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THUNDERBIRDS ARE  GO!

Five、Four、Three、Two、One!!
THUNDERBIRDS  are go!!

はい。皆さんこんにちは。miriamです。
懐かしくて素敵な作品に日が当たって表に出る、というのは本当に気分がいいものですね♬
ちょっとここに書くのが遅くなってしまったので、今でも上映されているのかどうかわかりませんが、あの「サンダーバード」でございます。
学校や職場のブラスバンドや吹奏楽部に所属していらした方なら、一度は聞いたことや演奏したことがあるのではないでしょうか。「サンダーバードのテーマ」私はあの曲が大好きで、朝起きるときやウォーキングの時によくパンパラパンパラ聞いていたりします。テンポのいい曲なので、知らない間に早歩きになって心臓がバクバクしてきて、「あれ?わたしなんでこんなに急いでいるんだろう?」と、思う時があります。ノッてるんですね~(#^^#)

私のことはさておき、「サンダーバード」が映画化される!という話を聞いた私、あわてて押し入れのふすまを開けてDVDの入った箱の中をごそごそやり始めました。サンダーバードのDVDがあったはず。ちゃんと実家から持ってきているはず・・・あった!
以前、デアゴ社で「ジェリー・アンダーソンコレクション」というものがありました。ご存じの方もいらっしゃることと思います。「キャプテン・スカーレット」「謎のUFO」・・・海棲人と戦うお話もありました。ジェリー・アンダーソンというおじさまが子供たちのために作った、宇宙や海底などの神秘の世界を旅するロマンあふれる作品たち。その、「ジェリー・アンダーソンコレクション」の第一回目の配本についていたのが「サンダーバード」のDVDだったのです。
雑誌の表紙を見た途端びっくり。「え~?サンダーバード?うわ~~~なっつかし~い!」思わず買ってしまいました。

見てみると、やはり今の画像に慣れている目には、「もしも~し、ピアノ線見えてますよ~」と突っ込みたくなる時もあるんですが、唇を細かく動かして話す姿、レバーを引いたりボタンを押したりといった細かい作業をあんなに違和感なくできるなんて!!今の映画に多用される特撮技術、CGにエフェクト・・・今回封切られた映画にはさぞかし多用されていて絵もきれいになっているだろうとは思うのですが、当時お人形(マリオネット)を動かしていた人たちの熱の入れようが伝わってくるようで、胸が熱くなりました。

主に男性・・・ということになるんでしょうか、今、40歳代後半から50代にかけての方、小さいころデパートのおもちゃ売り場に行くと、ありませんでしたか?
黒い箱に入った「ポピニカ」「超合金」というロボットや飛行機のおもちゃたち。私の弟がそれ、大好きで、デパートに行くたびに親に買ってもらう。マジンガーZ や、グレートマジンガーのおもちゃ。その中に、サンダーバード2号もあったんです。
サンダーバード2号は、なんというか、道具の輸送機です。エレベーター・カーや、小さめの潜水艇や、クレーンカーなどが入ったコンテナの中から今回の任務に使うものを選んでおなかの中に格納し、発進するんですがこの発進シーンがまた凝っていまして、ヤシの木の並木が左右にワッと割れると地下からカタパルトがせりあがってきて、そこからビュワーン!!と空へ飛んでいくんです。
内容は典型的な「勧善懲悪もの」でしょうか。世界の征服を狙っている悪者がいまして、(どうやら組織だった行動はしていないようです)自分一人でアタマをめぐらせて「国際救助隊(サンダーバード)」の秘密を探ろうとするのですがいつも失敗します。本当は弟がいるのですが、弟は娘さんと共にサンダーバードの隊長のトレーシーさんに保護されています。「悪者の弟さん」は、第一回目のお話で、もうすでに娘さんと一緒にトレーシーさんのところにいて、「弟は私を裏切ってトレーシーのところに行ってしまった」と「悪者さん」が説明するシーンがあるので、多分過去にお兄ちゃんと一緒に悪事を働いているところでトレーシーさんに出会って、「悪事を働くのはやめなさい」とか説得されて、改心したんじゃないかなぁ、と、私自身は考えています。
この、「弟さん」の娘さん、すごいんですよ。アメリカの一流大学を首席で卒業した才媛だそうです。彼女が乗ってイギリスに向かうはずの原子旅客機に爆弾が仕掛けられてしまった。爆発すれば大規模な放射能汚染は避けられない!さあ、どうなる!・・・これが、第一話「SOS!原子旅客機」の冒頭部分です。

隊員たちはいつも(トレーシー家の兄弟たちなんですが)依頼主に言います。「今の国際情勢では、我々のことが分かってしまってはまずい。我々のことは他言無用、絶対に秘密にしてください!」と言って、秘密を守ることを誓ってもらってから救助にかかります。そりゃねー、世界中の国は、自分たちよりもっとスペックの高いメカを使っている集団がいるとなればこぞって自分の味方に引き入れようと躍起になるでしょう。自分たちの持っている戦力は決して戦争に使われるのが目的で作られたものではなく、困っている人たちを助けるためのものだ。それが国際救助隊なんです。
トレーシーさんは単なるお金持ちではない。私財を投じて、世界の平和を守るべく「国際救助隊・サンダーバード」を作り、家族みんなにそれぞれの役割をあてて活動しているんですね。
そうだ!トレーシーさんは先日宇宙に行った某社の社長さんよりずっとお金持ちで(なにせ宇宙ステーションまで私有している。島を一つ買って秘密基地にしている)世界中の人たちを救うために活動している人なんだ!さすが、ジェントルマンの国の人ですねぇ(#^^#)

