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【MTG:Pauper】 #緑単ステッカーストンピィ 正月対戦記

 こんにちは、角とうふ(@TunoTofu)です。
 今回は2023年に入ってから「緑単ステッカーストンピィ(以下、緑単SS)」を使用して正月大会に参加し、構築の微調整や対戦後メモをしてきました。
 需要があれば今後も続けていくので、良かったらいいねをお願いします。
 また、緑単ステッカーストンピィについてご存じない方はまずはこちらをご覧ください。


1/3(火) 晴れる屋TC東京

 緑単SS紹介記事を公開した際、土地の枚数は17枚でした。
 記事公開後も緑単SSで大会に参加していましたが、土地1マリガンやノーランドが続いてストレスになってきました。
 その後、しばらくこのデッキを使うのを控えていましたが、12月下旬ごろから晴れる屋の掲載デッキに緑単SSの姿が現れました。

グロフの餌。緑単SSではステッカーの貼り先にも。

 そこでは《森》19枚のリストや、《森》17枚+《カルニの庭》2枚を採用したリストが上がっていました。
 私自身、今までの緑単ストンピィが土地17枚だからそのままでいいだろうと思考停止していましたが、マナスクリューが嫌なら土地増やせばよかったんですね!そりゃそうだ!

デッキのいぶし銀。
最強の回避能力を持っているが……

 という訳で、1月3日(火)に持ち込んだのが上記のリストです。
 《カルニの庭》の代わりに抜いたのは《スカルガンの穴潜み》。
 元々スカルガンは1ターン目にはあまり出したくないクリーチャーでしたが、庭を採用したため2ターン目に狂喜達成して出すのも難しくなったため、一旦不採用に。個人的には好きなカードです。

貼れたら強いオーラ。貼れたら……

 《カルニの庭》同様、土地を増やした関係で《怨恨》と一枚入れ替えてみたお試し枠の《象の導き》。
 親和の《マイヤの処罰者》のサイズを超えたり、《クラーク族のシャーマン》による全体除去からクリーチャーを守るために採用。
 スタックで除去されると3マナ使って何も残らないのが欠点。

17時の部 (2-1)

1R:青黒テラー ⭕️❌❌
1戦目:《カルニの庭》からの《湿地帯のグロフ》のブン周り。《ファラジの考古学者》+《予想外の牙》で多少耐えられるものの、押し込んで勝ち。
2戦目:相手残りライフ10、ブロッカーなし。こちらは《シラナの岩礁渡り》と《リバーボア》がいる状況で《チェイナーの布告》を打たれた際、相手が《殺し》の「再生できない」を忘れている素振りが見えたため、5ターンで殴りきれる《リバーボア》を残す選択肢をしました。
 しかし、相手の除去が多く裏目に。
 手札に《Finishing Move》があったこと、相手がクリーチャーを出さなければ1点でも2点でもどの道勝てることを考慮すると《シラナの岩礁渡り》を残すべきだったと反省。
3戦目:大ポカ回。2/2と+1/+1カウンターが乗った《若き狼》がいる状況で、なぜか……本当になぜか2/2の方に5/1ステッカーを貼ったせいで、《グルマグのアンコウ》でブロック+《息詰まる噴煙》で大惨事に。
 (《若き狼》にステッカーを貼れば6/2になっていた…)
 本当に何をやっているのかわからない。猛反省。
サイドボード
in
 2 リバーボア
 2 トーモッドの墓所
 (1 もつれ) *後手のみ
out
 1 象の導き
 1 森
 1 怨恨
 1 安寧砦の精鋭
 (1 湿地帯のグロフ) *後手のみ
理由
 《象の導き》のスタックに除去を打たれるのが嫌でサイドアウト。3マナ帯が減ったので《森》も1枚減らしました。(頻出するため、今後「象+森パッケージ」と呼びます)
 《怨恨》はグロフや(擬似)飛行組、ステッカーを貼ったクリーチャーにしか旨味が乗らないので1枚抜き。
 《もつれ》はお試し中のサイドカード。《予想外の牙》も安心かと思ったが、そんなに感触は良くなかった。グロフと入れ替えたのは、1体生贄にしたうえ、後攻だと除去が間に合い、目も当てられないの状況もあるので1枚抜き。

2R:bye
 プレミが祟りまくった後のbyeほど辛いものはないと実感。
 デッキに申し訳なくなり、しばらくこのデッキを使って腕を磨くことを決意しました。

3R:赤単ブリッツ❌⭕️⭕️
1戦目:
相手先手《僧院の速槍》x2からの火力連打の猛攻を受け、防戦一方のまま負け。
2戦目:
クリーチャーを減らしたのか、バーン戦略されるも速度勝ち。
3戦目:
《実験統合機》から出る《侍トークン》に粘られるも、殴り合いで勝利。こちらの格闘除去が打てるタイミングが少なく、少し使いにくい印象を受けました。
サイドボード
in:
 3 凶暴な一振り
 2 嵐の乗り切り
 (1 もつれ) *後手のみ
out:

