見出し画像

2021年の自身の習慣の変化について考える

最近、変化について考えることが多くなりました。

書評ブログで有名なDainさんという方は自身のブログと同名の著書の中で次のように仰っています。

書評を続けているのは……ほかのだれよりも、まず自分が読み、自分がどう変化したかに自覚的になるために書いているのだ。

わたしが知らないスゴ本は、きっとあなたが読んでいる

この本を読んでから、本を読んだときだけでなく、人と話したときや美味しいコーヒーを飲んだときなど、何かを体験したときに自分の中で変わったものは何か?とできるだけ自問するようにしています。

自問を繰り返しているうちに、体験が自分に与えた変化について考えることは、自分自身を深く知っていくための良いツールだということに気が付きます。変化を切り口として、現状はどうなのか、それがどう変化したのか、そしてそれでも変わらないものは何なのか、と考えていくと自分でも知らなかったような自身の一面を発見することがあります。

2021年の終わりに書くこの記事では、個別の体験をきっかけにした変化ではなく、環境よって変化した習慣についてまとめておこうと思います。

この記事は「エンジニアと人生 Advent Calendar 2021」の4日目の記事です。明日の担当は、ぶるーさんです!

2021年で変化した習慣

投資を始めた

エンジニアと人生コミュニティでは、技術の話だけではなく人生全般に関する話題が溢れていて、その中には当然、お金の話もあります。

これまで気にしたことのなかった投資や税金について、皆が話しているのを見て自分ももっと知らなければという気にさせられました。

簡単なところではふるさと納税を始めました。なんとなく面倒だなという感覚でいままで手を出していなかったのですが、フリーランスになり確定申告を自分でやるようになったいま、面倒さはほとんどないので気軽に始めることができました。実質負担2000円で美味しいものや日用品が手に入り、なぜいままでやってこなかったんだ!と後悔しています。

投資についても運用するほどの資産はないものの、わからないなりに調べながらちょこちょこ株を購入しています。

筋トレ・運動するようになった

フリーランスになって、フルリモートに移行してから激太りしました。

半年で10kgほどの増量です(BMI換算で22から25に増加)。フルリモートのおかげで、歩く時間はほとんどゼロ、しかもいつでもおやつに手を伸ばせる状況、というのが原因で間違いないでしょう。

これはまずいと思い、6月頃から散歩を始め、暑すぎて外に出るのが無理になった8月頃からはリングフィットアドベンチャーを始めました。エンジニアと人生コミュニティにっしーさんが作ってくれたツールのおかげで、リングフィットの習慣化に成功しました。

リングフィット内の時間基準で20分程度を目安に運動していました。副次的な効果として、寝起きが少し良くなったり日中に感じていた身体のダルさから解放されました。

運動を開始すると同時に仕事中のおやつをやめ、タンパク質中心の食事を心がけていました。ところが肝心の体重や体型はあまり変わらず、むしろさらに2kg増えてしまったり、また元に戻ったりを繰り返していました。

体重の変化のなさに加え、リングフィットに少し飽きがきたこともあり、ここ1ヶ月はもう少し本格的な筋トレ中心の運動にシフトしています。(ダンベルやトレーニングベンチも買ってしまいました!)

体重や体型の変化はまだ目に見えて現れてはいませんが、もうしばらく続けてみようと思っています。

カフェに頻繁に行かなくなった

以前はカフェでの作業が結構好きだったのですが、2020年の年末にM1 Mac miniと43インチディスプレイを購入してリモートワークの環境を整えたところ、ノートパソコンの小さなディスプレイで作業するのが億劫になり、コーディングやレビューはもっぱら自宅で行うようになりました。

カフェに行かなくなったことで、コーヒーを自分で用意しなければならいなわけですが、ネスプレッソのヴァーチュオを試してみたり、色々なコーヒー豆や淹れ方を試す機会が得られてよかったと思っています。

淹れ方に関しては、昔はペーパドリップ一択だったのですが、豆によってはフレンチプレスやフレンチプレスとペーパドリップの組み合わせが美味しいと感じるようになりました。

ちなみに、TIMEMOREのコーヒーミルはめっちゃおすすめです。安い電動ミルよりも速く・均一に挽くことができます。一杯分なら20秒もかからず挽くことができます。

休日の行動範囲が拡がった

車を購入したことで一気に選択肢が増え、行動範囲がグッと広がりました。

京都の市街地に住んでいることもあり、必要なときにカーシェアやタクシーを利用する方が経済的負担が軽いため、以前は車は不要と考えていました。

しかし、妻の通勤のために車を購入したことで考え方が変わりました。たしかに経済的負担は大きくなったのですが、自家用車を持つことで、カーシェアやタクシーを利用するときの心理的ハードルの高さを痛感したのです。

タクシーでは長距離の移動はしづらいですし、カーシェアでは利用開始前の予約が必要な上、いざ利用し始めても常に残り時間を気にしなければいけません。これらの制約がなくなったいま、以前は滅多に行かなかった琵琶湖湖畔や自然公園などでのんびりとした時間を過ごすことができるようになりました。

おわりに

2021年の自分の変化を振り返っていると、結果を急ぐ自分の姿に気がつきます。

投資を始めた当初は、購入した株のチャートを毎日のようにチェックしていました。しかし、数週間後には投資自体への興味を失っていました。株の上げ下げを毎日追っていても大して変化するものでもなく、仮に多少変化したところで、売り買いする判断もつかない。投資という場において自分ができることが少ないこと、行動へのフィードバックがすぐに得られないこと、これらにつまらなさを感じていました。

しかし、よくよく考えてみれば、筋トレであれ、技術の習得や発信活動であれ、すぐにフィードバックや結果を得られるわけではありません。

変化、特に自分が望む変化というのはゆっくりと起こること。それを理解すること。それに耐えること。

この大切なことの訓練として、投資や筋トレを長く継続していけたらなと思います。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?