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タワーオブザサン

平素よりお世話になっております。
経営学部 経営学科 3年 小川翔吾です。

VISIONS、始まってからしばらく経って今日が一旦ラストです。

はじめに、テラスカイ様、ベネフィット・ワン様、弊部関係者の皆様、日頃より弊部への多大なご支援賜りまして誠にありがとうございます。応援のメッセージを頂いた時や試合観戦に来ていただいた際には大変力を貰っています。部員一同目標達成に向けて取り組んでおりますので、今シーズン以降もどうぞよろしくお願いいたします。

前回の堅也のvisionsでは彼の思いが見れていい刺激になりました。堅也は応援したい選手の筆頭じゃないかな。懸命に走り、点も取る選手。さらに最高の人間性を持っているなんて完璧ですよ。普段から助けられてます。ありがとう。今シーズンは逆境にスマイルで行こう!

理科大サッカー部のブログは1年生の自己紹介ブログと4年生の引退ブログしかなく、年中のほとんどの間は全く更新されないものだったところ、何かカッコイイものやりたいよねと美結や和真と話して始まったのがVISIONS。
VISIONSという完璧なタイトルを考えてくれたのも美結と和真。いつからやるかも全部考えてくれて、本当にいい企画ができたと思う。俺はやっぱラジオもやりたいな。あと、ソラのスマブラ実況も見たい。


「カッコイイもの」、それはまさに早稲田ア式のRealVoiceのようなものをやりたかったのである。彼らのブログは本当に素晴らしいと個人的に思う。もちろん人によって千差万別だが、高校時代の先輩や同級生の物は間違いなくカッコイイものであった。そんな彼らのように自分の人生について、サッカーについて、サッカー以外について、なんのテーマも設けずに心の中にある思いを自由に書いて貰おうと思っていたが、部員の多くは前の人のフォーマットと同じ様に昨シーズンの振り返りと今シーズンの抱負を書いていた。理科大生らしい。もっと色んなことを書くものだと思っていた中、興味深いものもあれば薄っ!少な!と思う人もいたかな。義務感が滲み出てる人もいたなぁと思う。とはいえ、文字に起こさずとも熱い思いを全員が持っていることは普段の活動で感じているので万事OK。みんなアツく行こう。3年生はみんなすごくいい文章を書いていて読むのが楽しかった。最初の和真でいいスタートを切れたね。

まずはこの組織の話。
今年は主将という立場にある以上、昨年とは全く違う過ごし方をしている。責任はやはり大きくあるし、何より今シーズンを良いものにするにはやるべきことがたくさんある。昨年とは少し違う組織構造で動いていて、仲間に助けられてやっと回っていると思う。特に幹部の堂前、和輝、堅也とマネージャーの美結は多くの仕事を担ってくれている。宮田はグラウンドを抑えるのに奔走しているし、ここで挙げるにはキリがないほどみんな仕事をしている。だから私1人では到底無理な事をチームでやれている。幹部学年はその全員が何かしらの仕事をしていて、その全てが組織に欠かせない。負荷の大小はあるし、積極的にやる人もいれば、そうで無い人はもちろんいる。その分をカバーしてくれている人もいる。だから成り立つ。選手だけではない。安形さんにベンチに入って頂かなければリーグ戦には出れない。テラスカイ様とベネフィット・ワン様に支援して頂かなければ練習場は借りれない。私たちができる恩返しは結果。たとえ結果が全てじゃないよと言って頂いたとしても、サッカー選手である以上結果で恩返ししなきゃならない。たとえプロでなくても、20年近くサッカーを続けているプライドがある。自分たちのため、スポンサーのため、安形さんのため、応援してくれる人のため、今年は勝つ。勝たなければならない。


私も個人的な昨シーズンまでの振り返りを書こうと思う。
一年の時、夏くらいからベンチに入り、ボランチで試合終盤に出場することが何度かあった。来年以降のために、リーグ戦を経験させようという意図で出されていたわけだが、主力として出ていたわけではない。後期の大東文化戦、前半でソウマくんが膝を痛めた。この瞬間以降、センターバックの主力の1人として試合に出場することになった。この時期から試合に出れたことは自分にとって大きな経験になったと思う。時には四年生と試合中にも関わらず喧嘩をすることもあった。それくらいの熱で取り組めてたと思うと自分でも凄いと思う。
結果一部に昇格できて、この年はいいシーズンだったと感じる。そして翌シーズン、勝点6しか積み上げれないシーズンになるわけだが、得られたものは多くあったと思う。主将だった舜汰は今もそうだがチームのことを常に考えているし、彼ほど熱を持っている人はいなかった。現主将として、彼とは違うアプローチをしているが、彼からのバトンは間違いなく受け取っている。試合に勝つためにやれることをやる。彼ほどの貢献ができなくとも、必ずチームを勝たせる。その意思は強くある。

