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50代、キャリアを考える。

私は今、キャリアコンサルタントとして仕事をしている。メンタルヘルスの必要を感じ、40代で精神保健福祉士(PSW)の資格も取得した。この仕事にきちんと就いたのは約10年前。女性の再就職支援、学生の就活支援、転職支援、そしてその時々に発達障害や統合失調症を抱えた人の支援もしている。

その前は編集・制作の仕事をしていた。主に情報誌や会報誌、広報誌、雑誌の記事(広告)、新聞広告、そしてWEBコンテンツなど。企画を考えたり、取材して書いたり、編集したり、ディレクションしたり、進行管理をしたり。とにかく色んなことを担当させてもらった。どっぷり15年以上は浸かっただろうか。今の仕事と兼務していた時期もある。

新卒で入った会社は3年持たずに辞めてしまい、それから数年は定職に就こうと努力するも「これを仕事にしたい」と思う出会いがなく、アルバイトの延長のようなことをしていた(と思う)。

正社員として働いた時間はとても少ない。編集の仕事はフリーで10年以上続けていた。派遣社員、嘱託職員、契約社員…。多分、ほぼすべての雇用形態を経験したのではないかと思う。さらに近年は親のことがあり、遠距離ということもあって毎週のように西へ東へ移動をしてきた。

それでも、この約30年、収入がなかった月は1回しかない。その時は、体調を崩して仕事ができなかった。どんな状況、雇用形態であっても、仕事は常にそばにあった。そうなるように、そこに力を入れてきたと言っても過言ではないかもしれない。どうすれば働き続けられるか? しかも自分なりに納得して、やりがいを感じられる仕事をどうやったら続けていけるか? いつも考えていたように思う。そして有難いことに実現することができていたのだと思う。

そんな自分の考えが、最近変わってきたように感じている。この春から少し立ち止まっている。周りは動いているのに、だ。こんなことは今までなかった。人様のキャリアを考えながら、ふと思ったのだった。

自分はどうしたいのだろう?

ようやく何となく見えてきたことがあるような気がしている。それをこれから折に触れ言葉にしていきたい。

ちなみによく言われる「キャリアの棚卸し」とは、前述のように単に振り返ることではない。これについても、今後、言葉にしていきたいと思う。


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