カンパネルラ~鐘~「四季巡麗」によせて
はじめに
「あれっ・・出てこない」
描く前のラフを描こうと白い紙の前に座って一時間。
何も出てこない。
どうしても出てこない。
今年のはじめ、描きたいイメージのストックが消えてしまったのです。
「自分の絵は日記のようなもの」
それは過去の記憶や思い出や辛かったこと悲しかったことを描く事で気持ちを収めてきました。
コロナ渦と同時に親の介護、他人に託し、突然の別れ・・・
めまぐるしい不安の濁流に襲われても、制作を続けることで乗り越えてこれたのに・・・突然何も描けなくなって