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マリリンマンソンは悪くない

マリリンマンソンは悪くない マリリンマンソンは悪くない 選んだのはわたし マリリンマンソンは悪くない マリリンマンソンは悪くない 私を理解しようとしないで マリリンマンソンは悪くない マリリンマンソンは悪くない はみ出てていても マリリンマンソンは悪くない マリリンマンソンは悪くない 安売りと思われても マリリンマンソンは悪くない マリリンマンソンは悪くない 伝えたい事が言えなくても マリリンマンソンは悪くない マリリンマンソンは悪くない い

    • スキ?(LOOPver.)

      わたしはあなたの事がスキなのかな あなたはわたしの事がスキなのかな あなたはもうわたしの事がスキじゃなくなってるけれども あなたは過去のわたしをスキだったから あなたは今もわたしをスキと言っているのかな あなたは過去のわたしを否定したくないから あなたはあなたの為にわたしの事をスキと言うのかな わたしは今のあなたはスキじゃないと言える わたしは過去のあなたもスキじゃないと言える だけど わたしはわたしの過去からみるあなたの未来がとてもスキ

      • かんぴょうまき1-2

        もう一つある奥の6畳部屋は昼間有希子の学びスペースになっていた。小学校に通いだす頃、愛娘の為を思って母美智子はたくさんの本や動物図鑑、天体図鑑等の教材を買い揃えてあった。図鑑は有希子にとっては1冊がブロック塀くらいに大きく重く感じ、ランドセルに収まらないほどの大きさで棚から取り出すのも嫌なので内容もあまり興味は無かったが、お気に入りの本は何冊かあった。「幸福の王子:オスカーワイルド作」もそのひとつだった。物語は、かつて裕福な王子が不幸にも若くして亡くなっしまい、後に建てられた

        • かんぴょうまき1-1

          カッチャン、カッチャン、カッチャン、、、 カッチャン、カッチャン、カッチャン、、、 昭和55年、有希子は大阪、八尾市南部の町工場や中小企業が多く立ち並ぶ工業地区の間に挟まれた昔からある集落の住居で生まれ、小学2年生まで育った。八尾空港のそばの4軒長屋の平家で、向かって左から2つ目の家に住んでいた。 周りから有希子はとても臆病で引っ込み思案な性格と思われており、自分から誰かに話しかけることが出来ずにいつも外では母親の美智子に「この子はうち弁慶でねー」と外では大人しくお利口

        マリリンマンソンは悪くない

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        • 文字
          3本
        • かんぴょうまき
          2本
        • 空間
          1本

        記事

          星さがし

          キミをおいて星をさがしにきているよ もう少しだけ待ってて欲しいんだ キミはボクから見えるちょっと先の方で 待ってて欲しいんだ そこにボクはボクにキミを迎えにいかせるつもりなんだ 小さいかもしれないけれどたくさんの星を注げる場所をあけて 待ってて欲しいんだ

          星さがし

          おいてけぼり

          間もなく発車する路面電車の中から母親が 哀しそうな笑みを浮かべ外にいるボクを見ている 歩くたびにキュッキュと音がするビニール製の草履を履いているボクは うまく走れない 走ろうとする度に草履が足から離れてしまい ハダシで感じる敷きたてのアスファルトの感触が気持ち悪い 気にせずそのまま走れば間に合うはずなんだ だけどもボクはアスファルトの感触に耐えきれず 脱げた草履をわざわざ取りにもどると 路面電車はボクを置いて先に行ってしまった

          おいてけぼり

          ちん電のある町で。

          ちん電のある町で。