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なぜ3大キャリアは通信料が高いのか?
おばんです。通信の人です。天ぷら食べたい。
今回のテーマは…
●「なぜ3大キャリアは通信料が高いのか?」
前回、3GB使うだけで3000円以上取られるdocomoのプランを紹介(もはや批判だが)しました。が、下の表を見てもらってもわかるように、通信料が高いのはdocomoだけではなくau、SoftBankもそうです。
前回の記事↓
なぜなのか?
結論は2つあって、
1.シンプルに電波がいいから
2.寡占状態だから
です。
1の電波がいいから、というのは大手キャリアが持っている電波(難しく話してもあれなので電波と表現します)が「プラチナバンド」と呼ばれる上質なものなんですね。ビル内とか地下でもニュルニュルって入っていくので届きやすいです。
いい電波はそりゃいい値段しますわよね。自社で基地局(スマホに電波を届けるアンテナのようなもの)を持っているキャリアでいうと、楽天モバイルだけがこのプラチナバンドを持っていません。喉から手が出るほど欲しいでしょうね。
2の寡占状態だから、に関してですが、これはもうご想像の通りです。大手キャリアは3社とも以心伝心で似たような価格帯でサービスを提供し、それはもうウハウハな訳です。どれか1つのキャリアが価格を変えれば他の2社もそれになんとなく合わせたりします。
この寡占状態の市場に新たに参入しようとしているのも楽天モバイルです。
自社で基地局を持ちながら、あの低価格でサービスを提供し、価格競争を促進させようとしています。さっきも言ったようにプラチナバンドを持たないのが玉に瑕ですが、目指すところは素晴らしいですね。結果赤字を垂れ流していますが、そりゃそうです。大手キャリアが約20年に渡り何兆円もの投資をしてアンテナを立ててきたところを、楽天モバイルは数年でやってしまいました。
にも関わらず、市場シェアは未だ3%ほどです。格安SIMも多くのキャリアが出てきましたので、なかなか厳しい現状ではあるかもしれませんね。
ということで今回は「なぜ大手キャリアは通信量が高いのか」について書いてみました。3大キャリアがもっと安くしてくれたらそれに越したことはないわけですが、こういうのって大体構造的な問題になっていて、一朝一夕で解決できるものでもないですね。
ではまた。
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