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【百鬼異聞録】キョンシー兄解説

挨拶

初めましての方は初めまして。
カードゲーマーVtuberを名乗っております、ツルクボーガンと申します。
名士になれたりなれなかったり程度のエンジョイ勢です。

この記事では、僕の推し式神、「キョンシー兄」の紹介をさせていただきます。
よろしくお願いします。

式神情報

キョンシー三兄弟の長男。
一番年上とはいえ、まったく頼りにならず、天然極まりない。
ピンチに陥っても自覚ゼロというレベル。
幸いにも運だけは一人前、最後になんとか逃れるのが常らしい。
弟と妹に大切にされているせいか、幸運の女神もいつも微笑んでくれているようだ。
式神録プロフィールより

キョンシー兄は百鬼異聞録では「蒼海の刀鳴」パックにて登場した式神で、弟と妹の実装からはそれなりに遅れての参戦となりました。
緩い雰囲気ですがやるときはやります。たぶん。

性能面・基礎効果

個人的に瑠璃より墨染が合う

キョンシー兄は紅蓮系統に属する式神です。
4/6という破格の基礎スタッツと、かなりデメリット寄りの基礎効果を持ちます。
出撃や戦闘カードの使用の代わりに令呪『スロー』を得ます。
スローの内容は「時限2の間自身が目眩しつづけ、時限終了時に攻撃を行う」というもの。
つまり、攻撃指示から実際に攻撃するまでに2ターンのタイムラグがあるという事です。
前に出して高いスタッツを活かしたいがなかなか前に出てくれない、というかなりクセのある式神です。


補足説明。

  • 山風同様時限のタイミングで攻撃するため、他のターン開始時処理よりも先に攻撃が発生します。溜めの解放もターン開始時処理なので同様です。

  • 鼓舞や制圧は出撃時に消費されますが、スローでの攻撃は出撃ではないので実際の攻撃に鼓舞や制圧は乗りません。

  • スローの目眩は他の目眩効果と同様にカードが使用できなくなります。また「目眩状態の式神」の対象になります。

  • スロー中に別の効果で目眩になった場合、その目眩は別枠で数えます。スロー終了後も後からの目眩が続く可能性があります。


性能面・カード効果内容

キョンシー兄のカードを1枚ずつ見ていきましょう。

「棺撃」はキョンシー兄唯一の戦闘カードです。
この戦闘カード自体には補正が一切ありませんが、これの使用により発生したスローの間は敵味方問わず式神が気絶する度に+1/+1の補正がキョンシー兄にかかります。
式神自体にかけるバフなので攻撃後もバフが乗ったままです。

うまくいけばかなりのペースでスタッツが伸びていきますが、相手が戦闘区域に式神を出さなければスタッツが伸びないまま攻撃、という事も。
狩猟等で強引に戦闘を発生させていく、相手が前を開けた場合に大きなリターンが望めるアタッカーを用意する、等のプランは用意しておいた方が良いでしょう。

「集邪陣」は時限短縮効果を持った形態カードです。
うまく調整すれば前に立て続けられるようになり、高いスタッツを存分に発揮できるようになるでしょう。
味方の気絶にも反応するため、相手の行動でも時限が変化しうる点には注意が必要です。

これはキョンシー兄の他の形態でも言える事ですが、キョンシー兄は「時限0で攻撃→形態に乗って体力回復→前にいる間にスローになっておく」の流れが強力です。覚えておきましょう。

「見捨てない」は誘発効果を持った法術カードです。
1ターンの間式神1体に「気絶したら棺桶に変身する」を与えます。
なお、その際待機区域に移動します。
誘発条件はキョンシー兄が気絶した時、気絶直前にキョンシー兄自身に使用されます。
目眩中はカードを使えないので、当然スロー状態のまま誘発は使えません。
棺撃のバフがリセットされるため、これでキョンシー兄を守るより形態で体力を回復した方がいい事が多いです。
レベル2以下の形態を採用していない構築なら一考の余地があります。

