私が古河市長になったら 文化の継承

 古河市を含め日本国中の自治体にはそれぞれ特有の文化として伝統芸能や民謡舞踊神事仏事があります。その地域で培われたもので他の地域にはないもの世界にたった一つの文化であります。この文化を継承してゆくのはその土地に住むものの義務ではないだろうか?そして行政はそのあと押しをすべきであると思います。しかしながら神事仏事は政教分離の名のもとに行政の保護を受けることができません。

 この伝統文化を伝えるのは当然、人です。その人がその芸能の奥義というか芸能を十分に身に着けるには時間がかかります。これにはいくつかのハードルがあり、それで断念せざるを得ないことも多々あります。それが人口が右肩上がりで若年層が多いならかまいませんが昨今はそうはいきません。少子化で継承する世代が減少しています。当然その対策が必要です。

 まずは学校教育のカリキュラムに含めていただきたいのは民謡舞踊です。小学校6年中学校3年そして高校が3年合わせて12年の時間があります。しかし季節は限られるので年中というわけにはいきません。なので毎年7月から舞踊の時間をとってこれで賄います。そのほか小学校高学年と中学校で民謡舞踊クラブを用意しこれで舞踊のリーダーを育てます。演奏については吹奏楽部の生徒から選抜し演奏できるようにします。また、軽音楽バンドをやっている高校生からも参加を募ります。こうして実演経験者を増やしておけば将来に各世代10人に1人が残れば郷土芸能の維持は問題なく続けられるものと思う。そしてこれら芸能を身に着けた者で希望すれば市役所の職員として優先採用、市役所の通常業務の傍ら郷土芸能のレベルを維持できるのではないかと思います。

 そして習い事については中学校高校でも続けた場合は学校のクラブ活動と同等の内申書評価を与えるのも必要です。いずれ言及するとは思いますが、これも先生の負担軽減にも繋がると思います。少子化だから子供一人ひとりになるべく多くの体験と多くの考え方を手にしてもらいたいものです。



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