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津阪東陽「杜律詳解」全釈 覚書 津阪東陽とその交友

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#伊藤東涯

覚書:津阪東陽とその交友Ⅱ-文化11・12年の江戸-(9)

覚書:津阪東陽とその交友Ⅱ-文化11・12年の江戸-(9)

著者 二宮俊博

おわりに

 以上、本稿では東陽の江戸滞在期における展墓の作ならびに詩人や文人墨客との交友を示す詩を取り上げてきた。
 竹馬の友で桑名藩儒の平井澹所との三十数年ぶりの再会を果たした後、国元の妻が逝去するという不幸に見舞われ喪に服していた関係もあってか、当地での交友は歳が改まってから活発になるのだが、その際、東陽にとって一番の収穫は11歳下の大窪詩仏との出会いであったろう。そして、

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