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飯テロを文で。つるピカ大好き卵料理🍳

卵焼き

パカッ。
銀色のステンレスの皿の上にするりと卵を割る。続けてもう一つ。
そこに、砂糖を大さじ二分の一杯と醤油を小さじ一杯を流し込む。
慣れた手付きで砂糖が沈まぬようにシュッシュッと混ぜ合わす。
ここが、ポイントだ。
味にバラつきが出ぬように均等に砂糖の甘さが行き渡るように混ぜる。
そして、四角の卵焼き用フライパンに、あらかじめ油を含ませておいたキッチンペーパーを使い壁にまで薄く塗る。
焦げたらいけないから念入りに。
じゅわっ。
ちょうどいい具合に熱せられた、お決まりのフライパンの上で卵が踊りだす。
プクプク。プクプク。
弾けた卵を、もぐら叩きのように菜箸で突く。
そして表面が乾いてきたなあ、と思ったらクルッと手前に一巻き。
そしてもう一巻き。
ガチャ、ガチャ
三度ほど巻いたら空いたスペースにまた油を塗る。
巻いたものを奥にずらしてまた空いたスペースに油。
そして卵を流し入れ表面が乾いてきたら巻く。
この繰り返し。
単純に見えるけど実はとても難しい。
ほんのり醤油のコク深い匂いが漂ってきた。
ふっくら白と黄色の調和の取れた卵焼きがあがった。
皿にフライパンをひっくり返しつつヒョイっと乗せると切り分けていった。この時ふわっと包丁が入ればいい感じ。
今回はふわふわにできているようだ。

ハウルの飯テロ

「カルシファー、お願いね。」
ジュワ〜
ジュワ〜
ジュワ〜
ベーコンを三枚。
フライパンに並べると突っつきつつ、
跳ね上がるベーコンを大人しくさせる。
ジュ〜
プクプク
ジョワ〜
焦げ色がついた。
そうしたら必殺、片手割。
パカッ
ジュッポ
パカッ
ジュッポ

ガチャ、ガチャ
フライパンを揺らしながら

パカッ
ジュッポ
パカッ
ジュポッ
パカッ
ジュッポ
割ると、殻はカルシファーにどうぞ。
「カップ、クワシャクワシャ」

フライパンの中では
ジュ〜ポ〜〜〜〜
ブクブクブク
黄身を割らないように優しく
ガチャ、ガチャ
木のヘラで
スースー
コトっ、縁にカンカンっ!
「マルクル、皿!」
スー、カチャカチャ
と盛り付けた。

ザク、ガー・ガー
パンを切ったら
「はい、マルクル。はい、ソフィーさん。」

「美味し糧を。」

「今日の記事はどうだった?また来てね。
いただきまーすっ!!」






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