いつか読みたい(願望)本を買ってきた
ふと、あの本読みたいなぁと思う事がある。買っても買っても積読されていく未来を確信しながら、仕事帰りに本屋に立ち寄る。
無かったらそれでいいやと思うが、そんな時こそ出会っちゃったりする。
「求めているんだけど、今じゃなくてもいいのよね」
そんな風に思っていると大体在る。
「絶対読みたい!今じゃなきゃ嫌ー」
そんな気持ちでいくと絶対無い。
この現象は世界共通・・・というか、私の中ではそうなる事が多い。
そんなこんな買った本を紹介していく。
『青の炎』 著:貴志祐介
『悪の教典』のイメージが濃いのか貴志祐介=サイコパス作家みたいな言われ方をしているようだが、私は貴志祐介=胸がギュッとなる胸糞系作家(いい意味)だと思っている。
ちなみにこの青の炎、最初に知ったのは二宮和也主演の映画からだった。
印象に残っているのは最後のシーン。きらきら光る夏の海、自転車をこぐ主人公、心地よい風、近づいてくるトラック、トラックに近づく主人公。
子供の頃に見た映画なので断片的にしか記憶していない。けれど、最後のあのシーンだけが忘れられない。だからこそ、この本を手に取った。
なぜか表紙もその時のシーンを彷彿とさせる。どんだけ作中において大事な場面なんだ、あれ。
『朽ちないサクラ』 著:神月裕子
最近映画になった。監督は『孤狼の血』を担当した白石和彌。だからこそなのかちょっと話題を集めている作品だ。
青の炎は映画を見て原作が気になったが、この本は原作から読んでみたいなぁと思った。なんとなく。
店頭に入った時に目立つコーナーに置いてあったことも影響している。あそこのコーナーって購買意欲を掻き立てるからとんでもない。
『捜し物屋まやま』 著:木原音瀬
作者は「このはらなりせ」と読む。この名前、初見で読める人いるのかな・・・?私はキハラオトセと読んで、なんかハマらないなぁと言っていた人間だ。もともとはBL作家でそっちの方面で活躍していた人だ。
BLノベル業界ではとても有名な方だけど、今では一般文芸の方でも活躍していて同性愛ではない小説を書いている。
この人の作品はBLと一般両方読んだことがあるが、一般の方でもやはりBL作家だと思うほど男同士の距離感が近かったりする。
この捜し物屋まやまも、男兄弟で進んでいくストーリーみたいだし。
とはいえ、この方の書く文章は読みやすくて好きなことには変わりないので買ってみた。一度読むと癖になる作家だ。
『壬生義士伝』 著:浅田次郎
同じく、映画の予告を見て気になった。もともと新選組を題材とした作品は好きなのでyoutubeでも見漁っている事がある。
2003年に公開された映画のようで、主演の中井貴一が若い。そして、中井貴一と佐藤浩市の演技に興味関心全部持っていかれたわけである。
二人ともかっこよすぎる。本当にかっこいい。恋しちゃうよあれ。
多分huluとかU-nextとかの動画配信サイトで見れるかもしれないけれど「登録かぁ・・・。そんな見たいと思う映画ないしなぁ・・・。よし、原作を読もう」となって、現在私の手元には本がある。
ちなみに浅田次郎の作品は『鉄道員(ぽっぽや)』を昔漫画で読んだ事がある。
あと『午前0時の忘れ物』・・・。あ、これ赤川次郎だ。
〇番外編(まだ手元にないけれど読みたい作品)
『汚れた手をそこで拭かない』 著:芦沢央
タイトルがいい。汚れた手でそこを拭かないじゃないのよね。
こういうタイトルをつけれる人、本当に尊敬する。
ちなみに別作品の『火のないところに煙は』を読んだけど、とっても面白かった。ホラーやミステリーが好きな方にお勧めする。
『模倣犯』 著:宮部みゆき
『火車』が面白かったので。ただ、模倣犯は話が長いのでちょっと手を出すのを躊躇っている。ええい、何が何でも積読本をどうにか減らし・・・とか言っておいて結局買うの。あたし、知ってる。
『キマイラの新しい城』 著:殊能将之
この方の作品で有名なのは『ハサミ男』だろう。叙述トリックを得意とする作家で、この方の作るストーリーは本当に面白い。
面白いけど『美濃牛』は長かった・・・。『美濃牛』をはじめとして石動戯作を主人公とした探偵シリーズ、その最後の巻がこの『キマイラの新しい城』。(作者が他界していなければもっと続いたシリーズだと思うが・・・。)
いやぁ、でもこの人の作品本当に面白いのよ。世に出した本は少ないけれど、どれも読ませる話だった。早く亡くなってしまったのが惜しい作家。
早く最終巻を手に入れたい。
『罪の声』 著:塩田武市
映画が面白かった。二回見に行くぐらい、ほんっとうに映画が面白かった。よく未解決事件をここまで調べて、解決までのストーリーを作ることが出来たなぁと感動した。映画だけで満足するのもいいのだが、作者の努力の軌跡を読んでみたい気もするので、この本もいつか手に取ってみたい。
以上が最近読みたいなぁ、もとい、いつか読みたいなあと思った本たちだ。読んでレビューが書けそうならnoteに記録していきたいなとも考えている。まずは今読んでいる本の読破を目指していく。
(そう、前々回ぐらいの記事で上げていた、読みにくすぎて読むのが苦痛と言っていた小説まだ読み終わってない・・・!)
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