1/1

仕事から帰ってきて、(既に年は越しているが)年越しそばを食べながらテレビを見る。芸人のネタ番組を見た。今、旬な人気の芸人さんばかり、テレビで見たことある人も沢山いる。
若手芸人が2分の制限時間内にネタをやるという番組で、投票によって優勝が決まる。よくある形式の番組構成と審査の仕方ではあるが、それはともかく、どのネタも面白くてずっと笑っていた。

こうやって笑ってる時にたまに思うこと、、、みんなこんなに面白くて笑いのプロと言えるけど、この中でバイト無しで生計立てれてる芸人さんってどれだけいるのかな、なんて野暮なことを考えてしまう。
少し前に別番組でかまいたちが「いつバイトをやめましたか?」とサンドウィッチマンに訊いていて、サンドの2人はその質問に、M-1獲るまではやってたよ、と答えていた(気がする)。詳細はさておき、私の中では当時すっかり売れっ子で人気の芸人さんだと思っていたのに、それでもバイトしつつせっまいアパートで共同生活していたって事が衝撃的だった。
きっとこのネタ番組に出ている芸人さん達も、大抵はバイトしながら、借金もしたりして、なんとかやりくりして舞台に立っているに違いない。
ついつい自分自身や、身近な作家さんに状況を重ねてしまって、どこの世界も一緒なんやなあ、とか思ったりして、…
芸事の世界はきびしいなあ。

最後に優勝が発表されて、優勝した芸人さんは22万円もらえるようだった。
そしてその余韻もなく、画面はサクッと次のコーナーに移った。
芸事の世界はきびしい。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?