 1 象の導き
 1 森
 1 怨恨
 2 シラナの岩礁渡り
 (1 湿地帯のグロフ) *後手のみ
理由
 赤単も除去が多いので象+森パッケージをサイドアウト。
 また火力多めの構築だったので《嵐の乗り切り》を投入。
 パワーが低いため、ブロッカーとして価値がない《シラナの岩礁渡り》と、格闘枠の代わりに《怨恨》1枚を抜きました。

20時の部 (3-0)

1R:緑単SS❌⭕️⭕️
1戦目:
念願のミラーマッチ1戦目。《Finishing Move》を打てた方が有利になると思いながらも、こちらは引いていなかったのでガン攻めプランに。
相手は3ターン目《Finishing move》を綺麗に決めるものの、展開はこちらが優っておりやや有利。《巨森の蔦》が2枚なければ勝ちという局面で攻めるも、持たれており負け。
2戦目:
コンバットトリックの多さで相手を圧倒し、あっさり勝利。
3戦目:
こちらだけ《怨恨》を持っており、一方的なライフレースで勝ち。
サイドボード
in:
 3 凶暴な一振り
out:

 2 安寧砦の精鋭
 1 湿地帯のグロフ
理由
 1/1を並べるアグロに強い緑単。その相手に《安寧砦の精鋭》は生還しても嬉しい局面が少ないためサイドアウト。グロフは強いが《Finishing Move》を打たれると悲惨なので1枚抜き。

2R:青黒テラー⭕️⭕️
1戦目:
約3時間後の早すぎるリベンジ戦。《殺し》の「再生できない」件を対戦後に伝えた相手だが、今度は《殺し》の「黒でない〜」を利用し《大霊堂のスカージ》を強化しまくり勝利。
2戦目:
《トーモッドの墓所》がブチ当たり、《トレイリアの恐怖》を1体出されるが、余裕の押し込みで勝ち。
サイドボード
in

 2 リバーボア
 2 トーモッドの墓所
 (1 もつれ) *後手のみ
out
 1 象の導き
 1 森
 1 怨恨
 1 安寧砦の精鋭
 (1 湿地帯のグロフ) *後手のみ
感想
 理由は17時と同じため割愛。
 今回で初めて「青黒テラー」相手に《トーモッドの墓所》を引けたが、これ一枚で相性が格段に改善されたため、サイドにもう一枚追加することを決めました。

3R:青赤フェアリー⭕️⭕️
1戦目:
《大霊堂のスカージ》とフェアリーが相打ちした後、残ったクリーチャー2体に《吠え群れの飢え》を打ち、早々に5/5が2体並んで相手投了。
2戦目:
相手が赤マナを用意するためにタップインランドを置いたタイミングで《湿地帯のグロフ》を着地させ、押し込みで勝利。
サイドボード
in:
 2 リバーボア
 2 凶暴な一振り
out:

 1 象の導き
 1 森
 2 大霊堂のスカージ
理由
 《大霊堂のスカージ》は相打ち上等とされるので、素直に他のクリーチャーを展開した方を優先してサイドアウト。構えてくるデッキなので象+森パッケージもサイドアウト。
 昔の緑単ではフェアリー対策に《散弾の射手》などが入っていましたが、今はフェアリーが支配的でもないうえ、相性はそんなに悪く感じなかったため、これ以上のサイドは過剰だと感じました。


1/5(木) 晴れる屋 秋葉原

 《象の導き》+《森》を何度もサイドアウトすることがあったのでデッキに疑念が残りつつ、試行回数も少なかったなと思い火曜と同じリストで参戦。

19時の部(2-1)

1R:親和❌❌
1戦目:
《ケンクのアーティフィサー》を開始早々に出され戦線停滞。《間に合わせの砲弾》を設置され、ターンが渡るごとにジワジワと盤面を固められる新和戦負けの黄金パターンに。
2戦目:
2ターン目に《クラーク族のシャーマン》をケアする動き(若き狼だけで展開しない)と全力展開する2択で迷い、長期戦ではジリ貧になると判断するも裏目のシャーマンを出され死亡。
サイドボード
in:
 2 上機嫌の破壊
 1 幻触落とし
 2 拡大
out:

 2 安寧砦の精鋭
 2 大霊堂のスカージ
 1 湿地帯のグロフ
理由
 タフ1集団は《間に合わせの砲弾》の餌食になるため全サイドアウト、《湿地帯のグロフ》は《感電破》で処理されるので1枚減らし。
 全体除去対策の《拡大》は2枚でも引けないときは引けなかったので増量も視野に入れました。

