろん、より高いレベルの英語力を求めるにはたゆまぬ地味な努力と深い考察、研究が必要です。
でも少なくとも中学校、高校の英語はちょっとした基本的な勉強でずいぶん成績が様変わりするものです。

英語嫌いな人が、その「ちょっとした何か」に気づいてもらえればいいなと思います。あまり根を詰めて頑張りすぎたりせずに寄り道してみたり、誰かに聞いたりすると、思わぬ突破口が開いたりするかもしれませんよ。


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