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本音こそ正義、的な

最近、本音を言うのがカッコいいというか「正義」みたいな風潮がある。DaiGoの今話題になってるホームレスに関する発言もそう。その是非は僕が語れるものではないが、でもやっぱりあれは行き過ぎたものであることは間違い無いと思う。

あれは彼にとって根っからの本音だったのだろうか?この疑問は彼のみぞ知るところだ。でも僕が最近思うのは、本音を言うのが一番だ!みたいな風潮があるおかげで、本音よりもっと”本音っぽい”発言がなされることが度々あるということ。本音っぽい、は分かりやすく言い換えると過激、かな。
DaiGoが本当にホームレスは死んだらいい、なんて考えてるとはあまり思えない。直接的に被害を受けたわけでもないだろうし。多分あれは、信者がたくさんいる自身のYouTubeチャンネル内において「もっと本音っぽいことを言えばウケる」と考えて発せられた言葉だったんじゃないかなって僕は感じた。

自分の権利は自由にこそ存在する、みたいな考え方が先進的だと考えられる時代になってきたと思う。
もちろんそれには良いこともたくさんある。人種差別や性差別の解放は多分大事なんだろう。でも、その傾向は全てに当てはまるわけではない。

大前提として人が傷つくような発言をする自由は常に存在しないし、獲得されようとしている自由とは種類が違う。人を傷つけないための自由が、人を傷つけるために利用されることはあってならないと思う。
でもやっぱり、本音こそ正義と一括りにされているせいで、インフルエンサーがそのような発言をした時に「いいね」を貰えることが多い。DaiGoはいろんなコンプレックスがあって、自分の強さを誇張したいんだろうなって動画を見てて思うことが多い。それらが複合的に掛け算されてあの発言が生まれた。

やっぱり今一度、「自由こそ正義、本音こそ正義」みたいな風潮の中での自身の振る舞いを考え直すべきだなって感じた。
自由は個人だけに適用されるべきであって、決して人間(関係)に持ち込まれるべきものではないよね〜
僕自身もある程度いろんな人に見てもらえる動画作りができる立場にあるので、そこはしっかり考えないといけないなーって思った一件でした。

めちゃくちゃ当たり前のことだけど、大切だと思ったのでここに記しておきます。

100円で救える命があります。