棺桶について。

棺桶は0/3のトークンで、時限1終了時に式神を復活させる効果があります。
その時、キョンシー兄、キョンシー妹、キョンシー弟が復活したならそのまま戦闘ダメージ無効状態で攻撃します。

「1ターン0/3の無防備な状態になるが、その期間を過ぎたら復活する」と覚えておけば良いでしょう。
なお棺桶が気絶した場合、棺桶として気絶したターンからを基準に式神の気絶時限が数えられます。

「黄泉帰り」は瞬発付きかつ気絶時でも使える法術カードです。
気絶中の味方式神を全て上述のものと同じ棺桶に変身させます。
全滅状態からでも立て直せるのはかなり強力ですが、先程も書いたように棺桶が気絶したら気絶時限が3から数え直しである事にはご注意。
ご利用は計画的に。

何て読むの?

漢字変換のやり方が分かりませんがレベル2の形態カードです。
気絶しても棺桶になってくれます。
なお、「見捨てない」と違い、変身の際に移動はしません。

戦線を維持しやすくなる、自己完結した形態です。特にコンボを考えていないならこの形態が一番オススメです。

「棺封」はクセのある除去効果の法術カードです。
召喚物に対しては確定気絶、そうでないなら気絶させてから棺桶に変身させます。
厄介な形態を剥がしたり、伸びたスタッツをリセットしたりできます。その後棺桶を処理できれば確定除去です。その際、鈴彦姫や八岐大蛇の基礎効果は発動しません。

お守りのようなカードです。
基本的には枠が空いてるなら入れてみる程度でいいでしょう。

ちなみに味方にも撃てます。

「解邪陣」はレベル3だけあってスタッツに優れた形態です。
お互いのターン開始時に1点ダメージをばら撒き、それによって式神を気絶させたならその数だけ時限を加速させます。(正確には、キョンシー兄が式神を気絶させれば理由は問いませんが、まあ基本この形態の効果でしか気絶しません。)
単純にシステムとしてうっとおしくなります。スタッツも高いので手を焼かせる事でしょう。
他の式神で相手式神の体力を調整する事でより強く使えます。
スペックは高いのですが、キョンシー兄の戦術と3形態という立場の噛み合わせがいまいちです。
構築の腕が問われます。

文字隠れてますね

「覚醒・キョンシー兄」は基礎効果に一切影響を与えない代わりに、+10/+10という凄まじい基礎スタッツ上昇値の覚醒法術カードです。

字面は面白いですが、立ち回りには一切影響を与えません。
いくらスタッツが高くても、攻撃を通せなければ意味は無いのでうまく工夫しましょう。

デッキ例

妖琴師の時限加速を取り入れた構築です。
小松丸は前が空きにくくなり、時限サポートも共有できます。
風狸は前に敵が立っていない時にダメージを稼ぐのが得意なだけでなく、生み出す分身が棺撃伸ばしにも役立ちます。

全体ダメージを何度もばら撒き、棺撃、集邪陣、解邪陣を強く使えるようにした構築です。
SSR無しで組めます。お好みで玉藻SSRを入れてもいいですが、無くても回ります。

鈴彦姫は前に出しやすく相手式神の除去も得意というかなり相性のいい式神です。系統も紅蓮なので合わせやすいです。
烏天狗も前に出しやすく全体除去持ちという点が噛み合う他、正義の薙刀によるダメ押しも強力です。
他の効果で攻撃させられた場合にはスローにならないため、即座に攻撃ができます。

おまけ枠。
飲んだくれを活かしたコンボデッキです。
スロー中にカードが使えるようになるため、棺封で解邪陣の時限短縮を発動させる等このデッキにしかできない奇襲性の高い動きがあります。


最後に

いかがでしたか?

キョンシー兄はかなりクセが強いですが、その分他の式神との連携を考えるのが楽しい式神です。
気が向いたら是非使ってみてあげて下さい。

ではでは、良き蜃気楼ライフを。

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