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【詩の森】CO2温暖化説は本当ですか

CO2温暖化説は本当ですか
 
古気候学の知見によれば
過去1000年の地球の気候のあらましは
1000~1400年頃に
中世温暖期とよばれる時期があり
その後の1400年からの
凡そ450年は小氷河期だったといいます
そして1900年以降現在までは
小氷河期からの回復期だというのです
これは史実にも残されており
1677年には
凍結したテムズ河の絵が描かれ
江戸時代には冷害による飢饉が
何度も起こりました
さらに遡れば縄文時代は
とても温暖だったといわれています
縄文海進といって海水が
関東平野の奥深くまで入り込んでいました
これはCO2温暖化説では
到底説明できないことでしょう
青森や北海道に縄文遺跡が残っているのは
温暖で住みやすかったからだ
と言われています
 
地球温暖化の話になると
私たちはなぜこうも
近視眼的になってしまうのでしょう
私たちの寿命はせいぜい百年
そんなスパンで地球の気候を議論しても
始らないのではないでしょうか
古気候学は教えています
過去34万年の間に最大10℃の変動が
10万年サイクルで4回あったと―――
そこに数百年・数十年単位の変動が加わります
つまり人の営みとは無関係に
地球自体が気候変動しているのです
この自然変動に対しCO2温暖化説は
1946年以降の人類による
CO2排出量の急増を問題にしています
地球物理学者の赤祖父俊一さんは
人為変動を問題にするなら先ず
自然変動分を取り除くべきだと述べています
まさに科学的態度といえましょう
それでなくても100年前から
地球は一貫して
温暖化の途上にあるのですから―――
 
46億年を一日に置き換えてみると
私たちの寿命の100年は
たったの2ミリ秒足らずです
総合的・俯瞰的思考が得意なはずの政府が
この問題に関しては
早々にCO2温暖化説を採用し
法律でその削減に努めようとしているのは
いったい何故でしょうか
抗えない程の強大な権力が
蠢いているのでしょうか
科学的態度はどこに消えたのでしょう
鶏と卵ではありませんが
CO2増加による温暖化説とは裏腹に
温暖化によって海中のCO2排出が
促進される側面もあるのです
脱炭素社会という合言葉は
社会の構造変革を意味しています
これまでのエネルギー基盤を
一気に入れ替えようというのです
脱炭素は世界経済フォーラムが牽引する
グレート・リセットのための一策略に
過ぎないではないでしょうか

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