2R:黒単信心⭕️⭕️
1戦目:
《炎樹族の使者》からの高速展開で勝ち。
2戦目:
《安寧砦の精鋭》+《怨恨》で相手の除去が足りず勝ち。
サイドボード
in:
 2 リバーボア
 2 凶暴な一振り
out:

 2 大霊堂のスカージ
 2 湿地帯のグロフ
理由
 絆魂があって嬉しいマッチアップでもないため、《大霊堂のスカージ》をサイドアウト。全抜きしたいが入れたいものもそんなにないので《湿地帯のグロフ》は2枚抜き。
 1戦目は速攻で終わったものの《騒がしいネズミ》が見えたため、信心タイプだと判断し格闘除去を追加しました。

3R:カナディアンスレッショルド❌⭕️⭕️
1戦目:
トリプルマリガン。《大霊堂のスカージ》+《怨恨》でライフ4まで削るも、《敏捷なマングース》や《トレイリアの恐怖》に殴られ速度負け。
2戦目
:《Finishing Move》からゴリゴリに殴って勝ち。
3戦目:《湿地帯のグロフ》スタートで速度勝ち。
サイドボード
in:
 2 リバーボア
 2 凶暴な一振り
out:

 2 安寧砦の精鋭(メモに記録しておらず曖昧)
 2 湿地帯のグロフ
理由
 《秘密を掘り下げる者》対策に格闘を増やしたが、被覆や護法持ちがいるので不要だったかも。幸い腐る局面は出なかった。
 《撃退》ガン積みのようだったので、フルタップでも安心できずグロフを2枚抜き。
 スレッショルドデッキだが、メインの速度はこちらが速いと判断し《トーモッドの墓所》を入れませんでしたが、際どいライフレースにもなったので難しいところでした。次は入れてもいいかも?


1/6(金) 晴れる屋TC東京

他色にも顔を出すコンバットトリック

 《象の導き》+《森》パッケージをよく抜いていたので、各1枚減らして土地18枚に。
 代わりに試してみたのが《変異原性の成長》。赤単ブリッツの《釜の悪鬼》などが火力除去を躱してたのを真似してみたが、普通に1マナ払って打つ局面の方が多く(Φマナで使うのは最初の3ターン目まで)、これなら普通に追加効果付きのコンバットトリックを探した方が良い気もしました。
 また《怨恨》はやっぱり4枚がいいなと思ったが枠がなかったため、最近抜けているリストもある《炎樹族の使者》を3枚にしてみました。
 《炎樹族の使者》は2ターン目に出せれば最強カードでありますが、ドローのない緑では後続として手札にきたときにあまり強くありません。
 かといって全抜きはやりすぎじゃないかと思ってもいるのですが、他に不採用理由がある方はコメントで教えてくれると幸いです。

12時の部(3-0)

1R:親和❌⭕️⭕️
1戦目:
前日の秋葉原の対戦相手の方で、またも早すぎるリベンジ戦。ライフ1まで削るも、とどめの一枚が足りず負け。
2戦目:《
カルニの庭》、《炎樹族の使者》+《炎樹族の使者》+《湿地帯のグロフ》のブン周りで勝ち。
3戦目:《シラナの岩礁渡り》に《吠え群れの飢え》x2で、実質 「7/7 呪禁・飛行」を作って勝ち。
サイドボード
in:
 2 上機嫌の破壊
 2 幻触落とし
 3 拡大
out:

 1 湿地帯のグロフ
 2 大霊堂のスカージ
 2 変異原性の成長
 2 安寧砦の精鋭
理由
 やはりタフ1になる《大霊堂のスカージ》と《安寧砦の精鋭》は《間に合わせの砲弾》の的になるのでサイドアウト。《変異原性の成長》も追加の砲弾で効果が薄いと見てサイドアウト。
 《湿地帯のグロフ》は《感電破》をよく打たれるので1枚抜きです。

2R:続唱トロン⭕️❌⭕️
1戦目:
相手が土地引けず勝ち。
2戦目:
後1回でも続唱がそこそこの当たりなら押し切れたものの、《苛立つアルティサウルス》→《乗り組み部隊》→《熟考漂い》という完璧な当たり。さらにもう一回上記の当たりを引くブン周りをされるも、チケット3を溜め、次のターンに接死・絆魂のステッカー +《怨恨》を《湿地帯のグロフ》につける接死トランプル作戦で押し切ろうと計画。
相手の最後の続唱でデッキにもうそれしか対処手段がないであろう《上天の呪文爆弾》を引かれ負け。対戦相手の運が良すぎた……。
3戦目:2ターン目に《シミックのロケット》を割るか悩むも、展開優先で速度勝負。《大渦の巨人》を出されるも、残していた《上機嫌の破壊》で割って勝ち。
サイドボード
in:
 2 上機嫌の破壊
out:

