配偶者に選びたい漫画キャラクター(超マイナー)
やっぱりそこそこ生きてくると、自分が選びたい異性って多分こんな人だろうなって思う「理想の配偶者像」がぽんっと浮かんでくる。
しかし、残念ながら私の周りにそんな男性はおらず。いや、居ても見ていないだけかもしれない。
そんなわけで、漫画キャラクターを理想のフィアンセ像として紹介して見ました!
なんて分かりやすいんでしょう!!
そんなきしょい記事ですが、生暖かい目で見てもらえたら嬉しいです。
なお、メジャーな作品ではないです。
『まほらば』より白鳥隆士 著:小島あきら
主人公です。ええ、この方が私の理想。
何がいいかと言うと優しぃんだ。ほんでもって一途なんだ。そして人格者なんだ。
この『まほらば』という作品、解離性同一性障害をポップに描いた話で、白鳥君が恋をする青葉梢ちゃんがその当事者なんです。
白鳥君と梢ちゃん含む他4名(別人格)とのドタバタラブコメディ。最初は平和に進んでいたこの物語、後半で梢ちゃんの病気を治すには人格を統合しなきゃならないと言う話になり、彼女の親友(珠美ちゃん)と口論になるシーンがあります。
この会話の中で白鳥君の性格を表した印象的なセリフを綴ります。
※記憶で書いているので一語一句作品から引用したわけではありません。
珠美「私は梢ちゃんが好きです。彼女のことを愛しています。彼女を救う為なら他の人格を消すことになっても仕方がないと思います。それぐらいの覚悟が貴方にあるんですか?」
白鳥「ああ……そんな覚悟なら無いよ。
周りの人を犠牲にしてでも自分が助かりたいって梢ちゃんは思わないだろうし、もしそんな子だったら僕は彼女を好きになったりしなかった。梢ちゃんは皆んなが幸せな時にいつだって1番の笑顔を見せてくれる人なんだ。そんな彼女だからこそ僕は好きになったんだ。」
この後彼は、梢ちゃんの他の人格達も含めて彼女(ら)が好きなんだと満面の笑みで言い切り、統合する事で他の人格を消さなくても別の方法を考えていこうよと珠美ちゃんに提案します。
説明が下手なんですけど、伝わりますでしょうか?彼の良さ。
彼、梢ちゃんの中身に惚れてるんです。しかも、ちゃんと行動を見ている!
そして、病気への理解がある。解離性人格障害の人に「他の人格も好きだから、それも含めて梢ちゃんだから」って、その器のデカさ……な、何?私もそんな性格になりたかったよおおおおお!!
実際、梢ちゃんの別人格4人娘も物語でたくさん活躍していますが、皆んないい子です。
やっぱり漫画。そこはポップで明るく描いています。でも、それぞれの人格がちゃんと長所と短所を兼ね備えていて、別人格なのにちゃんと人間らしいというか、そういう所描写するの上手いなぁって、この作品を見ていて思います。
何か理想的な配偶者像を羅列しようと思ったのに、作品紹介になってしまった…。
でも、実際に『まほらば』が面白いのは事実だしめっちゃ布教したい思いがある。
もうKindleでしか見られないけど、たくさんの人に見て欲しい。
当時有名じゃなかった解離性同一性障害についても、しっかり調査されている事が分かる作品なんです。こんな作品なかなかありません。
『町田くんの世界』より町田君 著:安藤ゆき
タイトルで分かりますが、主人公です。
彼は本当に純粋な人なんだ。
少女漫画ですが男性主人公。彼の視点で物語が進んでいくのが従来の少女漫画とは一線を画しているところ。
勉強も運動も得意ではない町田君は、人が好き。人を愛し、人に愛された彼の世界観を観ることが出来るこの漫画。
読んだ人の心を癒し、また自分も彼のようでありたいと思わせてくれる。そんな魅力が町田君にはあります。
マジで、町田君には惚れない人はいない!……はず。
何と言いますか、自分と結婚する人はこんな人だったらいいなぁと読者に思わせてくれるような人です。甲斐性は無い。だけど、毎日小さな幸せをくれる。それが町田君!私は猪原さん(ヒロイン)が羨ましいよ!!!
以上が私の理想とするフィアンセ像。
いえ、他にも『ヒカルが地球にいたころ』の赤城是光とか、『るろうに剣心』の不二とかいますけど、語ると長くなるのでここで止めます。
今気付いたんですがほぼ女性作家でしたね。
やっぱり女性が描く男性像は同性の心を掴んでいくものなのでしょうか?
男性が描く女性が多くの男性の心を掴むように。どうなんでしょう?
今回紹介した2人の人物の共通点は純粋で人が良く真面目。そしてドジっ子。
何より、私自身も彼らのような人間でありたいと思わせてくれる。
よく結婚した女性が言う「彼は人として尊敬できるから」はこの事かもしれません。
最後に、そんな人の隣を歩けるような人間に私はなりたい by宮沢賢治オマージュ