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32→16。

タイトルでお察しかと思いますが、THE SECONDの話です。
今年は無事全組見ることができたので、個人的感想をつらつらと。

とりあえず全試合熱すぎました。おもろすぎました。

これは揺るぎないです。

Aブロック
×LLRー〇ダブルアート
東京の動かない漫才師と大阪の動きまわる漫才師の対決。
恥ずかしながらLLRのネタを見たのは覚えてる限り初めてかもしれない。
ダブルアートは選考会のネタをチョイス。
狂気が会場を支配した戦いとなりました。

×祇園ー〇タモンズ
東西同期対決。
劇場であったらタモンズが無視してたとかなんとか。
祇園は選考会と同じネタで挑戦するもいきなり過去最高得点の292点をたたき出したタモンズに敗退。
さすが全国47都道府県ツアーをやってるだけありますね。
タモンズのネタはそれなりに見てるけどこのネタは初見。めちゃくちゃ笑いました。

Bブロック
×ザ・ぼんちー〇ハンジロウ
2日目トップが一番のベテランという劇場では絶対ありえない出順でスタート。
芸歴50年を超えてなお挑戦し続ける師匠たちの姿はカッコよかったです。
ハンジロウは初見ながらもツカミでぐっと持っていかれました。
負けてなお相手を称える姿とそれをしっかり受け止めた二組に大いなる拍手を送りたいです。

×三日月マンハッタンー〇リニア
東京の仲の良い先輩後輩という間柄。
お互いのネタも知り尽くしたうえでの対決はやりにくいだろうなと思います。
芸歴の若いリニアがこちらも290という高得点で勝利。
なんだか狐につままれたようなネタで面白かったです。

Cブロック
〇ロビンフットー×テンダラー
今回の大番狂わせの一つじゃないでしょうか。
関西の劇場番長テンダラーが負けるとは僕も思いませんでした。
出てきたのは足を骨折したマー坊さん。
当然触れずに話を進めるのは不可能ですが、それをうまくネタに昇華したところが勝因だったのではと思います。
5点差という僅差での勝敗がそれを物語っていました。

×インポッシブルー〇ななまがり
今トーナメントきってのキワモノ対決。
得意の死にまくるインポッシブルに対して、得意のキモキャラクターで応戦するななまがり。
どちらも爆笑につぐ爆笑でしたが、軍配は最高得点タイをたたき出したななまがりに。
やっぱり漫才で召されるのはよくないようです。
欲張った結果が今回唯一のタイムオーバーという悲しい悲劇を生んでしまいました。

Dブロック
×COWCOWー〇金属バット
今回一番どう転ぶかわからない対戦カードだなと思いました。
COWCOWは選考会のネタをチョイス。
プラス・マイナスの出場取り消しにより繰り上がったものの、惜しくもここで敗退となりました。
金属バットはいつも通りのお二人でしたが、最後にCOWCOWのあのポーズを入れてくるあたり、やはり対戦相手へのリスペクトが感じられます。
(もしかしたらいじってるだけかもしれませんが)

〇母心ー×ジャルジャル
これもジャイアントキリングだったのではないでしょうか。
漫才協会で唯一生き残った母心。
深々としたお辞儀を見せた富山県議会議員の嶋川さんが所作が美しくて。
余談ですが僕も知り合いに議員さんがいるので発言には注意しなきゃいけないと嘆いておりました。
あと「母心」というコンビ名が言いにくいとさんざんいじられていました。ジャルジャルは改名して「父体」で出るとのことです笑
次の対戦相手の金属バットを「ああいう人たちをなくすために議員になった」とおっしゃってたので、対戦が今から楽しみです。

Eブロック
〇かもめんたるー×流れ星☆
仲がいいのか悪いのか、終わった後さんざん言いあってた二組。
今回かもめんたるにしては珍しくすごくわかりやすいネタだったなと思いました。
それがうまく客席にハマり票を集めた感じがします。
流れ星☆はギャグを封じて参戦。だけど一歩及ばず。
結果発表後はたきうえさんが「すぐつぶやけるように」と持ち込んだスマホで仲良く写真を撮ってました。