私は一年時の自己紹介ブログでサッカーの持つ力は偉大だと書いた。あの時も、そして今もその偉大さを実感している。一部に昇格した時、心の底から嬉しかった。一部で全く勝てなかった時は本当に悩んだ。今も考えては悩んでを繰り返している。多くの大学生が飲み歩き、遊び呆けている中、サッカーというスポーツに夢中になっている。怪我を抱え、1時間しかできない練習のために始発列車に乗り、夜遅くまでミーティングを行う。サッカーをしていなかった自分を考えればゾッとする程にサッカーは凄い。
そんなサッカーもあと2年ほどできっと辞めるのだろう。
サッカー人生超終盤。
勝って終わる。笑って終わる。
これが個人的な目標だ。
チームの目標は2部優勝&1部復帰。

一つも落とせないリーグ戦を毎週戦うのだからみんな満身創痍で頑張っている。先日、耕大が大怪我をした。今シーズンは絶望というほどの怪我。それでも試合は毎週やってくるのだから組織の力と想いの強さを試されているのだろう。背負って戦おう。シーズンを戦っていれば他にもきっと怪我人は出る。病欠もあるかもしれないし、勉強の為、就活の為で休む人もいるだろう。目標達成には総力が必要。私は練習はトップでやっているが、トップとサテライトの試合が別日であれば必ずサテライトの試合も行くようにしている。今サテライトの選手がトップに台頭してきて、競争が今よりもっと激しくなれば必ず強くなる。だから高い目標を持って欲しい。まずはサテで出れるように頑張る。なんて謙虚にいう必要はない。トップで、リーグ戦で点を決めるとか、そういう目標を掲げて欲しい。簡単じゃないけれど、あなたの言葉に刺激を受ける人は必ずいる。それが組織だから。互いに刺激しあって向上していく。こうあれるチームは強い。組織の中で誰かがエネルギーを振り撒く必要がある。サークルとは違う、理科大サッカー部なのだから全員が高い意識で上を目指すべきだ。

「太陽の塔」のような存在になって欲しい。エネルギーの象徴で、他人にエネルギーと勇気を振り撒く。いつも見上げた先にいて他人の目標になる。理科大サッカー部内で1人目の太陽の塔は誰になるかな。
俺がなれるよう頑張ろう。

サッカーは爆発だ


新体制になってすぐの時、人数も少なく、練習がとても緩い時、メンタリティというか原則というかの資料を作って全員に送った。もう一回思い出してほしい。

原則「蹴って走って闘って声を出す」

「蹴る」サッカーである以上の前提、技術的なところも判断も。
「走る」あと1mでも相手を上回る。相手より走る。その足音で相手がミスするかもしれない。
「闘う」勝利にどれだけ拘れるか、気迫、勇気、闘志。
「声を出す」仲間の鼓舞、指摘、要求。サッカーは11人でやるもの、不可欠で最重要。できない人はいない。

特に「声を出す」は重要だと考えている。

自分は上手くないから他人に言えない、自分ができてないから言えない。

これは違う。下手なら、できてないなら、なおさら言ってくれ。
「声」で貢献してくれ。プレーで試合に出れないなら声でチームを強くしてくれ。
そういうやつに仲間は付いていく、そういうやつが上手くなる。

思い出してもう一度見てほしい。

実はこの文を書いているのが4月20日夜。少し気が早かったかな。

そしてここから書くのは4月21日夜。

今日、創価大学との試合を終えて、なんとか勝ち点3を手にした。1,2節に続いて、良い時間帯のゴールでリードして後半追いつかれるも勝つことができた。

いろんな見方ができると思う。重要で落とせないという中で勝つことができた試合。
試合終盤に追いつかれ、相手に主導権を握られた試合。
怪我人や体調不良で当初の予定とは違うプランで臨み、それでも勝ちきった試合。

昨日書いた部分の文章を試合前に言っておくべきだったな。
ただ、試合後に安形さんも舜汰も強く指摘してくれた。交代で入る選手が誰よりも走らないでどうする、交代によって試合の流れを相手に渡してどうするのか。俺たちが見ている一部という高い目標に辿り着くために、当たり前に必要な事をもっと突き詰めるべきだ。

「蹴って走って闘って声を出す」これは理科大での原則じゃなくて、サッカーの原則、チームスポーツの原則だと思っている。蹴るってのはサッカー特有だろうが、その本質はどのスポーツにおいても言える。我々が本気でやるスポーツチームである以上、徹底する。

はっきり言って、20歳前後の私たちが平日たった3回、それも早朝に行うたった2時間の練習で、技術的に大きく成長することは難しいだろう。もちろん、考えやポジションなどは無限に改善できると思うが、基礎的な技術や身体能力の目覚ましい成長は期待できない。だからこそ、蹴って走って闘って声を出すことが重要なのだと言いたい。
そこに存在する差を埋めれるのは誰よりも走ることと誰よりも体を張ること、そして誰よりも声を出すことだと信じている。でなきゃ上手い選手に下手な選手は敵わないし、格下が格上に勝つことはない。ジャイキリが起こり得るサッカーなのだから、我々は懸命に走り続ける他ないだろう。

チームのために声を上げられる人間がいる限り、やれる。

俺たちなら、やれる。

追記、書き始めるの早すぎたな。気がつけば第4節は終わっているし、俺の番が来る頃には第5節も終わってるだろう。
そしてきっと勝っているだろう。

さあ、明日もまた頑張ろう。

楽しくサッカーしよう。

サッカーは爆発だ

以上、ありがとうございました。

サッカー部のみんな、ここからまた走り続けよう!!

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