劇場版名探偵コナンシリーズ

4月にU-NEXTの31日無料体験を使って第1作から第22作まで一気に見た。
始めて見たのは純黒の悪夢(20作目)なので、1〜19は完全初見で20〜22は2回目。

主観でS〜Gまで勝手にランク付けしたのでランク別に軽く感想を書く感じで。基本各ランク3作品ずつです。

※若干ネタバレあるかもしれません。

Sランク

瞳の中の暗殺者(第4作 2000年)

1番面白かった。最後まで誰が犯人なのか読めなくて、よく構成されてるなあと。

警察内部に犯人がいることや、蘭の記憶喪失ってあたりも緊張感を増した部分だったかな。

1番面白かった割に感想短いな。

天国へのカウントダウン(第5作 2001年)
灰原が黒の組織に命を狙われたり、最後に車でビルを飛び移ったりとメインの事件以外にも見所が多かった。

自分の命を犠牲にしようとした灰原を元太が担いで車まで運ぶシーンは、劇場版で元太が能動的に活躍する唯一のシーン。

でも1番のポイントは、ストップウォッチを30秒ちょうどで止めるやつで、元太が59秒を叩き出したところ。29秒オーバーってどういうことやねん。

世紀末の魔術師(第3作 1999年)

劇場版で初めてキッドが登場した回。

後々出てくるけど、舞台が船や飛行船でずっと同じって作品だと、どうしても展開が小さくなってしまう気がする。

けどこの作品は、大阪→船→城と舞台を移していたし、最後の城なんかはワクワクが大きかった。

Aランク

探偵たちの鎮魂歌(第10作 2006年)

記念すべき10作目ということで、平次や和葉ちゃん、キッドあたりも含めて、ほぼ全てのレギュラーが勢揃い。豪華だった。

蘭や子供たちが人質に取られるって展開は緊張感があった。緊張感あるの好きだな。

この作品も『瞳の中の暗殺者』のように謎を最後まで残すタイプだったので、ダレる部分が少なかった。

ラストで爆弾を外さずにジェットコースターに乗った元太くん…

時計じかけの摩天楼(第1作 1997年)

記念すべき劇場版第1作。1作目ってことで評価に若干の色を付けたかもしれない。でも犯人とその動機の解明なんかも上手いこと構成されていたと思うし、普通に面白かった。

どうでもいいけど、この作品のキャッチコピーは「真実はいつもひとつ!」なんですね。

14番目の標的(第2作 1998年)

初期作品ばかり。でも実際に初期作品の方が面白いから仕方がない。

中盤で犯人を含め数名が同じ空間にいるという状況があったけど、そういうシチュは緊張感ありますね。

この作品では誰が犯人でその動機は何なのか、という点に加え、次は誰が狙われるのかという部分もあって、他の作品とは少し違う雰囲気もあったかな。

Bランク

ベイカー街の亡霊(第6作 2002年)

今この作品を見ると、SA○やんとかいうふざけた感想を持ってしまいそうだけど、まだそういう作品が広まっていない当時にこの作品を見れたら、めちゃくちゃワクワクして面白いだろうなあと。

推理小説が好きという訳ではなかったので、ホームズやモリアーティ教授が出てくるという部分では特段テンションは上がらなかったけど、その辺に関係なく面白かった。面白いしか感想がないな。

AIのなんとかくんの動機が政治云々で、意外と社会派な作品でしたね。

迷宮の十字路(第7作 2003年)

弁慶とか義経とか言ってて最初は「は?」って思ったけど、面白かった。

和葉ちゃん可愛い。新一(偽)の演出があったのも良かったな。

純黒の悪夢(第20作 2016年)

初めて見た作品。コナン知識一切ない状態で見ても面白かったし良作のはず。基本初期作品が評価高いけど、新しめの作品では一番面白いんじゃないかな。黒組織が出てくると緊張感が(ry

序盤で首都高レースするのと最後に観覧車が転がるのが好き。元太が落ちそうになるシーンはクソ。

高校の社会科見学の時に見たのもいい思い出。

Cランク

から紅の恋歌(第21作 2017年)

好き。Bランクにしたいけど、純黒よりは上に来ないので仕方なくCランク。俗に言う、限りなくBに近いCってやつ。

和葉ちゃんがガッツリ描かれているのも良かった。吉岡里帆はアレだった。

タイトルや主題歌、京都の雰囲気、題材諸々が全体的にマッチしてたのも評価できる。渡月橋めちゃくちゃ好き。

漆黒の追跡者(第13作 2009年)

黒の組織緊張感作品。特にこの作品では江戸川コナンの正体が工藤新一であることが組織の構成員にバレる、って点も緊張感を増してた。どうせ最後は都合よくその構成員が死ぬとか言っちゃいけない。