 2 変異原性の成長
理由
 《上機嫌の破壊》は相手の貴重な色マナ源でありそうな《シミックのロケット》を破壊するか迷い投入。実戦ではそこに打たなかったので、メインデッキのみで戦うのもアリだったかも。
 対戦後に相手の方にお聞きしたところ、割られると投了級にキツイということだったので、相手の構築をしっかり見極める必要がありそうだと感じました。

3R:エルドラージランプ⭕️⭕️
1戦目:
《エルドラージ・落とし子トークン》が大量に並べられチャンプブロック祭り。さらに《エムラクールの手》を出されるも、スカージの飛行クロックがギリギリ間に合い勝ち。
2戦目:
メモにも残らぬ(?)高速展開で勝ち。
サイドボード
in:

 2 凶暴な一振り
out:

 2 変異原性の成長
理由
 落とし子トークンを産むクリーチャーたちをどけるために格闘除去を追加。相手からの除去も飛んでこなさそうなので《変異原性の成長》をサイドアウトしました。

17時の部 (3-0)

1R:呪禁オーラ
1戦目:
「6/6 呪禁先制攻撃」を作られるも、《吠え群れの飢え》x2で8/8のブロッカーを作り、一方的に打ち取り勝ち。
2戦目:
コンバットトリックを構えるも、オーラを続々と引かれ負け。構えたターンではまだ耐えれたため、クリーチャーを展開しつくしてからコンバットトリックを構えるべきだったかも。
3戦目:相手が土地1しか引いておらず勝ち。
サイドボード
in:
 2 上機嫌の破壊
 2 幻触落とし
out:

 4 Finishing Move
理由
 悲しみの《Finishing Move》をサイドアウト、エンチャ対策を全投入。
 噛み合った方が勝つマッチアップだと思っていて、特に語ることはないです。

1R:ブラッドバーン⭕️❌⭕️
1戦目:
《吠え群れの飢え》を構えつつ、《大霊堂のスカージ》か《巣の侵略者》のどっちに《怨恨》を貼るか悩み、ハイリスクハイリターンの《大霊堂のスカージ》を選択するも裏目の《感電破》で大損。
 なお、《巣の侵略者》を《吠え群れの飢え》で強化して5/5が強くて勝ち。
 試合後、ツイッターでどのクリーチャーに《怨恨》を打つべきだったかアンケートさせていただいたところ、裏目のない《巣の侵略者》へ《怨恨》を貼る方が多く、自分の反省の中でもそれが一番良かったかなと振り返っていたので納得。

投票してくださった14名の皆さん。
ありがとうございました!

2戦目:とにかくクリーチャーを焼かれ、全滅して負け。
3戦目:殴り合いの速度で勝ち。
サイドボード
in:
 2 リバーボア
 2 凶暴な一振り
out:

 2 安寧砦の精鋭
 1 湿地帯のグロフ
 1 怨恨
理由
 1/1では《ヴォルダーレンの美食家》に止められるので《安寧砦の精鋭》をサイドアウト。《台所のインプ》(《僧院の速槍》も入っていたかも?)を嫌って除去を増やしたが、多めに引いて腐ったので過剰だったかも。

3R:親和⭕️❌⭕️
1戦目:
《吠え群れの飢え》で5/5を早々に展開して勝ち。
2戦目:
《クラーク族のシャーマン》を警戒して《拡大》を構えるも、出てこず《間に合わせの砲弾》が間に合い負け。
3戦目:ワンマリガンで《若き狼》しかクリーチャーがいなかったものの、《怨恨》x2のオールインプランで速攻仕掛け。《金属カエル》を《Finishing Move》でどけたところで、相手投了。
サイドボード
in:
 2 上機嫌の破壊
 2 幻触落とし
 3 拡大
out:

 1 湿地帯のグロフ
 2 大霊堂のスカージ
 2 変異原性の成長
 2 安寧砦の精鋭
理由
 12時の部と同じため割愛。

【まとめ】

 正月休み中に3回戦に合計5回参加して、13-2で勝率86.6%。
 負けた「親和」と「青黒テラー」の方達にはリベンジも果たせているので大満足の2023年スタートでした。
 構築に関しては、1/6(金)に持ち込んだ土地18枚のリストでは結構マリガンしたので、土地はやっぱり19枚がいいのかもしれないと思っています。
 今後も使用したリストやパウパー記事を書いていくつもりですので、よければTwitterのフォロー、いいねをお願いします。

 また、2023年1月13日(金)にPauperMTG様のYouTubeにて「緑単SS」を取り上げていただきました。誠にありがとうございます。
 本デッキの回し方・対戦の様子が気になる方はぜひご覧ください。


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