ネット碁振り返り#9
対局
今回の対局は野狐囲碁のネット碁で、私の白番です。また対局相手はプロ棋士? 野狐9段の方です。
内容
星打ちや中央メインの私ですが、たまには気分転換に小目や目外しわ高目も打ったりします。白8のシマリが一般的には少し珍しいのかもしれませんが私の碁の場合よく出没します。
黒は普通にカカリを選択したが、これには受けより下がりで対応するのも結構ありです。
流行りの三々入りというのも無いわけではありませんが、あまりお勧めはしません。白10に白が回ると、下辺から中央がかなり白っぽくなるので黒としては戦闘がやりにくくなってしまうとおもいます。そのため実践は工夫がないよで、意外と変に工夫しない方が良いのです。
白は先手を取って左辺と左上に先着しました。これにより、地合いのバランスも取れてひと段落しました。
左辺ではなく下辺を連打し、左辺は譲るという変化も当然あり得ますし、これはこれで互角の進行であり好みの問題でしょう。
しかしながら…
同じ連打でもしたから打ち込むのは黒から上から押さえつけられてしまい白悪いでしょう。
黒の25のツケにはびっくりしました。一見筋のようにも見えましたが、ダメが多く丸々飲み込まれるのであれば緩着と言わざるを得ません。さらに左辺への味消しにもなっているので善悪は微妙ですね。
白が左辺黙って受けたら、右辺も簡単に決めて黒は中央を大事にする進行を選んできました。そこで白は下辺を連打して白38とつっきりましたが、これでは先程の左辺の様子見も丸々飲み込まれているので黒失敗に見えます。
黒は勢い中央を囲いに行きましたが、白としては軽く消すか、一箇所捌いてしまえば勝勢になりそうなので比較的楽な展開です。
実践は右上から仕掛けました。さらに白46はちょっと対局中に思いついた手で打ってて楽しかったです。
白54のアタリが上手い手順で白は隅を難なく生きることが出来ました。
実践は簡単に捌けてしまいいよいよ黒は厳しそうですね。左辺へのアプローチはかなり本気で狙ってるように見えました。白は右上で上手くいって少し調子に乗っていたかもしれません。少し雲行きが怪しくなってしまいました。ここからは白は少し必死かもしれません。
白としてはギリギリでしたが、78の隅のキリが残っていたのでなんとかなりました。黒はこれ以上追求できません。
ヨセとして上辺を破れる手番が回ってきたのが幸いでした。これで細かいながらも白がなんとか刺せそうです。この後は黒の簡単なミスが出てしまい一瞬で黒投了になってしまいましたが、お互い頑張っていれば、1目半か2目半あたりの細かい勝負だったような気がします。早碁なので計算は怪しいですが笑笑
あとがき
ご希望の布石や知りたいポイントなどの要望でも出来る限り応えたいと思います。
ご意見やご要望などありました、コメントやXで連絡をくれると嬉しいです。ありがとうございました。
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