見出し画像

グレープフルーツゼリーを作る

写真が寄り過ぎたがご愛敬で。
平日働いているのでいつもは買い物に行く時間がない。
なので、宅配で週1回野菜の詰め合わせを頼んでいる。

こういうものを頼む主婦は農薬や産地に厳しい人が多いらしい。

私の場合は、週末にした買い物が無くなる金曜日に(たまたま私の住む地区がその順番に当たっただけだが)届けてくてくれるのが食材の心配をしなくていいのでラッキーだと頼んだのが最初で、上記の人たちとはちょっと違う。

なにせ、何を注文するとか自分で選ぶのもめんどくさいし、何週間か前に頼んなものを覚えておくのもめんどくさい。だから野菜も何が来るか自分で選ぶなんてことはしない。その時その時の旬のものが届くという来てみてびっくり的な感じで(もちろん何が届くかは当日の午前中に連絡はメールで入っているが黙読後数秒で忘れている)帰ったら冷蔵庫に野菜があれば何か作れるから安心、ってところで購入している。

もちろん業者ももっと購入して貰おうとあの手この手で私の購入欲を刺激してくる。柑橘類のコースというものを新たに始めた時に、つい相手の思惑に引っ掛かった。

息子たちは柑橘類が好きだしちょうどいいかと思ってポチってから欠品の時も何度も合ったが、なにせめんどくさがり、解除する気もないし、届いた回は美味しくいただいていたからいいなと思っていた。

さて今回、河内晩柑という聞き慣れないのと、グレープフルーツだった。

(きっかけ)

グレープフルーツ……。息子たちに不評であった。なんでも今グレープフルーツは柑橘類業界(!?)の中でも肩身が狭いらしい。

まず酸っぱい。近頃の柑橘類は甘いものが多い。さわやかな酸味が特徴のグレープフルーツはダメらしい。

そして剥きずらい。なんというか皮ごと食べられないのも良くないらしく、めんどくさがって皮も食べると皮は当然のように苦い。

酸っぱいと汁で傷口が染みて(アトピー体質なので、良く指が切れて痛々しいのだ)痛く食べにくい上、皮は苦いという三重苦で我が家の息子連中は敬遠している。
食後に食卓に出してみると、

あー俺、もういいわ。剥いてくれたら食べてもいいけど。痛い思いしてまで食べたくないわ。

と言う。

思わず皮に包まれたグレープフルーツと顔を合わせる。

おれはいい……。

彼は私のこころに話しかけてきた。

だけど冷蔵庫に残された兄弟たちのことを頼む!

すまなそうに私に訴えかけるグレープフルーツのアニキを口に入れながら爽やかな酸味とジューシーな汁気を味わいつつ、さて彼らをとうやって救ったらいいだろうと考える。



(作り方)

グレープフルーツ 1個
グレープフルーツも入った100%ジュース(1本160g) 2本(たまたま冷蔵庫にいらした。いない場合は柑橘類のジュースでいいと思う)

砂糖 大さじ4杯
粉ゼラチン 2袋(10g)

水 大さじ6杯…… (A)

① グレープフルーツを実肉だけに剥く。

  この時は果肉は大きいまましておくといい。

②茶こしかガーゼで100ccぐらい絞って果汁にしておく(量はお好みで。多いほど酸味が強い)。

③残りはごろっとしたままの果肉のひと房を3等分ぐらいにする。(食べた時にごろっとした感じが嫌ならもっと細かくしてください。)

④果汁とジュースを合わせる。

⑤粉ゼラチンに(A)の水を入れふやかす。ラップをして600Wで10秒チンする。

⑥ ④と砂糖を鍋に入れ弱火で混ぜる。混ざったところで⑤を入れ更に混ぜる。(ゼラチンは固まらないうちに混ぜるのがコツ。それでもだいたい残るから気をつけて❗)
器に入れて冷蔵庫で4時間ほど置く。

(後日談)

合間に作ったゼリーを夕食後に出してみる。
長男はモグモグしながら気に入った様子。

自分で食べてみるとジュースでグレープフルーツの酸味が減ってしまい私としてはもう少し汁を絞って加えた方がグレープフルーツらしさが出るんじゃないかと思った。ちょっとここでコアントローを加えてみたらとうなるか?とちょっと入れてみた。苦みが増しただけであった…。

次男は果肉を食べ

あーやっぱ俺、グレープフルーツの味が嫌いなんだわ。

なんだ、結局この人はもとからグレープフルーツが嫌なんだな。

再確認の結果となった。その瞬間、残されたグレープフルーツの兄弟はやはりゼリーへと変化させ長男の口に入ることが運命づけられたのだった。

この記事が参加している募集

#おうち時間を工夫で楽しく

95,466件

まだまだたくさんの記事を書いていきたいと思っています。私のやる気スイッチを押してくださーい!