シェア
二宮
2023年9月19日 13:18
著者 二宮俊博おわりに 以上、本稿では東陽の江戸滞在期における展墓の作ならびに詩人や文人墨客との交友を示す詩を取り上げてきた。 竹馬の友で桑名藩儒の平井澹所との三十数年ぶりの再会を果たした後、国元の妻が逝去するという不幸に見舞われ喪に服していた関係もあってか、当地での交友は歳が改まってから活発になるのだが、その際、東陽にとって一番の収穫は11歳下の大窪詩仏との出会いであったろう。そして、