DVDを見ていると、警察官に変装してサンダーバード1号(ロケットです。なんと半世紀前の作品なのに時速一万二千キロと言いますから、サンダーバードチームの天才エンジニア、その名も「ブレイン」君の面目躍如、というところですね。)の写真を撮りまくっていた悪役の男が逃げ出しました。こんな時に頼りになるのがレディ・ペネロープ。ロンドンに住んでいる国際救助隊のエージェントです。
私ねー、こういうお話作るのはきっとアメリカだろうと信じて疑わなかったんです、実は。でも、ペネロープちゃんがいれるミルクティーの、なんておいしそうなこと!ここで気づけばよかったんですよ、この作品はイギリス製だって。コーヒー文化よりは紅茶文化ですからね。・・・彼女に通信が入ります。「サンダーバード1号の写真を撮って逃げた男がいる。どうにかしてやっつけてくれ」通信を切ったペネロープはため息交じりにつぶやきます。「あらやだ。せっかくお客様がお見えになるというのに。パーティーは、お預けね。」くっ・・・黒柳徹子さ~ん!!!この声は黒柳さんだ!と思っていたらやっぱりそうでした。彼女は執事のパーカーと、男の車を追いかけて追いつきます。そこでほかの車がいなくなったところを見計らって、車のバンパーの上から機関銃の銃口だけを出して男の車に向かって発射!!あわれ、男の車はパンクを起こしてあらぬ方向の草地へゴロゴロドッカーン!!男は命こそ助かったものの、せっかくサンダーバード1号の写真を撮ったカメラが壊れてしまい、中からフィルムが飛び出して感光してしまったため、せっかくの写真がゼーンブ、パー!に、なってしまったのでした。

ああ、細かいことを書けばいくらでも出てくるんですが、きりがないので少しだけ。
まず気が付くのが、ミッションは失敗するのに誰一人として死なない!ということです。悪役さんも後ろから車を銃撃されて計画が失敗に終わるのですが生きてはいますし、途中で飛行機に仕掛けられた爆弾を取り外すべく登場した中尉さんも、爆弾を外せずつかまっていた飛行機のパイプから手を滑らせて遥かな空から地上へ落下!するんですがパラシュートで助かりますし。人間の手足がちぎれ飛んだり生きながらほかの生物に食べられるシーンがバカスカ出てくる今時のアニメのことを考えると、その点は安心してみていられます。(あ、そうか。だから、今のアニメのゴールデンタイムは深夜帯なのか。)

それから、ストーリーの作りの細やかさとハラハラ、ドキドキ感が続いて目を離さず見ていられるということ。起こることには必ず伏線やその後どうなったのか登場人物に語らせるということをしているので、ツッコミどころがない。作り方が丁寧なんですね。
原子旅客機を着陸させる時も、車輪を出すとその衝撃で爆弾が爆発するかもしれないので、胴体着陸をするようにサンダーバード君は機長に指示します。地上では輸送機で運ばれてきたサンダーバードのエレベーターカーが待機し、旅客機は無事エレベーターカーの上に降りた・・・のはいいんですが速度が速すぎてもう滑走路がない!飛行機が急制動をかけるのに合わせてエレベーターカーも急ブレーキをかけるのですが、なんせ重い飛行機が上に乗っている状態からの急ブレーキですから、地面との摩擦がものすごく、エレベーターカーのタイヤが次々にパンクする。このあたりも芸の細かいところです。

チカチカ点滅するランプも機械も、なんだかアナログっぽくて愛しく思えます。きっと未来はこうなっているだろう、とジェリーさんやスタッフさんは考えたんだろうなー。
この作品が放映されていた当時、「サンダーバード秘密基地」というおもちゃが売り出されました。今売ってたら、もしかしたら買うかもしれません(笑)。だってすごいんだよー。おうちのリビングの壁が忍び返しのようにくるりと回って、そのまま出撃できるの。今までお茶飲みながら談笑していたのが、ソッコーでお仕事モードになるの。機体には制服がハンガーにかけられて下からせりあがってくる。ホント、よくできてます。
プールが横に移動してロケットの発射口になるし、ほかにもきっと面白いところがあるはず。
ただ、通信が入ったときに壁にかかったそれぞれのキャラクターの写真の目が光るのはちとコワイものがあるけど😅

そんなに語るなら映画を見に行けばいいじゃないか、どうせするんなら今やってる映画の話をしてよ。・・・そう思われる向きも、あるんでしょうねー。
・・・そうなの。その通り。わかってはいるんだけど、ね・・・。
なんでみんなにわかんない、以前のDVDの話しかしないのか。――映画、もう、終わっちゃったの・・・上映期間が、終わってしまったの。
体調がよくなくて、とうとう行けなかったのー!!うつ病のバカバカバカ!声優陣も豪華だし、今はダメでも絶対行ってやる、と思い続けて、幾日過ぎたでしょう。映画館に問い合わせると、「もう終わりました」って・・・(涙)。
仕方ないので、DVDの発売を首をキリンさんにして待っている私なのでした。早く出ないかなー。
ジェリー・アンダーソンさん、スタッフの皆さん、ステキな作品を本当にどうもありがとう!!

あ、そうだ。これを読んでくださっている皆様、お願いがあります。「サンダーバードのテーマ」の、ロングヴァージョンが収録されたCDを、探しております。昔、ラジオでかかったので音源はあるんだと思うのですが・・・いまだに、ロングヴァージョン版の収録されたCDにお目にかかったことがありません。
ご存じの方、もしおられましたら、ワタクシmiriamまでぜひぜひご連絡くださいませ☆
長文駄文にお付き合いいただきまして、ありがとうございました。また、機会がありましたらお目にかかりましょう。
トレーシー・アイランドより愛をこめて💛miriamでした(*^-^*)



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