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ネット碁振り返り#11


対局

この対局は野狐囲碁のネット碁で、私の白番で相手は9段の方です。

内容

白12のトビに伸びこみや割り込みではなく、中央からのハサミツケとはかっこいい一手だ!

黒15の右上のコスミツケは若干違和感があった。というのも黒は上辺にすこし手をかけすぎのように見える、また右上の白の1子は取り切れているわけではなく、いくらでも白さ捌くことができる。しかしこの後続けて上辺を黒が打つことは考えにくいので、さらに違和感は強まった。

白としては下辺に向かうのは当然であるが、やはり黒19のカカエは先ほどの理由より不自然に感じた。しかしこういう打ち方もあるのかもしれない。自分としては打っている時は有り難い感じがした。

黒は左上の白を攻めてきたが、白38は思いつきだか、面白そうな手である。さらにこの前の段階に関してではあるが、右上の白はハネ一本でかなり生命力が増している。それを考慮するとこの段階では白優勢を築けているのではないか?

下辺が大きくなってきたので黒は消しにきたが、黒53が不注意の緩着で目形の乏しいお団子になってしまった。この段階でわかりやすく、打ちやすさを感じていた。黒はいきなり下で動かない方が良かっただろう。

上辺の白を脅しながら左辺の黒を動かしておけば、黒は下辺だけを意識しておけば良かったのではないだろうか?

実践は左辺も下辺の黒も弱くなってしまい、白としては色々な選択肢ができた。結果的に見れば、白はこの段階で2つを割いて攻めに行くべきだったかもしれない。白十分と見て、ヨセ碁に持ち込んだのは得策ではなかったようだ。

黒は左辺こ白に働きかけて、中央での目形を確保しにきた、中途半端に左辺を渡ろうとしたのがあまりよくなかった。

白1と堂々と繋いで3辺りからしっかりと内側から狙う方が良かっただろう。

この後はギリギリのヨセ合いが続き、正直よくわかっていない部分も多くあったが、最終的には2目半白勝ちとはなった。しかし勝ちきったというよりは残っていた。やはり序盤の違和感などが最終的の残りにつながったような気がする。
しかし後半のヨセは難しかった。

あとがき

ご希望の布石や知りたいポイントなどの要望でも出来る限り応えたいと思います。
ご意見やご要望などありました、コメントやXで連絡をくれると嬉しいです。ありがとうございました。

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