Reframe

今日はPerfumeのライブビューイング「Reframe」を観に映画館に向かい一人で参戦

中学生の頃からライブは必ず参加!グッズは必ず買う!DVD命!みたいに必死に応援してて

もちろん周りに同じようにお熱な人がいるわけではなく、ネットにいる見知らぬ人たちを勝手に仲間と思い込んで、一人でライブに行くなんて余裕、今振り返ると一人で何でも楽しめちゃうのはこの経験のせいなのか…

最近はPerfumeもすっかり大人の女性でどの世代からも支持されるような曲が増えた印象もあり私の熱は冷め始めていて、ファンクラブも期限が切れたのを機にいつのまにか辞めてしまった

それでも今日のライブビューイングのことを思い出して急遽映画館のチケットを購入し一人で参戦してしまうのは、義務というか、昔からPerfumeを聴いてPerfumeを見て生きてきたので行く=当たり前という意識がまだ残っているのだろうか

とあるPerfumeファンの書いていた記事に、涙を誘うような演出が苦手になってきたという内容が書かれてあり、自分もカッコいいPerfumeが好きでずっとその姿を見ていたかったからこんなに必死に応援してたのだろうなと、激しく共感したことがある

だからファンクラブを辞めても嫌いになるわけではなく、普段曲を聞かなかったり雑誌の掲載・TV出演をチェックしなくなったりしてしてしまったが、ライブ関係があるとつい反応してしまうのであった

なんでReframeを鑑賞したことを書いているかというと、本公演に涙を誘う演出はなかったのに、自然と涙が溢れてしまった自分に驚いたからだ

Perfumeを好きになって以来こんなに気持ちが離れてしまったことはないくらい冷めていた自分が、シークレットシークレットが始まった途端、彼女たちが踊り歌う姿を見て純粋に涙を流してしまったのだ

ReframeはライブのようにMCがあるわけではなく、1つの作品として淡々と演出が続くショーである

シークレットシークレットが始まると、彼女たちの背景には過去のライブでシークレットシークレットを歌った時の映像が連続して流れていた

私は、そうか、この人たちはこんなにも昔から人に愛され、変わらず綺麗で揃ったダンスを踊り続けているのだと、心の底から尊敬したのだ

ライブを見てると、Perfumeのことが大好きだった頃の自分と今の自分を無意識に比較してしまっていた、歳もかなり重ねたので見た目も心も考え方も好き嫌いもだいぶかわってしまったなと、しみじみ思うところもあり、歳を重ねることで環境が変わるから仕方ないよなと思ったりもした

彼女たちも同様、売れれば会場は大きくなるし、攻めた曲のリリースが続いていた時もあれば、優しい曲も増えて、変わってしまって寂しいと思うところがあった

でも、このライブでは、彼女たちは間違いなく変わっていなかった、過去のライブ映像とこのライブのステージで踊る彼女たちは表裏一体だった

変わらないことの方が難しいのでは、と本気で考えてしまった、だから彼女たちの完璧でブレないステージに感動して、自然と涙が溢れてしまった

あと、自分がいかにPerfumeを聴き込んで、Perfumeと一緒にいろんな環境の変化を乗り越えてきたんだなと、改めて実感した

もうPerfumeを好きになって10年以上経つし、当時中学生だった自分がどこにでもいる会社員にもなってしまっていて、時間の経過を感じざるを得なかった

でも私がPerfumeを好きになったよりも前に彼女たちは曲をたくさん出していたしライブをたくさんやっていたし、こんなにも長く一つのことを続けられるのは並大抵の努力じゃ難しいだろう

何より、彼女たちの過去から変わらないクオリティを保つ姿勢には一生尊敬し続けたいと思う

休みの日の気まぐれで観に行ったつもりが、色んなことを考えるきっかけになった

過去の自分のようにPerfumeの全てを必死に追いかけるようなことはもうないかもしれないが、これからも彼女たちをずっと見守りたいと思えた

過去にPerfumeのガチオタだったから故、こんなに考えてしまうのかもしれないが、離れてしまったファンでも自然と涙が湧くような気持ちにさせてしまうPerfume、すごい、今も昔も魅力的です

素敵な気持ちを起こしてくれてありがとう



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