【シティリーグ準優勝】ショックロック詳細解説【エクストラ】
【2021/1/17更新】全て無料化
■はじめに
今回はシティリーグシーズン1で計4人が使用して、準優勝を1人、ベスト8を2人、ベスト16を1人出した、ショックロックの解説を書こうと思います。
■ショックロックを使った理由
元々とても強いデッキだと思っていましたが、ロックは出来ても時間内に最終的に勝つのが難しかったため、使うには至っていませんでした。ですが、ジュジュベ&ハチクマンの登場によって少ないカードで時間切れのリスクが軽減できるようになったため、使うことにしました。また、レッドカードやマーシャドー[やぶれかぶれ]が禁止カードになったことも、このデッキにはとても追い風でした。
ハムさんが最初にこのことに気付いてくれました。ありがとうございます。
■基本的な動き
①ピカチュウをライチュウ[エボルショック]に進化させて、相手のバトルポケモンをマヒにさせる。
②退化スプレーでライチュウを手札に戻す。
③メモリーエネルギーがついたムーランド[特性:ばんけん]で、進化前のヨーテリーの技[ものひろい]を使ってトラッシュの退化スプレーを回収する。
この動きをし続けることで、相手のバトルポケモンをマヒにし続けることが出来ます。また、ムーランドの特性ばんけんが働いていれば、グズマやオカルトマニアなどのサポートを使われることもありません。序盤はこの盤面を整えることを目標とします。
この盤面が整ったら次は、今の環境で採用される事の多いグレートキャッチャーを使われないように、ジュジュベ&ハチクマンの追加効果やAZを使って、呼ばれてしまう恐れのあるポケモンをトラッシュしておきます。
最後に、相手の山札を削る作業に入ります。上記の動きにジュジュベ&ハチクマンをルザミーネ2枚で使い回す動きを加えます。しかし、ジュジュベ&ハチクマンの効果は自分の山札もトラッシュされてしまうので、このままだと山札の枚数によっては自分の山札が先に切れてしまいます。そこで自分の山札がなくなるタイミングで次の動きをし続けることで、それを防ぐことが出来ます。
①ピカチュウをライチュウに進化させて、相手のバトルポケモンをマヒにさせる。
②ジュジュベ&ハチクマンを使う。または、ルザミーネを使ってルザミーネとジュジュベ&ハチクマンを回収する。
③退化スプレーZを使ってライチュウを山札に戻す。
④ものひろいで退化スプレーZを回収する。
山札が0枚の状態で退化スプレーZを使えば山切れ負けを防ぎつつ、次のドローは必ずライチュウになるため、ループします。
■実際に使ったデッキレシピ・採用カード解説
デッキコード:xJxGxK-PWFmL4-xDKcxc
画像及びデッキコード引用元:https://www.pokemon-card.com
○ポケモン19
・ムーランド[ばんけん] 3枚
デッキコンセプトです。4枚のほうがよかったのですが、枠の都合で3枚にしました。3枚でもそれほど影響はなかったのでこれでよかったと思います。
・ハーデリア[おたからサーチ] 2枚
進化した時トラッシュからグッズを1枚手札に回収出来ます。中盤にAZでこれを使い回すことで、実質グッズを無限に回収出来ます。すごい便利なので、2進化の真ん中にしては多めの2枚採用。
・ヨーテリー[ものひろい] 4枚
安定のため4枚。
・ライチュウ[エボルショック] 2枚 ピカチュウ 2枚
デッキコンセプトです。ピカチュウはHP70のほうがよかったです。シティリーグが11月だったメンバーはHP70に変えて、ウツギをアズサにしています。
・メタモン◇ 1枚
ナギで持ってこられるピカチュウ。ハーデリアを重ねることもあるが、そのハーデリアをムーランドにしてもものひろいは打てないので注意。
・ヌメルゴン[スリップトリップ] 1枚 ヌメラ[ねばるねんまく] 1枚
主に、ダストオキシンのダストダスとエスケープボードの対策です。採用しない選択肢もありましたが、ウルネク系統が多く、ダストダス型も少なくない予想だったため結局抜けませんでした。
・カプ・テテフGX 2枚
序盤に安定して展開するため採用。
・シェイミEX[セットアップ] 1枚
トラッシュがあまり痛くないのでデデンネGXも候補ではあったのですが、ナギを採用すればたねポケモンを並べながら手札を補充出来るのでこちらを採用。
○グッズ19
・パソコン通信 1枚(ACE SPEC)
コンボパーツを揃えるため、ACE SPEC枠にはこちらを採用。
・ハイパーボール 4枚
安定の4枚。
・ふしぎなアメ 4枚
引きやすくするため4枚。
・レスキュータンカ 2枚
盤面が整うまでに倒されたりプラターヌ博士(アララギ博士)でトラッシュされたポケモンを回収するため、2枚採用。
・フィールドブロアー 2枚
ウルネクダストを重く見て2枚の採用。
・退化スプレー 2枚
デッキコンセプトです。早い段階で引きたいですし、サイド落ちしてもきついので2枚の採用。もしかしたら3枚の択もあるかも。