この作品も面白かったけど、から紅同様Bの作品より上はいかないかなって感じ。Bまでは自信を持って面白いと勧められるけど、Cは好き嫌いはあるかな?って印象。

ゼロの執行人(第22作 2018年)

安室さん作品。この作品で安室さん人気が爆発したらしい。

IoTを使ったテロを題材にしているのは斬新だったけど、個人的には純黒やから紅には劣る。ラストの安室さんの運転テクニックは圧巻でした。カーアクションでは間違いなくナンバーワン。

Dランク

異次元の狙撃手(第18作 2014年)

最初から犯人の目星ついてておもんないやん→いや他に真犯人おるんかってなったけど、そこまでビックリさせる展開でもなかったかな。

狙撃が題材だったので、アクションシーンも盛り上がりに欠けたなと。

でももう一度見たら評価が上がる気がしなくもない。

水平線上の陰謀(第9作 2005年)

眠ってないのにおっちゃん活躍回。

舞台が客船なので大きな展開があまりない点がやはり厳しい。海が舞台だと最後にヘリで救助されがち。

Eランク

天空の難破船(第14作 2010年)

水平線上同様に舞台が基本飛行船固定なので大きな展開がなかった。コナンが落とされてキッドも助けに降りるシーンとかは一応あったけれども。

キッド=新一って説は結局どうなったんだっけ?

紺青の拳(第23作 2019年)

京極真さん回。最近の作品は誰かにスポットを当てがち。

シンガポールが舞台だったのは新鮮で良かった。興行収入に関しては前年のゼロが売れたのを受けてって感じだと思うのでまあ。

林修が出てるのEDのクレジットまで気がつかなかった。

戦慄の楽譜(第12作 2008年)

正直ここから後に出てくると作品は、一般的にだいぶ酷評されてる部類だと思う…

劇場版しか見ないコナンにわか勢なので、コナンくんにも苦手なものあるんだってなった。

最後まで犯人誰か分からなかったし、その辺の構成は悪くなかったとは思う。

元太、他人の、それも女性の水筒を勝手に飲むんじゃねえ。

Fランク

銀翼の奇術師(第8作 2004年)

1〜7作が圧倒的に面白いなんて聞いてたけど、この作品見てそれにも納得。

1から順に見ての8作目だったから尚更微妙だなと感じてしまった。

舞台も飛行機が中心で、豪華客船や飛行船より更に狭かったな。

絶海の探偵(第17作 2013年)

犯人候補が2人しかいないのは厳しいし、1人は仲間ってわかった時点でね。

この作品も舞台が船で展開が(ry

それと、ラストの蘭を助けるシーンでコナンが物理的には何も出来ないといい点も評価を下げてしったかな。

11人目のストライカー(第16作 2012年)

Jリーグとコラボ?した回。

シンプルにストーリーが微妙でした。
全国各地のスタジアムにいつ爆弾を仕掛けたんだ?

【ゲスト声優について】
この作品の話になると、まず間違いなくサッカー選手たちの棒読み演技が話題になる。でもまあサッカー選手は演技なんて初心者な訳で、棒読みなのは全然納得がいく。ただ、この作品ではその棒読み演技が3人4人と連続で続くので流石に少し厳しい。個人的には、サッカー選手の演技が棒なのはまあ納得がいく。ただ俳優や女優が微妙な演技がしてると、一応あなた役者ですよね?と思ってしまう。実写の演技と声の演技なんて全く別物なんだろうけど。厳しい意見なんだろうか。

Gランク

沈黙の15分(第15作 2011年)

ダム建設で亡くなった村が舞台だったかな?正直あまり覚えてない。渡部陽一は一瞬でわかった。

業火の向日葵(第19作 2015年)

中盤くらいまでは全然悪いなんて思わなかったけど、犯人の動機でうーんとなってしまった。哀ちゃんが最後に活躍すると思いきやそんなこともなかった。

当時はコナンについてもこの作品についても全く知らなかったけど、ポルノのオーリバルはカラオケでよく歌ってた。

紺碧の棺(第11作 2007年)

宝探しゲームとかしてる間は良かったけど、終盤が何かな〜。2時間スペシャルでやるレベルみたいな意見にはそこそこ納得できた。2時間スペシャル見たことないから水準知らんけど。

蘭と園子の友情をテーマにしたのも、大衆にはウケなかった要因なのかなと。

総括

結局このランク付けはあくまでも僕の中での評価なので、面白い作品・そうでなかった作品なんて人それぞれで当たり前だし、それでいいんだと思う。作品を批判する際はきちんとその作品を作品を最後まで見た上で「自分は面白いと思わなかった」という姿勢、 大切にしたいもの。

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