〇ザ・パンチー×東京ダイナマイト
ザ・パンチは一時期テレビですごく見ていた感じがして、なんとなく芸風を知っていました。
ツッコミのワードが時代に合わせて少しマイルドになったかなとは思いつつ、おもしろさは変わらず。
東京ダイナマイトはハチミツ二郎さんが未だ入院中ということで、病院でネタ合わせをし、点滴と点滴の合間に舞台に立っているというとんでもエピソードも。
ここも直の先輩後輩対決で、後輩に軍配があがりました。

Fブロック
×ショウショウー〇囲碁将棋
ルミネのトリを務めるショウショウと舞台に出まくってる囲碁将棋の関東真向対決。
どちらも面白いのがわかっているからこそヒリヒリした対決でした。
結果は囲碁将棋が7点差で勝利。
関東の劇場を盛り上げる二組の「俺たちが東京の宝だ」はグッとくるものがありました。

×ヘンダーソンー〇タイムマシン3号
M-1を終え、4月から東京進出するヘンダーソンが強敵に挑みましたがここで涙を飲むことに。
子安さんの狂気では関さんの食欲を抑えることはできなかったようです。
タイムマシーン3号は391点という高得点をたたき出し、次は「でっかい子たち」と戦うことになりました。

Gブロック
×ヤングー〇マシンガンズ
個人的に大阪選考会で一番面白かったヤングが、去年のTHE SECONDで一躍時の人となったマシンガンズと対戦。
個人事務所だからできるネタをこれでもかとひっさげてきましたが、自撮りおじさんに勝つことはできませんでした。
でもこうやって知らない面白い芸人さんを知ることができるのもこの大会の魅力だなと思います。
個人的には選考会のネタの方が好きだったな…
マシンガンズはいつもどおりでした笑

×シャンプーハットー〇ガクテンソク
東京に出てきたもののまだまだ大阪感が抜けないガクテンソク。
実質関西ダービーでした。
シャンプーハットは選考会と同じネタをチョイス。
ガクテンソクは東京でやりまくってる国分寺のネタを。
ここでも先輩の胸を借りた後輩が勝ち上がりました。
やはり若い人の方が勢いがある感じがしますね。
といってもみんな芸歴16年以上なんですが。
そしてここで去年と同じマシンガンズVSガクテンソクのカードが決まりました。

Hブロック
〇モンスターエンジンー×超新塾
モンスターエンジンは選考会のネタで勝負。
超新塾は出場すら危ぶまれていたものの、なんといないアイクをこれでもかと使ったネタを披露。
聞けば何人でもできるようにたくさんネタがあるらしく、4人でもなんら問題ないとのことです。さすがベテラン。
結果は6点差でモンスターエンジンの勝利。
一人欠けた代償は意外に大きかったかもしれません。

×ランジャタイー〇ラフ次元
ランジャタイが乱しに乱しまくった空気をラフ次元が一掃し自分たちの空気に持っていきました。
とにかくやりづらかったと言っていた梅村さん。
きっと誰に聞いても一番当たりたくないのがランジャタイなんじゃないかと思います。
そしてここでもまたモンスターエンジンVSラフ次元の関西ダービーが行われることになりました。(去年はここでギャロップと対戦)

ざっと今年の感想です。
今回はルール変更で、二組の漫才を見てから点数を入力になったので甲乙つけやすくなったのかなという印象です。
また16→8の先攻後攻を点数の高い順から決められるそうですが、見た感じ後攻が有利かというとそんな感じでもなさそう。
お客さんの採点が面白いか否かはもちろんですが、それプラス「漫才らしいか」というところに結構重点を置いてる方が多い印象でした。

4月のトーナメントも楽しみすぎます!
今年はアーカイブを設けてくれているので、ちゃんと全部見れると思います!


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