・退化スプレーZ 1枚
冒頭に記した動きのためなのはもちろん、ロックが決まっても早くパーツを掘りに行くためにプラターヌ博士(アララギ博士)を使うことがあるのですが、その時普通の退化スプレーでなくこれだったらライチュウが山札に戻ります。
・バトルサーチャー 1枚
ハーデリアやものひろいをサポートに変えるためのカード。1枚あれば十分だと思いますが、サイド落ちしてきついことがまれにあるので2枚もありです。
・カウンターキャッチャー 1枚
なりかわるゾロアークが出てきた場合などに使うため、1枚の採用。
・スペシャルチャージ 1枚
最後まで入れるか悩みましたが、改造ハンマーが少なくない環境だと思ったので1枚採用しました。採用してよかったと思っています。
○サポート14
・プラターヌ博士(アララギ博士) 4枚
このデッキはトラッシュから回収する手段が豊富なため、このカードはとても使いやすいです。最初はNやフウとランまで入れていましたが、この4枚で十分でした。
・グラジオ 2枚
1積みのコンボパーツも多いので、安心するため2枚採用。
・ルザミーネ 2枚
サポートをいくらでも回収出来るすごいカード。海外では禁止らしい。最低限の2枚採用。
・シロナ&カトレア 1枚
ドローしつつサポートを回収出来るスグレモノ。最悪ルザミーネが1枚しかなくても、
ルザミーネ使用でジュジュベ&ハチクマンとシロナ&カトレア回収
→ジュジュベ&ハチクマン使用
→シロナ&カトレア使用でルザミーネ回収
で、ジュジュベ&ハチクマンを使えるのが3ターンに1回にはなりますがループ出来ます。ルザミーネ3枚の採用を検討していたところ、このカードに気付いたため1枚採用。
・ジュジュベ&ハチクマン 1枚
デッキコンセプトです。1枚で十分。
・AZ 1枚
テテフシェイミをどかすためは勿論、退化スプレーの代わりのように使うことも多いです。採用するとしないとでは大違いなので1枚採用。
・ウツギ博士のレクチャー(アズサ) 1枚
展開用。僕は60ピカチュウだったのでウツギにしましたが、70ピカチュウにしてアズサにしましょう。
・ナギ 1枚
初手の手札にハイパーボールが1枚あって他にプラターヌやビーチなどのカードがない場合、アズサではなくナギであれば展開しつつシェイミでのドローも出来るため採用。
・センパイとコウハイ 1枚
とても便利で多くの試合で使うので2枚の採用も検討しましたが、枠の都合と、なくてもなんとかなるので1枚。
○スタジアム4
・トロピカルビーチ 4枚
1ターン目にアズサからトロピカルビーチでたくさんドロー出来ると、2ターン目に盤面が整うこともザラです。初手で引けていればとても強いのと、相手に先攻でサイレントラボで貼られた時に割れないとまずいため、4枚。
○エネルギー4
・メモリーエネルギー 4枚
引きやすさを大事にして4枚。
■このデッキの対策方法
・盤面が整う前に複数同時気絶させる
スカイレジェンドGXやクロスディヴィジョンGXなどで盤面を整わせなければ勝てます。
・グッズロック
グッズロックをすればライチュウを退化させるなどのコンボが使われません。ただ、技によるグッズロックの場合、ライチュウの進化前が複数並んでいる状態でライチュウに進化されるとグッズロックが解けてしまうので注意しましょう。
・状態異常にならない特性
キュワワー・コバルオンGX・ビリジオンEXなどでマヒを対策すればロックは決まりません。このデッキには入っていませんが、環境次第ではアローラベトベトンを採用することも十分にあるのでそれには気をつけましょう。
・状態異常を解除するグッズ
ポケモンいれかえ、あなぬけのヒモ、ポケモン回収サイクロン、スクランブルスイッチなどでマヒを一時的に解除出来ます。その時に相手の場を崩せれば勝ち目が出てきます。
・かけつける系特性
ケルディオEX・ネクロズマあかつきのつばさGX・ゾロアーク[なりかわる]でバトル場に出て逃げればマヒを解除することが出来ます。しかしカウンターキャッチャーでこれらを縛られる可能性があるので、一度の技で壊滅させられる場合を除き、2匹以上のかけつける系特性が必要です。
・グレートキャッチャー+サポート
グレートキャッチャーを使ってシェイミEXやカプ・テテフGXを呼び出せばサポートが使えるようになるので、グズマやオカルトマニアを使ってロックを抜け出せます。ただ、ショックロック側は警戒してそれらをベンチからどけてくるので、早い段階で引く必要があります。
■おわりに
この度は、ご購入いただきありがとうございました。
誤字などのミスやご不明な点、感想、改善して欲しいところ、その他連絡したいことがありましたら、購入した証拠(スクリーンショット等)を添えて、Twitter@tunu1223のDMまでお気軽にどうぞ。
本記事の有料部分の無断転載を禁止します。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?